2017/12/13

塔矢アキラ誕生祭  

塔矢アキラ誕生祭16、或いはサイトからお越しの皆様、ようこそ〜\(^o^)/
14日のうちにはお祝い小説をアップしようと思いますので、もうしばらくお待ちくださいませ!
今年も皆様とご一緒にお祝い出来ること、嬉しく思いますv



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2017/9/20

ハピバ♪ヒカル〜  

進藤ヒカル誕生祭13、開催おめでとうございます!
以下は、投稿先品になります。
今年も皆さんと一緒にお祝い出来て、とてもとても嬉しいです。











その日、進藤ヒカルは鼻息荒く、部屋に入って来た。見るからに、興奮していた。
元々、若い時からやんちゃで通っていたし、20代になっても年齢不詳の異端児的な見出しを付けられることが多い男だが、それも最近では、人から求められている役割―――いくつになっても棋士らしからぬトップ棋士―――を演じているかのように見えていた。
本当の進藤ヒカルは、もうすっかり大人だった。見た目とは裏腹に、心はとっくに大人になっていた。
彼と打つからこそ、僕にはそれがわかる。盤面を挟んで二人きり。ただ、二人だけの世界に降りてゆく。深く、深く。
だから僕には進藤ヒカルが表面にどんな鎧を被っていても、彼の本質をわかっていると思っていた。
それなのに―――今日の彼はいつもと違っていた。
荒れているというよりも、心の底から何かに対して好戦的な感情を溢れさせているようだった。

「どうした?君がそんな顔をするなんて・・・」

思わず、無視できずに聞いてしまった。こんな進藤ヒカルを見たのは、いつ以来だろう?

「あ、なに?わかる?わかっちゃう?ふふふ、ふ・・・」
「なんだ、今度は不気味な顔で、その笑い・・・変だぞ、君」
「変じゃねーよ!だって俺、今、めっちゃ憎たらしいヤツをこてんぱんにして来たから!」
「え?どこかで打って来たのか?」
「うん、スヨンのおじさんの碁会所に寄って来た。お前との約束まで、時間があったからさ」

スヨンとは韓国の棋士・洪スヨン君のことで、彼のおじさんが経営する碁会所は、十代の頃から進藤の隠れ家的な場所だった。

「それで、どうしてそんな・・・」
「それがそこにいたオッサンがさ、おかっぱがどうのこうのって言ってるから、絶対にお前のことバカにしてるんだと思って。スヨンのおじさんに聞いたら、やっぱアンチ塔矢らしくてさ〜」
「はあぁ・・・それは韓国の人から見たら、僕はライバルだしねぇ・・・」
「だからそのオッサンに勝負申し込んで、コテンパンにしてやったの!」
「ちょ・・・おい、待て。プロの君が?置き碁だろうけど、何子置かせたんだ?」
「いや、置かせただけでなくて、目隠し碁」
「えっ・・・ええ?目隠し碁って・・・そんな無茶な!?」

相手の棋力はわからないが、いくら進藤がタイトルホルダーとはいえ、置き碁の上に目隠し碁だなんて、有り得ない。
その「有り得ない」ことを実行するくらい・・・つまり、進藤は怒っていたということか?

「お前の碁に対していろいろ言うのはいいさ、棋士として碁を批判されるのは当たり前のことだし、好き嫌いなんて誰だってあるじゃん。―――でも」

そこで彼は、呆れてぽかんとしている僕を指さして言ったのだ。

「おかっぱとか見た目のことを引っ張り出してバカにするのは、どうにも癪に障るんだよな。碁に関係ねーじゃん、おかっぱで塔矢がてめえに迷惑かけたのかよって」

だから思いっきり叩きのめしてやった、と。僕に向けていた指、今度はパチン!と鳴らして、ポーズを決める。

「なにをカッコつけてるんだか・・・全く・・・相手もさぞ、気分を害したろう。いいのか、洪君のおじさんに迷惑をかけていないか」
「それは平気。実はそのオッサン、普段から嫌われ者らしいから、俺が勝ってもむしろ碁会所中が盛り上がったくらいでさ〜」
「なるほど」
「いいじゃん、べっつに。俺がそうしたかったの。久しぶりに燃えた〜」
「今、思い出したけど」
「ん?」
「君さ、もう31歳だよね?今日から31歳。これから、そのお祝いを言おうと思っていたところだったんだけど、まるで小学生みたいなことするね?本当に31歳か?」

そう・・・今日は進藤ヒカルの31歳の誕生日だ。

僕が意地悪な言い方になったのは、こっちの方にも照れというものがあったからだ。こんなにストレートに自分を擁護されては、こそばゆくて仕方がない。
ところが進藤は反撃するどころかビックリまなこになって、みるみるうちに頬を染めた。
さっきまでのやんちゃ坊主のしてやったり顔とは、まるで正反対。こっちの方が戸惑ってしまう。

