2011/9/8

女性医療ネットワーク八戸ツアーその2(対馬ルリ子)  

昨日、女性医療ネットワークのスクール「女性の健康学校 ジョイラボ」の発表会をしました。

NPO法人女性医療ネットワークは、2003年に女性医療をやっている医師たちの勉強会として始まりましたが、2006年にNPO法人となって、現在では医師、医療関係者ばかりでなく、一般のかたにも参加してもらって女性の健康に関する勉強会やセミナー、交流や視察・研修などさまざまな活動を行っています。

 今年は特に震災があって、たくさんの個人や企業から義援金や支援物資を集め、かなり早い時期から(3月15日から!)医療とヘルスケアと女性の生活や尊厳を守るために動いてきたことはすでにお知らせしたとおりです。その流れで?毎年行っている八戸ツアーも、2日目は盛岡つなぎ温泉に泊まり、岩手県の女性支援につなげてくださった方々と交流会を持ちました。

岩手、盛岡のキーパーソンになってくださった方は、まず東海林智恵さん(弁護士さん)です。彼女は、うちのクリニック(ジュノ銀座産院)のリンパマッサージのカリスマ、小林彩起子さんのところに通っていたところから紹介され、今では一緒にお食事したり、コンサートを聞きにいったり、娘が盛岡に研修に行った時にお世話になったりの間柄です。震災後も、沿岸地方のクライアントさんを心配されて釜石などをまわり「先生ほんとうにひどいです!」というメールを送ってくれました。彼女に紹介されて私たちの支援物資の受け入れ先を捜してくださったのは、平野ユキ子先生(もと議員さん)です。そして、500名以上の避難者を受け入れていた盛岡郊外の温泉街で、手わけして物資を配ってくださったのは、つなぎ温泉「四季亭」のおかみさん、林晶子さんとその仲間「ピーチクパーチク」さんたちです。

やはり、ブラやショーツ、シャンプーやリンス、ポーチ、化粧品サンプル、生理用ナプキンなど、わたしたちが送った女性の身の回り品は、とてもよかったと言われました。それに、すべて新品で仕分けがされ、中身も配りやすいトラベルサイズなどだったのが、よかったそうです。段ボールのすべての面に「女性用下着」とか「生理用ナプキン」など大書きして紙で貼っておいたのもわかりやすく便利だったとか。

平野さんに「その後は支援物資の申し出には、“このようにお願いします”と頼む見本になりました。さすが、支援慣れしてますね!」とほめられました??送られた側の利便を考えただけだったのですが・・面倒でもやってよかったです。ジュノのスタジオで、かなりの人数で何日も作業したかいがありました。

でも、受けるほうはまた、着いた荷物を仕分けして車にのせ、避難所に運び、配るのもすべて人の手。大変だったようです。平野さんは、「きょうもわたし車に積んでいくのよ」と、最後に送った子どものおもちゃの箱を抱えていました。こんなに何十人もの人の手を経ないと、物資は必要としている人には渡らない。でもやっぱりそれが必要なんだ、と実感しました。だってまだ岩手県医師会館や県の施設には、仕分けされていない物資が山積みのままだそうです。

 さて、当日も有森裕子さんとランニングイベントをやってきたばかりという平野さんに、「今後はどのような支援が必要とされていますか?」と聞きました。彼女は、「まず雇用。これからの生活と生活費を確保していくには、仕事を得るしかありません。」と答えました。そして「でも、がれきを眺めるだけのウツウツとした日常から、ちょっと離れて楽しむ、お楽しみイベントも欲しいです。」と答えてくれました。避難所にタレントが慰問する時期も終わり、仮設に移って地域との交流も少なくなると、ウツや不安・不眠、家庭内暴力、飲酒や喫煙への依存が加速しそうですが、ちょっとした楽しみが外にあるだけで、気分や意識がずいぶん変わるそうです。どうりで八戸でも、わたしたちが出演した「美と健康、ちょっとしたお楽しみ」企画=銀座美人塾 インHACCHIに、あふれるほど人が来てくださいました。これからのわたしたちの支援活動に、ヒントをもらった気がします。

 そして斎藤恵子先生。岩手県女医会の会長であり、女性医療ネットワークの理事でもあり、わたしの弘前大学の先輩でもあるやさしく大らかな内科医です。心療内科、思春期の相談、女性刑務所服役者の健康支援、震災後の医療支援など八面六臂のご活躍とともに、のんびりにっこりした雰囲気には、すべての人を安心させる力があります。盛岡市の中心部に女性医療センターを立ち上げる計画も進行中です。今回のツアーに同行してくださった日本女医会会長津田喬子先生、東海林先生とともに、「今後も岩手県の女性を応援する企画を考えましょう。」と話し合いました。

 わたしを育んでくれた東北、また行きますね。わたしにできるなにかを、女性が未来に自信と夢を持てる何かを、いっしょにやっていきましょう。八戸、岩手、東北のみなさん、銀座のクリニックにもぜひ一度来てください。いろいろ情報交換しましょう。わたしはいつもあなたを応援しています。

写真上から
斉藤恵子先生と本人
東海林先生と平野先生
林さんとピーチクパーチクのみなさん

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