句会実験7.選句リスト(ここから「日本語での説明部分」を列記
1)
暗い海面の赤い月 不気味
2)
枯葉よ、君は命絶えたのではない。キャベツの霜げた葉が、まるで
根っこが凍てつかないように、守っているように思えたのです。
3)
太極拳の人みな無言 ムクドリ飛ぶ
4)
元日や 新年の誓いを立てないぞという誓い
5)
遠回り/水仙のつぼみを探して
6)
時折の日差しが 木立の紅葉を 際立たせる
7)
我が家の庭にも、毎日一羽のジョウビタキが遊びにきます。
姿も動きも可愛い小鳥です。
8)
空に消える煙のごとき思いかな
9)
無月の夜 携帯のスクリーンに輝く彼女の顔
10)
次々と続く銀色のうねり/春のような光
11)
夕立やドラムの如き傘の上
12)
ぬれた雪 枝の上に重みがかかり 音を立てて落ちる
13)
菜の花や胸に抱き上げ新生児
14)
ゆっくりと 私はいつも ゆるやかに
15)
冬の月彼女の肩に注ぎけり
16)
自然のはからい 流れをかすめてレンジャク(連雀)が戻ってきた
17)
冬銀河 見上げてをり しあわせです
18)
いそぐほど 遠くの夢に出遅れて
19)
白壁に 縦横無尽に走り回る 蔦紅葉
20)
ベルブイ(打鐘浮標)の音 雷鳴と稲妻の中
21)
おろし立ての歯ブラシも 元日は家族団らん
22)
今たそがれに 薄化粧する なまめかしい箱根山
23)
ほとばしる ライムの果汁 暦の上では春
24)
ナゲキ鳩 郡庁舎の大砲の上 小雪が続く
25)
冷たい冬の雨の中に咲く梅の花 春のかけらを見つけました
26)
ラフマニノフを聞きながら「逢びき」のシーンを想い出す
ざわめく夕刻
27)
朝霞 散歩の道に 実の落ちる
28)
降雪に 草の葉が低く頭を下げる
29)
春風や川音かすか富士遥か
30)
冬の午後 姿を消していく 雪だるま
31)
廃墟の中 薄日のなかに眠る犬たち ポンペイの栄光など知らぬげに
32)
若い蛙たちが跳び跳ねる さざなみの池
33)
夕暮れ 一日のドラマへのカーテンコール
34)
湯河原の梅見の会や海たいら
35)
秋の日に感じるそよ風の香り
36)
椿のつぼみが どんよりした空の下 ほのかに紅(くれない)色
888888888888888888 ryo 88888888888888888