「いっ、いいじゃんかっ・・・どうせ俺はいくつになっても、お子様だよ!だって31歳でも頭に来る時は、頭に来るんだよ!・・・お前のことなんだからっ・・・」

それだけ言い放つと、進藤は碁盤の前にドッカと座り込み、荒っぽく碁笥を掴んだ。
僕はおめでとうを言うタイミングを見事に外して、どうしようかと内心ひどく慌てたけれど、目の前の盤と碁笥を見たら・・・自然に言葉が出た。

「その対局、並べられるか?面白そうだ」
「・・・あ、ああ、うん、大体は・・・」
「僕も―――」

対局の準備を整えながら、静かに言った。

「―――何歳になっても、君の名誉のために戦おうとする、そんな『ガキ』でありたいよ。31歳だろうが・・・40歳、50歳になろうが、ね」

だからありがとう・・・と。言い終えないうちに、温かい手が僕の頬に伸びて来た。
僕はその手を取って、握り締める。

「何だか、僕の方が先にプレゼントをもらった気分で申し訳ないが・・・誕生日、おめでとう」
「うん、サンキュ・・・」
「今年もお祝い出来て嬉しいよ。一番最初におめでとうと言うべきだったのに・・・悪かった」
「や、それは俺も悪い。こんな風に、抑えないで爆発するのが許されていたっつーのも、久しぶりだったからか、つい・・・」
「おめでとう。そんな31歳が大好きだよ」

どちらからともなく指を絡ませ合い、やがてそれはゆっくりと解けていった。
次の瞬間には、もう、僕らの手は棋士のそれとなり、指先は慣れた形で碁石を掴む。その動作は呼吸をするのと同じくらい、自然に、無意識に、繰り返されていくのだ。
そして。
今は碁石を挟むその指が、数時間後には互いの肌の上を特別な熱をもって流離うこともまた、僕らにはよくわかっていた。

誰よりも愛しいこの人にとって、最高に幸せな誕生日の夜にしたいと、僕は心から思うのだった―――














主催様、お忙しい中にも開催してくださり、本当にありがとうございます。心からの感謝を!

お祭り会場へは、ここからお戻りください。
http://takumi.o.oo7.jp/ring/hikarufesta.html


サイトブログには、ここからどうぞ。
http://orange.ap.teacup.com/applet/yukarin/archive?ap_protect=pe3rtjlds3e
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2017/9/19

ヒカルお誕生日おめでとう!  

進藤ヒカル誕生祭12に投稿する小説は、20日のうちに(日付が変わらないうちに!)ここにアップします。
今年も皆さんでお祝い出来ること、本当に嬉しいです。主催さま、ありがとうございます。

写真は、この夏、六本木で開催された少年ジャンプ50周年記念展のポスターから。
壁面にドドーンと掲示されていましたが、長いジャンプの歴史の中で燦然と輝くあまたの主人公たち・・・その一人にヒカルもいたことが、幸せでした。

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2016/12/21

ありがとうございました!  

誕生祭が始まってから、丁度一週間!アキラ、まだまだおめでとう〜(笑)
お祭り会場からお越し下さった方も、拙サイトからの方も、ありがとうございますv
投稿作品と会場へ戻るバナーなどは、↓の記事にありますので、どうぞ〜

そして拍手メッセのお返事、畳みますね。ありがとうございます、とっても嬉しかったです(^^)
・・・の前に、うちのお誕生日部屋恒例(笑)乾杯グラスの写真も。

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2016/12/14

アキラさん、お誕生日おめでとう!!!  

アキラさん、30歳のお誕生日おめでとう!!

塔矢アキラ誕生祭15会場からお越しの皆様、いらっしゃいませ〜&ありがとうございます〜
今年も皆様と一緒にお祝い出来て、とても嬉しいです。
投稿作品はひとつ前↓の記事にありますので、がっつりデキてるヒカアキで宜しければどうぞ。
作品の中には15という数字を入れていますが、これは主催様へのささやか〜な感謝の気持ちです。もう15回も主催して下さっていることに、心からの感謝とねぎらいを!本当にありがとうございます(^^)
会場へは↓のバナーから戻れます。



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2016/12/14

塔矢アキラ誕生祭15投稿作品♪  




『誓い』





「あー、今日はほんとにほんとにご免なー!アキラー」

電話の向こうから聞こえて来るヒカルの声は、心底申し訳なさそうだ。

「そんなに謝らなくていい。何度も言ったじゃないか。この年で誕生日なんて・・・」
「だけど!今年は30歳の大台じゃん!いつもよりも、うーーーんと派手に祝おうと思ってたのに・・・俺の誕生日ん時もお前、色々してくれたじゃん?」
「それは、まあ・・・」

