仔羊の巣 坂木司
あらすじ
季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一のあいだにも、
ゆっくりと変化の兆しは訪れていた。
ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、
それが僕を不安にさせる。
鳥井がひどい風邪をこじらせたある日、
僕は同僚の吉成哲夫から、
同期の女性の様子がおかしいと相談される。
病気の鳥井に代わって、
馴れない探偵役をつとめることとなった僕は……。
木工教室を開くようになった木村栄三郎さんのもとで出会った
男性と地下鉄の駅構内で見掛けた少年が抱える悩み、
そして僕自身に降りかかる悪意の連続、
それらの謎を鳥井はどう解いていくのか。
坂木と鳥井、2人に加わる新たな仲間と風。
ひきこもり探偵シリーズ第2弾。
著者あとがき=坂木司/解説=有栖川有栖
ひきこもり探偵シリーズ第2弾。
今回は「僕」坂木の会社の人間関係が軸。
前作「青空の卵」ではあまり触れていない部分です。
坂木は一応(失礼)社会人だから
会社での人間関係が気になっておりました。
坂木がプライベートな人間関係を大事にしているというよりも
会社と言う場所は
いろんな利害関係があったり、
ちょっとしたことで関係がまずくなったりしますよね。
小中学生だったら「学校」が全ての世界だったから
学校での人間関係がまずくなると、
「生きてる世界からはみ出してしまう!」くらいの感覚だけど
大人になると、会社の人間関係だけが全てではなく
例えば
学生の頃の友達だったり、
習い事で仲良くなる人たちだったり、
他にもたくさん人間関係を築いているものです。
だからあえて深く付き合ってなかったのかなーと
勝手に想像しておりました。
坂木の場合は「鳥井」を大切にするあまり、
会社での人付き合いがおろそかになってたようですね〜。
鳥井だけでなく、
坂木にも良い関係が広がっていきうれしく思いました。
ところで私、
「会社だけが私の世界じゃない」って思っているから、
合わない人と無理に食事に行かないし
友達づきあいもしようと思っていないんです。
これは私が飄々としているわけではなく、
基本的にあまり人のことは疑わないんですね、私。
でもいろんな職場でちょっとずつ嫌なことを経験してるから
自分を守るための手段(としての言い訳)なのかもしれません。
社外の人ともたくさんふれあう機会が多い今の職場。
この本を読んで、
もうちょっと素直な自分に戻って
に人との関係を築いていきたいな、と感じました☆

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