「たらいまわし企画・第24回「五感で感じる文学」」
ブログ企画(たら企画・バトン)

第24回のたらいまわし企画の主催者は
Ciel Bleuの四季さんです。
いつもたくさんの本を読まれていて、私もネットを始めた当初から読書の指針にさせて頂いている四季さん。
前回、主催をされた時は参加し損ねてしまったので、今回は、はりきって参加させて頂きます。
お題は「五感で感じる文学」。
読む本の傾向に移り変わりはあっても、好きだと思う本には共通点があるんですよね。それは情景が鮮やかに浮かび上がってきたり、臨場感を感じられる作品だということ。その物語が展開する場所や、登場する人々、そして登場する物がリアルに感じられる作品が好きです。たとえば、石造りの建物の壁のひんやりとした手触りや、ねっとりとまとわりつくような真夏の夜の空気。人々の喧騒や熱気。どこかから漂ってくる匂い、流れてくる音、広がる色彩。そういった何かが肌に感じられるような作品。逆に言えば、いくらストーリーとしては面白くても、そういった情景が浮かんでこない作品はあまり印象に残りません。その時は面白く読んでいても、すぐに忘れてしまいます。
ということで、今回教えて頂きたいのは、そんな風に色や匂い、手触り、音、味わいなどを感じることができる作品。五感で感じられる文学です。逆に、そういう五感を個性的に描いた作品があれば、それもぜひぜひ。
確かに四季さんは、いろいろな本を読まれながらも、読書傾向が固まりつつあるなあ、と感じていました。
そうですよね。私も情景が鮮やかに浮かぶ本が好きです。
今回も素敵なお題でみなさんのあげられる本が楽しみです♪
シャングリ・ラ 池上永一
最近読んだ本ですが、すごく情景がリアルに浮かんだ作品です。
といっても、頭の中ではアニメ化されていましたけれど。(笑)
アクロバティックなアクションを繰り広げる主人公は、少年院を出たばかりの少女。
他にも、強くてかっこいい女性(?)キャラたちが魅力の作品。
近未来ファンタジーなんですけど、リアルで漫画チックな楽しい作品です。
感想

それから有名な高村光太郎の詩集「智恵子抄」。
小学生の頃、純文学では唯一(!)大好きだった作品。
その中の「レモン哀歌」の1節より。
そんなにも あなたはレモンを待ってゐた
悲しく 白く 明るい 死の床で
私の手から取った一つのレモンを
あなたの綺麗な歯ががりりとかんだ
トパアズ色の香気がたち
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱっとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ目がかすかに笑ふ
私の手を握るあなたの力の健康さよ
レモンの瑞々しい表現と妻に対する愛情の深さが印象的でした。

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