12月14日はアキラの誕生日だ。
しかしヒカルは丸一日仕事で、どうしても昼間から夕方の時間をあけられなかった。
そして今―――ヒカルはやっとタクシーに飛び乗ったところで、日付が変わるまでに間に合うかどうかの瀬戸際という、危機的状況である。

「サプライズパーティで色んなヤツ呼んでやりたいとか、どっか綺麗な夜景に連れて行きたいとか・・・あと、お前が想像もしないようなプレゼント用意するとかさ、30歳の記念になるようなこと、してやりたいって・・・お、俺なりに野望はあったんだぜ?でも、っ・・・」
「はいはい、わかってるからもう黙れ」
「そんなぁ・・・愛想つかしてねー?アキラ」
「あのさ・・・ヒカル。君がどれだけ忙しくて、大変な時期だったかってことを一番知っているのは、この僕だぞ?」
「・・・あ、うん・・・」

アキラの言う通り、ヒカルはタイトル防衛戦だの、海外の棋戦への参加だの、その上、親戚の冠婚葬祭などなど、多忙を極めていた。体調を崩して、珍しく寝込んだりもした。
そういう数か月を知っているだけに、アキラ本人は今日という日に全くこだわってはいない。
・・・いや、自分の誕生日そのものに、こだわってはいないのだ。
そしてヒカルも、そういうアキラの性分を十分理解した上で、それでも今日という日をもっと盛大に祝いたかったと、そう泣き言を言っているのだ。

「ヒカル・・・今の僕がさ、どんなに幸せかわかるか?こんなにも自分の誕生日を祝ってくれる人がいるなんて。大体、好きな人が毎年誕生日を覚えてくれていて、おめでとうって言ってくれる・・・それだけでも奇跡みたいに幸せだ。しかも今年で15回目だぞ。もう、人生の半分くらいは、君に祝ってもらってるんだ!」
「アキラ・・・・・・・・・それ、俺が9月の自分の誕生日ん時に、お前に言った話・・・」
「あはははっ・・・ちゃんと覚えていたか、自分の言ったこと!凄いな、君!」
「しかもそれ、かなり酔っぱらって・・・恥ずかしいこと言っちまったって、後から爆死してた・・・う〜う〜・・・」

電話の向こう、ヒカルが頭を抱えている様子が見えるようで、アキラは苦笑する。

「おい、アキラ。茶化すなよ〜、もう〜」
「いや、だからね、そのくらい、君の30歳の誕生日に言われた言葉が嬉しくて・・・そして僕も全くその通りだと思ったんだ。16歳の誕生日から、毎年僕らは傍にいたんだなって・・・」

アキラは本当に思っている―――ヒカルがくれた言葉は、そのまま自分の想いと重なると。
こんな奇跡みたいなこと、他にない。
好きな人と毎年誕生日を祝い合うことが出来るなんて、それが奇跡に近い幸せでなくてなんだというのだ?

「ああ、でもっ!やっぱり14日中にお前に会いたい!昨日が地方でないなら、日付が変わったうちに会えたのに・・・」
「そこまで言うなら、君、途中の〇〇交差点くらいで降りて、僕を待たないか?こっちはそこまで車で行くから。二人で移動すれば、その真ん中で会える。そしたら何とか間に合うんじゃないか?」
「えっ・・・運転って、お前、飲んでないの?」
「そうだよ、君を待っていたんだ」
「わあああああぁ・・・マジかよ、嬉しい・・・こんなの、嬉し過ぎるだろーーー」

