斉田の休憩所にて所用を済ませ、ちょっと一息つきながらカロリーメイトを口にしていると、ランドナーを停めていた男性が話しかけてきた。 やや、これは古い自転車にやたらと詳しく、講釈ばかりが先行する ・ ・ ・ ・
今日の漕ぎ出しは11時になってから。 季節に珍しくほとんど風がない。 先日サドル高を変えて5mm上げ、クリート位置も調整した。 すぐそこまでの試走では問題がなかった。 で、その状態で本気で走り出す。
数百メートル漕いでみると、5mm高いサドルは変化甚大で、重心が上がったのは当然としても、なんだか上体が安定しない。 気の所為かと注意深く観察すれば、やはりバランスが変わっている。 そこで即座に引き返し、シート・ポスト・クランプを緩めて3mm下げた。 なぜもとの高さにしないか、って、そりゃ少しでも高くして見栄を張りたいわけよ。

たった3mmの変更でも違いは顕著で、すぐにかつての感覚に近くなった。
さ〜て行くぞ〜〜。
止まっているとほとんど感じない風は、走り出すと若干の西風。 じゃ、今日は高崎・前橋方面へ出撃。 元気なうちに風上に向かい、帰りは追い風に乗って楽したい〜。
(前方でややそれた風も、走行によって横風に変わります)

途中の築堤上に咲く気の早い菜の花。 厳冬なので、気が変になったのか?
弱い季節風に向き合いながら斉田の休憩所まで足を回す。
空気がかなり冷たい。 寒いというよりも冷たい、冷え冷えする。
所用を済ませ、ちょっと一息つきながらカロリーメイトを口にしていると、ランドナーを停めていた男性が話しかけてきた。 やや、これは古い自転車にやたらと詳しく、講釈ばかりが先行する ・ ・ ・ ・ と思しき御仁。 じわりじわりと話を進めてくる。
警戒心を持ちながら話をすると、思っていた通り、ではなくて、風貌に反して用心深く趣味話に誘い込もうとしていた一人の人のいい中年でしかなかった。

とはいえ、通り一遍以上、知識はふんだんで、チョコチョコとその筋の言葉が出てくる。 しかし変な識者振りがなくて好感が持てた。 こちらの自転車について一通りの話が済むと、今度は先方のランドナーについてうかがう番となった。
最近に手に入れた車両で、コニサーから76年モデルのようでオリジナリティーが非常に高いと評されたそうだ。 ただ掃除をしただけの状態で、各部が充分に輝いている。 タイヤがブラック・サイドなのが残念で、できればアメクロが良い、などと論ずるあたり、やはり少し 気の変わった方向 にある人のようだ。 ステンレス・リムにセンター・プルのブレーキはまったく効かないそうだ。 でも意に介してないらしい。 目を凝らしてみると、リアのギヤはロー側2枚がコマとびのコグになっていた。 またワイヤ・リードの取り回しもBB上経由だから、やはりその76年というのは妥当なんだろう。 このロードマンのほか、アルミやカーボンの自転車もあるが、そしてユーラシアもあるのだそうだが、総数では18台になってしまったと、特段自慢話でなく聞こえたのは、好き人なるが故の性かもしれない。 全然自慢の様子がなかった。
組むのが好きなんで増えちゃうんだ、と。
寒中、話が終わらなそうなので、ころあいを見計らって中座した。 そして休憩所から上流へ漕ぎ出す。 なんだか風が収まってきたかな?
しばらく進むと、対岸の高い煙突の排煙の向きが違う。 ??
前橋市の群馬大橋につくと、明らかに東風になっていた。 しまった、帰りも向かい風だ ・ ・ ・ ・ 。
帰着近くになると、腰椎周辺に疲労を感じる。 今までこんなことなかった。
その後に事態が悪化することなく帰れたが、用心のため、帰宅後にもう一度サドル高を下げた。 そしてクリート位置も戻した。 何てことない、元のとおり。 見栄は張れなかったぞい。

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