さて、ビリー・ジョエル。
もう、本当に好きでした。
いや、今も物凄く好きで、よく聴きます。
ただ、私が好きなのは『ピアノ・マン』から『グラス・ハウス』までです
(厳密に言えばライブ盤『ソングス・イン・ジ・アティック』まで)。
確か、『グラス・ハウス』は「ロックではなくポップス」との批判に対抗して、
作られたアルバムだったと記憶しています。
確かに意欲的で良いアルバムですが、やはりどこか「軽い」く感じます(苦笑)。
このあたり、マッカートニー師に通じるような気がしてなりません。
次の『ナイロン・カーテン』もまた意欲は良かったのですが、やはり重過ぎました。
その反動か、次作『イノセント・マン』もこれまた悪くはないのですが、
逆にあまりにも軽過ぎたように感じます。
この当たりから、ビリー・ジョエルの新作は聴かなくなりました。
但し、前述のように『グラス・ハウス』以前の作品は、今もよく聴きます。
実は私の人生初のライブ体験は、
1981年4月に大阪府立体育館で行われた、ビリー・ジョエルでした。
当時、私は中学2年生でした。
その日は、学校にいる時から、もうソワソワしていました。
因みにこの時は『グラス・ハウス』がリリースされた後のツアー。
正に、飛ぶ取り落とす勢いの、ビリー・ジョエルのライブです。
ライブ自体初めてということもありましたが、素晴らしいライブでした。
後年、例えばストーンズやマッカートニー師、
そしてザ・フーの凄いライブを経験しました。
それらは素晴らしく、特にザ・フーは圧倒的でした。
しかし、これら「猛者」たちとは少し違う、ビリー・ジョエルの81年のライブ。
私の中では永遠のNO1ライブです。
ライブが終わった後、大勢の人が泣いていたのは、
この時のビリー・ジョエル以外には目にしていません
(但し、ザ・フーの「ロック・オデッセイ」時は、私自身が泣きましたが・笑)。
とまぁ、洋楽を聴き始めた頃に、本当に好きだったビリー・ジョエルです。
聴く時期は限られてはいますが、今も大好きです。
一番好きなアルバムは、私の場合『ストレンジャー』です。
この作品は『ニューヨーク52番街』と人気を分け合います。
当たり前ですが『ニューヨーク52番街』も、名盤です。
ただ、個人的には『ストレンジャー』の方が、実は「圧倒的に」好きです。
但し昨年、地元のジャズフェスティバルで、生の一流のジャズを聴いてから、
私はジャズにも興味があります。
『ニューヨーク52番街』は、ジャズ・テイストがぷんぷん臭います。
そう言う意味で、このところは『ニューヨーク52番街』も、相当聴きます。
その『ストレンジャー』ですが、
「ムーヴイン・アウト」「ストレンジャー」「素顔のままで」の3曲の並びが、
多くの場合人気だと思います。
しかし私が好きのなのは、A面のラスト2曲である、
続く「イタリアン・レストランで」「ウィーン」の流れ。
「イタリアン・レストランで」の「静→動→静」から
「オーストリア」(笑)の「実にしっとり」とした展開。
この連続する2曲が、堪らなく好きです。
特に「イタリアン・レストランで」は、
1981年のライブ時にアンコールで演奏されました。
イントロが鳴ったとき「アンコールで、地味な曲やるなぁ」と思いましたが、
この曲が本当に凄かったです。
激しい展開の曲が静かに終わっていく時の、
会場を包む割れんばかりの大拍手は、今以て忘れる事ができません。
アルバムで言えば、それらに先立つ
『ピアノ・マン』『ストリートライフ・セレナーデ』『ニューヨーク物語』も、
傑作ではないですが良いと思います。
では、私が一番好きな曲ビリー・ジョエルの曲と言えば・・・。
アマノジャクな私が「オネスティ」「素顔のままで」・・・と言った曲を、
挙げる筈ありません(笑・勿論これらは名曲だとは思います)。
これはもう、誰が何と言おうと「ニューヨークの想い」しかないわけです。
圧倒的な名曲です。
確かに、ビリー・ジョエルの器用な曲作りの才能から見れば、
あまりにも正攻法かつ、保守的な曲かもしれません。
しかし、そんな「小手先」ではない、想いの丈を詰め込んだ素晴らしい作品。
誰が何と言おうと、名曲です。
他に、地味ですが「キャプテン・ジャック」なんかは好きですし
「マイ・ライフ」は、最近は行かないですが、カラオケで歌います(笑)。
今日は、youtubeから、引っ張ります。
まずは、傑作中の傑作「ニューヨークの想い」です。
調べれば、『ストレンジャー』のエディション盤に付いている、
DVDの映像のようです。
長い曲ですが、これこそがビリージョエルの最高傑作と言う事が、
判っていただけると思います。
彼が時折披露し、当然「あの曲」っぽい「この曲」ですから(笑)、
レイ・チャールズを髣髴とさせるボーカルとサングラスも渋いです。
確かに、彼が一番カッコ良かった頃の映像です。
それでも、無茶苦茶カッコ良過ぎるのではないでしょうか(笑)。
Billy Joel - New York State Of Mind
次は、「イタリアン・レストランで」。
上の「ニューヨークの想い」で、素晴らしいサキソフォンを披露する
リッチー・カナータが、1981年の日本公演でも吹いてました。
この人のサキソフォンが、この曲や「アンティル・ザ・ナイト」で凄かったのですよ。
このクリップでのサックスは、違う人のようです。
確かにリッチー・カナータは、あれからすぐにバンドを抜けたとのニュースがあり、
残念に思った記憶があります。
ただ、このクリップは、1981年に比較的近い時期のものです。
Billy Joel - Scenes From An Italian Restaurant
昔から思っていましたが、このバックバンドは本当に上手いです。
当時は「最高のバックバンド」と称された、
ブルース・スプリングスティーンのEストリートバンドも、凄腕でした。
あの頃は、メインのアーティストは勿論、
バックバンドも聴きたくなるような音があったのですね。
日本でも、ジュリーのバックバンド(井上堯之バンド)や
アン・ルイスさんのバックバンドは、上手かったですよねぇ。
勿論、今でも上手いバックバンドは沢山いますが・・・。
また、ベースについては、いつか書くつもりです。
ただ、全てでは無いかもしれないのですが、ビデオ・クリップを何曲か調べると、
ベースのダグ・ステグメイヤーが持っているのは、テレキャスター・ベースでした。
当然手が加えられていて、原音のみでは無いでしょうけれど、
テレキャスター・ベースって、こんな音なんですね〜。
これからも、想い入れたっぷりの昔のビリー・ジョエルを、聴き続けます。

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