「名ばかりのホーム。」
2007.06.10(SUN)
2007 J-LEAGUE DIVISION-1 14th LEG
vs FC TOKYO
1-3 LOSE
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
気持ちの見せられない選手、ネガティブな野次や罵声ばかりのゴール裏。この日は名ばかりの選手、名ばかりのサポーター、まさに名ばかりのホームであった。
ジェジンを怪我で欠き、矢島をスタメンに抜擢して試合に臨む。試合は前半からFC東京ペース。中盤から厳しいプレスをかけてくる相手に対して清水は球離れが遅く、攻め手がない状況になる。22分にはFC東京は右サイドのスローインからFC東京DF徳永のクロスにFC東京FW鈴木がヘッドで合わせゴールが決まるがオフサイドの判定に救われた。しかし、26分には中盤でフェルナンジーニョがボールを奪われ、イチが上がった右サイドの裏へ出されたパスを受けたFC東京FW鈴木がこちらのチェックが来る前にPKエリア外から思い切ってシュート、これが決まってしまい先制を許す。
その後もFC東京は中盤のプレスと広い展開で有利に進める。清水はボールを奪ってもなかなか早い攻撃に移れず、嫌な流れのまま前半を終えると思われた。しかし、43分に和道の縦パスを受けたエダが兵働に戻し、兵働がそのまま左サイドを上がって相手のチェックが来る前にミドルシュート、これがゴールマウスに突き刺さり同点に追いつく。嫌な流れをたった1本のシュートで振り出しに戻した兵働の見事なゴールで前半を終えた。
そして迎えた後半、開始早々の46分に中盤でアオが相手のチェックにあってボールを奪われ素早く右サイドの裏へパスを出され、そこに走り込んだFC東京FW鈴木が角度のないところからシュート、これが決まって後半開始早々から1点のビハインドを背負う。
なかなか打開できない清水は62分には矢島と淳吾を下げて西澤と岡崎を投入する。しかし今日はFC東京の中盤の厳しいプレスに全く何も出来ない。72分には中盤であっさりパスカットされて右サイドから崩され、辛うじてクリアしたボールを奪われて今度は途中出場のFC東京MF馬場のミドルシュートが決まって3点目。清水も直後の75分には児玉を下げて純平を投入するものの最後まで流れは変わらず試合終了。
とにかく清水がやりたい事を全て相手にやられてしまった。中盤から厳しいチェックで相手の攻撃の芽を摘み、ミスを逃さずスペースを活かして素早く攻める。相手の理想的な攻撃と思い切りのいいシュートが全て。こちらにしても3失点ともやはり中盤での相手への寄せが甘すぎた。逆に清水の攻撃は足元に繋ぐばかり、時にはミドルシュートを打つ事も重要なのは相手の選手も兵働も身をもって示したはず。
一番気になったのは気持ちがほとんど見えない点。同点ゴールを決めた兵働が直後にいつになく激しく感情を出していたが、あれだけの気持ちを他の選手は持っていたのだろうか。ミスをしても淡々、試合後の様子も淡々、少なくともゴール裏からは気持ちが見えなかった。負けている状態なら泥臭くボールを追うシーンぐらいあってもいいのにそれもほとんどなかった。この日は名ばかりのホームであった。
そしてそれはサポーターにも言える。試合後に盛大なブーイングを選手に浴びせていた。こんな試合でも拍手して甘やかす人よりははるかにマシだろうが、そのブーイングは自分たち自身にも浴びせるべきだ。試合中からちょっとしたミスにいちいち反応してため息、罵声、野次ばかり。90分間選手とともに闘うというサポーターとして当たり前に行動が出来ないのに文句だけは一丁前ならそんなものはもはやサポーターとは呼べない。
また、ゴール裏で「応援するだけがサポーターじゃない」と一生懸命にサポートしていた人間に聞こえよがしに言っていた人間がいたそうだ。本気で言ってるのか?頼むからゴール裏から消えてくれ。団体とか個人とかくだらない争いばかりが好きな連中がまだまだ多いようだけど、試合の時ぐらいつまらない事を抜きにサポートしてみようよ。ダービーで出来てそれが他の試合では出来無いなんて情けない。
試合前や試合中にも必死に鼓舞して何とか立て直そうとしていたコールリーダーの姿勢をみんな見習え。いつからかサポーターが勘違いを起こしている。このままだと本当にたった1年で悪夢のようなシーズンに戻ってしまう。そうしない為に選手もサポーターももう一度気持ちを入れ替えて欲しい。
聖地日本平を本物のホームにする為に・・・。