ジタバタしちゃうと言いながら、本当にタクシーの座席で暴れているだろうヒカルを思うと、アキラは微笑ましくてならない。
さっきから、顔が緩んでばかりだ。

「じゃあ、すぐに出るよ。多分、20分くらいで着く。こっちが君を待たせるかもしれないが」
「大丈夫大丈夫!それならギリギリ14日だな!」

嬉々としたヒカルの声が胸をいっぱいにするから、アキラは車のキーを掴むのももどかしげに、家を飛び出していた。





やっと会えた二人はすぐにはアキラの家に向かわず、そのまま近くの公園脇に車を停めた。
空気が冷たく、月も星も美しい夜だ。

「真ん丸な月が綺麗だなぁ・・・」
「満月だったのは偶然だけど、いいものだな」
「なあ、プレゼントは何がいい?」
「そうだなぁ・・・あそこのコンビニの肉まんでもおでんでも・・・あ、ドーナツも美味しいよね」
「・・・おい、ふざけんなって。俺、真面目なんだぞ。そりゃ、遅れた俺が悪いけどさ・・・」
「じゃあ、真面目に言う」
「うん」
「ヒカル」
「はいっ・・・」
「元気でいてくれるか、これからもずっと」
「・・・え」
「君がこの前、体調を崩した時、僕は自分が思ったよりも動揺してしまったことに驚いたんだ。それだけ、君が大切なんだと改めて思い知った」
「アキラ、ちょっと待って・・・そういうのプレゼントっていうんじゃ・・・」
「いや、僕が今、一番欲しいものだというなら、君が健康でいてくれることだ。いいか、進藤ヒカル。君はこれからも健康で、そしていつまでも僕と打つんだ―――」

―――僕が約束を欲しいというのだから、くれるのだろう?

ヒカルが何とも言えない・・・そう、泣き笑いの寸前みたいな顏で自分を見詰めて来る。
その瞳が次第に潤んで来るのを見ているだけで、アキラの目元にも熱が集まる。

「ヒカル。あと1分で誕生日の14日が終わる。さあ、約束をくれるのか、くれないのか」
「うっ・・・わかったよ!とりあえず、誕生日中に誓えばいいんだろ!でも待ってろよ、プレゼントは他にもちゃんとちゃんと用意するから!お前をびっくりさせて、喜ばせてやるから!」
「はいはい、そっちも楽しみにしてるから。・・・ほら、カウントダウン始めるぞ?」

慌てて時計を見ると、ヒカルはガバッとアキラを抱き締めて来た。思いっきり強く、強く・・・

「一生、元気でお前の傍にいる・・・だからお前も、ずっと元気でいろ・・・ハゲと白髪のジイチャン同士になるまで・・・ずっと・・・いいか?俺も誓うから」

誕生日、おめでとう・・・アキラ・・・

言葉に込められた誓いの尊さと重さに、アキラもまた「最高の30歳初日をありがとう」と囁いては、ありったけの力でヒカルを抱き締め返したのだった。





(了)
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2016/12/12

12月14日  

・・・のうちには、2016年度塔矢アキラ誕生祭15への参加作品をアップします。
それまでお待ちください(^^)

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2016/10/10

拍手メッセージ、ありがとうございます!  

↓の進藤ヒカル誕生祭の投稿作品に対して、メッセージをありがとうございます。とても嬉しいです。
お返事を畳みますので、宜しくお願いしますv

ヒカルの誕生日からもう三週間ほど・・・早い;
主催様や参加者様への感謝と、そして皆様をお祝い出来る幸せを噛み締めて(^^)
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2016/9/24

ヒカルお誕生日おめでとう〜  

お祭り会場、もしくはサイトブログからお越しの皆様、今年もご一緒にヒカルの30歳の誕生日をお祝い出来て嬉しいです。ありがとうございますv

投稿作品は↓の記事にあります。お祭り会場へのリンクも。
今日はうちんとこの定番、乾杯グラスの写真をアップ〜(^^)実際は今年の春ごろに撮った写真ですが(笑)

クリックすると元のサイズで表示します

サイトブログへは、こちらから。http://orange.ap.teacup.com/applet/yukarin/archive?ap_protect=pe3rtjlds3e
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2016/9/20

ヒカル、おめでとう!  

ヒカル、お誕生日おめでとう!


いよいよ30歳になるのかな?
アキラと切磋琢磨して、それぞれタイトルホルダーになっているでしょうね。

そして今年も「進藤ヒカル誕生祭12」の開催、誠におめでとうございます!&ありがとうございます!
お祭り会場へは↓のアドレスからどうぞ(またバナーが貼れなくてすみません;)

http://takumi.o.oo7.jp/ring/hikarufesta.html

投稿作品は、ひとつ前の記事にあります。
参考にさせてもらった・・・というか、萌えエネルギーをもらったのは写真の雑誌です。
管理人は今、2.5次元舞台にドハマリしておりまして、押しの役者さんが載ってるとフラフラとこのような本を手にするようになりました(笑)
この雑誌は一冊丸々、全員浴衣というものです。・・・ということで、一体何を参考にさせてもらったかバレバレですが、↓のハピバ小説も読んでいただけたら嬉しいです。

今年もこのように、皆様と一緒にヒカルの誕生日を祝えることに心からの感謝を。

※ちょっとお友達から指摘を受けたので追記※
このおはなしのヒカアキは30歳ではありません。時間軸が違います。
「花守の庭にて」というオフ本にもまとめた、ヒカルとアキラが塔矢家の庭を愛でているシリーズの二人で、この時はまだ20歳前後かな。初々しい二人です。
説明不足で申し訳ありません!





画像はちょっと下げます(笑)





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