「これは…」天本の喉から、掠れた声が漏れる。手渡された紙片に淡い水墨で描かれていたもの―それは「十牛図」の第二図だった。真の理を求める人の姿を寓した、十枚の絵のうちの、第二。しかし天本にとっては、その図は違った。見れば厭でも、忌まわしい記憶が甦る。思い起こされてくる男の顔がある…。(Amazonレビューより)
父トマスの再登場で、本編が進行した今回。
今まで謎だったトマスの正体や、目論見が概ね明らかになりました。
しかし、今までのイメージでは、天本でさえも恐れるほどの「不思議な力を持つ強くて頭のいい男」だったのですが、なんだか今回、変なおじさんになってしまっていました。ほとんど怪獣。。。
なんというか悪のボスに立ち向かう、船隊ヒーローを思い描いてしまいました。天本側の主要メンバーは5人だし。
それでも、トマスが絡むと危険度が増す分、話としては面白くなります。
これからは、敏生の成長がキーポイントでしょうか。
そして司野は今回も、本作の「妖魔なオレ様と下僕な僕」の時より、クール度が増してかっこいいですね。
大物ぶりといい、惚れ惚れします。
トマスとの対決は、少しずつの進展になりそうですが、天本と敏生の関係は、「可及的速やかに」進展するそうなので、次巻がとても楽しみです。

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