祭りのことをよもよも書いていたら、すっかり季節は変わってしまって朝晩などはちびっと寒いがな。
さて先日敷島通りのABプラザの横で、派手な英字プリントのシャツの男に呼び止められた。少しイントネーションにクセがあるその男は「オニイサン、マルニドラゴンアルヨ」と小声で誘ってきた。
どうも疑わしいが好奇心のほうがそれに勝ってしまい、こちらも小声で「本物か?確かなものか?」とつい応答してしまった。
その売人らしきものは「コッチヘクレバワカル」とABプラザ裏の路地へ入っていくではないか。ますますヤバイ気がするが、引き返すこともできず携帯電話を開いた状態で私も後をついてゆく。
男は黒い鞄を取り出すとチャックを開き、中を見せてくれた。「ドウダ、ホンモノダロウ」「テニトッテ、ケンピンシテモイイゾ」とたたみかけるではないか。
信じられない!あの幻の商品がこのような形で残っていようとは。もう絶滅したものと思っていたが、どうやら純正の本当のモノだ。この手触りと重量感から本物と私には判る。しかもこれだけ数が揃っていようとは!これだけのモノをいったいどうやってこの男は集めたのだろうか?ここで躊躇しているともう次のチャンスは回ってこないと判断した私は思わず「全部でいくら?」と聞いた。
売人は「ヤスクシトクヨ、125エン、125エン」と破格の値段を提示するので、間髪迷わず「いくつある?全部もらおう」と説いただすと「オキャクサン、オメガタカイネ。20アルヨ」
「よし、2500円だな。全部もらおう」と周りに人目のないことを確認して、売人の胸ポケットに素早くお金をねじ込んで商品をもらおうとしたら「オキャクサン、アワテナイネ。モウヒトツサービススルヨ」と別モノを素早く同じ袋に滑り込ませる売人であった。
これで売買成立である。後は暗闇にまぎれて、素早く去るのみである。これ以上の長居は無用だ。
「オキャクサン、キョウハイイカイモノヲシタネ」と売人の言葉を背に人ごみに紛れ、明るい敷島通りを突っ切り駐車場へと急ぐ。
これは偶然か必然か、何らかのメッセージか。こうして私が手にしたものはこれだ!
万長ラーメン20袋である!こんなところにまだあったんだ。
今日の蛇足 「合法的入手だが、スリル抜群」

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