9月始まって早々に、宿泊学習に行ってきました。
9月早々のため、当然説明会は7月の終わり。夏休み前の懇談会で学年一斉に行いました。
「この宿泊学習の目当ては『気付き、考え、判断』することです。できるだけお子さんの自主性を育てるため、ご協力ください。」
それでも、不安な保護者の皆様から持ち物に対する細かい質問が相次ぎました。
「リュックサックに荷物をつめるということですが、スポーツ少年団のショルダーバックではいけませんか?」
「車輪がついている旅行バックは?」
(あの、山に行くので、旅行バックやショルダーはちょっと・・・・)
「お弁当はおにぎりということですが、中身は?」
などなど・・・・・・・。
色々と不安なんだなぁ、皆さん・・・・。
質問に答えながら、ため息のアラタでありました。
そして、9月。
「先生、お母さんが、おにぎりの中身はシャケじゃだめか?って・・・」
「え?例年になく熱いから、所員の先生から、梅干か塩むすびにしてくださいって連絡きたの、説明したよね?」
「うん・・・。私も、梅干は食べられないから、塩むすびにしてって頼んだんだけど・・・・。」
「先生、長ズボンなんだけど、家に冬用しかないから、先生に相談しなさいって、お母さんが・・・・・」
「え!?夏休みに準備しとこうって言ったよね?もう、明後日出発だよ?」
「先生、娘に内緒で電話をしているんですが、宿泊学習の実行委員を今からやめさせるわけにはいかないでしょうか?緊張のあまり、眠れないようで、お医者さんに『プレッシャーになることは極力避けるように』と言われたんですが・・・・・」
「・・・・・・。Kさん、今、とっても一生懸命あいさつの言葉を考えています。私の方には悩んでいることが伝わってこないものですから、聴いてみますね。」
Kさんに話を聞いてみると、特に悩んでいることは無いとのこと。お母さんが、
『娘に叱られる』
と、学校に来られたことを内緒にしてほしいという希望だったので、お母さんの来校はふせて話を聞きました。
ところが翌日・・・・・・・
「先生、本当にすみません。

母がお世話をかけまして・・・・・・・。」
Kさんが、朝から平謝り。
「まったくもう!お母さんったら!!」
と、カンカンです。
(お母さん、結局家でKさんに話したんだ・・・・)
アラタ、思わず笑いながら、
「いいんだよ。お母さん、心配だったんだね。眠れないようだけど、大丈夫?なんだかお母さんと娘があべこべだねぇ

」
Kさんの肩をポンとたたきました。
まだあります。
学校に帰ってくる時間は、下校時間と同じなので、お迎えはいりませんと、保護者会でも、直前のお便り(あまりに直前の問い合わせが多いため☆)でも説明しました。
その翌日!
「遠い子にとって徒歩での登下校は大変です。徒歩は厳守ですか?」
という問い合わせ。
「気付き、考え、判断」するために、持ち物、その他についての質問は、家の人ではなく、自分でしよう!自分のことなんだからね!と語り続けてきたアラタ。
Mさんは、学校でも自立して自分で行動できるしっかりもの。
そのお母さんからの問い合わせに思わずあんぐり・・・・・。
Mさんに聞いてみました。
「Mさん、徒歩で登校下校する理由も説明したよね?そんなに荷物が重くなっちゃった?(ちなみに一泊二日です。テントもはらないし、飯盒炊爨もしません★)お母さんが心配してお手紙くれたんだけど・・・」
Mさん、しばらくうつむいて、答えました。
「・・・・・・・・・・・。すみません。母を説得できませんでした・・・・・・。」
翌日、
「娘と相談した結果、徒歩にします。」
と短い返事がきました。
なんだか、おうちの方の方が、直前になって不安で不安で走り回っていたような、宿泊学習。
けれども、子供たちは1泊2日、目覚しい成長振りでした。
正直、宿泊学習で、夜をこんなに穏やかに気持ちよく過ごしたお子様たちは今までいませんでした。
普段、チャイムが鳴ってもわざと席に着かない。困っている友達を見ていながら、なかなか声がかけられない・・・・なんて信じられません。
宿泊学習から帰ってきても、「自分たちはできたんだ!」という自信と経験がクラスのみんなに心地よい連帯感ときびきびした動きを生み出しています。
お母さんたち、負けて入られませんね。
もちろんアラタも!
子ども達は日々成長しています。
大人も成長していかないと!
「いつも母がお世話をかけて・・・・」
なんて言わせないように・・・・

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