「ミラーマン」を観ました。
今回、改めて観て気がついた事を三つほど・・・
一つ目は
「ミラーマンのファイティングポーズ」
途中からは普通のファイティングポーズになるんですが、
序盤では顔の前でバッテンを作るポーズでした。(特に本多猪四郎 監督の1・2話は一貫していた。)
このファイティングポーズは、戦闘には不向きな構えだと思っていましたが、
このバッテンのポーズから実にスムーズに多彩な光線技の動作に入る事が出来るのだ!!
ミラーマンにとっては、正式なファイティングポーズだったのだろう。
二つ目は
「地球人の戦力」
「ウルトラマン」に代表される巨大ヒーロー物には
必ずと言っていいほど、特別な地球防衛組織が登場します。
そして、必ずと言っていいほど「ヒーローの引き立て役」です。
しかし、だからといって戦力が劣っているとは言えません。
特に、この「ミラーマン」では明確に描かれています。
「ミラーマン」に登場する防衛組織「S.G.M」は当初は独自の戦力は持たず、
敵「インベーダー」の調査・分析などが任務で、
地球防衛の頭脳として、警察や防衛隊に指示を出す組織でした。
この時期に主に活躍したのが「航空防衛隊」で、
これは明らかに「ヤラレ役」なのですが、
第1話では、警告を発している内に先制攻撃を食らったのではないかとか、
第14話では、乱気流の中、ミラーマンですら敵わない様な怪獣とよく戦ったとか、
今見ると、決して弱い訳では無い事が分かります。
また、月面基地は「SHADO」並みの戦力を有しており、
インベーダーも容易には地球に攻撃を加えられない模様。
そして、中盤からS.G.Mの戦力に「ジャンボ・フェニックス」が加わり、
これが強いのなんの、
インベーダーがミラーマンを人質に引き渡しを要求するほどの代物です。
その強さは最終回まで・・・どころか、その後も衰えません。
そして、航空防衛隊も最終回の前編と言える第50話で
怪獣エレキザウルスの背中のヒレだか翼だかを破壊!!
アレは、きっと強力な武器だったに違いない!!
三つ目は
「最終回」
今も尚、傑作と評される最終回ですが、
ここまでの流れを観てみると・・・
先ずは「パイロットフィルム」
これは今回初めて見ましたが、
この時点では敵は「インベーダー」ではなく「科学を悪用した犯罪者」の様です。
そして、本編の当初のインベーダーもテロリスト的な活動をしていて、
ミラーマンと怪獣の対決のシーンに違和感を感じるほどでした。
そして、中盤は巨大ヒーロー物の王道と言う感じの内容。
「エネルギー時限爆弾」を仕掛けられてからは本当に「ウルトラマン」と言った感じ。
そして、終盤に向けて初期のイメージに戻す必要が有ったのですが、
「夏の怪談シリーズ」を利用したのは見事です。
この流れ、
不気味な敵の出現→明るく活発な中盤→結末に不安を感じる終盤
と言うのは、現在主流となっている展開だ。
これが「ミラーマン」で完成されていたとは思わなかった。
それで、最終回ですが、
インベーダー最後の作戦は、母星「惑星X」を衝突させ地球を破壊し、
惑星Xを地球の軌道に乗せようと言う物。
これを阻止できるのは「反引力装置」のみ!!
この時点で戦いの決着はミラーマンにかかっていない。
元々この戦いは「人類とインベーダーの戦い」だったのだ。
人間「鏡京太郎」は苦悩しながらも果敢に戦いに身を投じたが、
超人「ミラーマン」は手助けをしてくれたに過ぎない。
反引力装置を破壊しようと接近する二大怪獣。
ジャンボ・フェニックスの攻撃で一度ダウンするが、死力を振り絞り再び進撃を再開する二大怪獣!!
そのうちに、宇宙より円盤群が飛来し、
怪獣に近づく事も出来なくなってしまう。
しかし、そこにミラーマンが登場し、二大怪獣を押し返す。
これによく似たシーンを見た事がある。
ジャンボ・フェニックスが登場して、
大勝利を収めたS.G.M隊員から「ミラーマン不要論」がこぼれた時がある。
この時も、原子力発電所に接近した怪獣を押し返していた。
これは、敢えて似たシーンを入れて、
ミラーマンを最後に讃えると同時に、
S.G.Mや航空防衛隊と同様、ミラーマンも大きな目的のための一兵卒である事を表しています。
そして、ラストシーン。
朝子に別れを告げ、二次元へ帰る京太郎。
その際に、朝子の額にキスをするのですが、当時としては衝撃的でした。

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