2004/11/2
「ひとりでの幸せ、ふたりでの幸せ」
『ぽっかぽか』/深見じゅん
この『ぽっかぽか』という本は、以前、お昼のドラマでも放映されたことのあるものです。若い夫婦と幼稚園に通う娘の生活を描いたもので、ごくごく当たり前の日常の幸せを大切に描いている私のお気に入りです。
何巻だったか、忘れましたが、夫(であり、ちち)慶彦が結婚を否定する後輩をつれてきて、「あさみ(主人公:妻でありはは)は俺と結婚して幸せか?」と尋ねたとき、あさみが「世界一の幸せもの」と答えた上で、結婚したくないというのもいいですね、独身の時はひとりでの幸せ、夫婦になると二人での幸せ、家族がふえてきたら、もう幸せの大安売り、と話すシーンがあります。
どの巻のどの話もとっても素敵なんですが、先日、友人の結婚パーティに出て、一緒に出た友人とパーティ後におしゃべりをしたり、そのだんなさんと待ち合わせをして二人を見送ったりしていて、ふっとこの話を思い出しました。
この友人たちとは、まさに「一人での幸せ」を一緒に探して時間を重ねてきたような気がします。一緒に過ごした物理的時間は実はとっても短いのですが、1,2年に数回会って、(会わない期間にあった出来事を話すというより)今の気持ちを共有し、それぞれに幸せなこと、成長していることを尊重し合ってきたような関係。
結婚パーティには新郎新婦の友人が多く来ていました。とても周囲を大切にする二人。お互いのためにも、周囲を大切にしているのだけど、周囲を大切にするあまり、ドーナツ化現象で二人の幸せがすっぽぬけちゃわないようにね!二人が二人で幸せなら、来春誕生する新しい命も含めて家族で幸せなら、ちょっぴり距離ができたって、かえっていつまでも仲良く、友人としての幸せを分け合っていけそうだから。。。との願いが湧き起こってきました。
また、一緒に参加した友人は結婚1年半。お喋りの中で「一人の幸せ」探しをしていた頃の話を私の方から持ち出したものの、かつては確かにそれを話すこと、聞かせてもらうことが「幸せ探し」にはとっても必要だったのは事実なんですが、なんだか今その話をすることは、昔の暴露話のようなちょっとした違和感がお互いに生じることだったように感じました。その後、彼女のだんなさんを迎えたとき、ちょうど彼女が席をはずしていて、一人でここだよ!と私が迎えたのですが、当然ながら彼も私も一対一は、何かちょっと違うなぁという感じ。でも、二人がそろうと、夫婦二人それぞれにパーツがそろったようなほわっとした感じが生まれ、私の中にももふに落ちるような、安心できるような、そんな感じが生じました。
ふたりとも私より一歩先に「二人での幸せ」に入ってるんですよね。
私も二人での幸せ探しのスタートまであと2ヶ月弱。二人での幸せを探し始めたら一人での幸せを味わう機会がなくなってしまうのは事実ですが、一人での幸せを本当に追求してきたなぁという充実感があります。一つ一つの幸せを(今ちょっときついことも、本当は幸せの糧なのかもしれない)大切にしていこうと思います。
コメントは新しいものから表示されます。
コメント本文中とURL欄にURLを記入すると、自動的にリンクされます。