当日アンケートやQ&Aでの質問のうち、佐藤先生の分が届きましたので掲載します。
■Q.母親学級とかありますが、父親学級というものはないでしょうか?
それを参加すると特典がつく!とかあるともっと夫も楽しく育児参加できると思うのですが、佐藤先生つくってください
A.母子手帳の表紙も、ようやく親の名前を書く欄が二つになりました。「親子手帳」と名を変えるまでもう少しです。母親学級でなく育児参加教室のような形でのイベントを考えてみたいものです。
■Q.子どもが卵アレルギーですはしかの予防注射がうけられませんどうしたらいいですか?
A.受けられます
■Q.病後児保育は小学生はできなのでしょうか
A.小学生低学年まで受け入れらるよう、行政に働きかけます。
■Q.「育児に関する相談相手」のデータの中に「夫」が入っていなかったのですが。それについてのコメントをお願いします。
A.相談者とは、自分より経験がある人をさしており、夫は共に悩み協力する、対等なパートナーだと思います。
■Q.病後児保育ではなく病児保育をされる予定はないのですか
A.現状は、まさに「病児保育」になっています。
■Q.これからどのようなところ(先ほどのお話では保育園、産婦人科がでてましたが)と関わっていくご予定(野望)がございますか。
A.こどもという垣根をこえて、老人や動物など社会的に、誰かが代弁しなくてはいけない立場の人たちが一緒に手をとりあえるような「形」を模索したいと思っています。
■Q.母親のうつ病が増えていると新聞に載っていました。小児科医としてどんな状況ですか?
A.潜在的な「うつ」は大変多く、母親にも沢山いると思います。母子手帳の各月齢ごとの質問欄に、「子育てに困難を感じたことはありますか?」という質問は、まさにこのような状況を反映している質問です。
■Q.父のない子、3歳になってじいじいとよばはっております。父性に欠ける子が現代多いと思うのですが、対応法がありますか?
A.「定説」に惑わされない。今のお母さんはとてもよく勉強します。育児の本を読んでいると一般論には精通しますが、参考にしてもそれに縛られる必要はないと思います。人間の心の問題は、なかなか簡単には分からないものです。「ある程度」のことはいえても「絶対に」などと言えないものです。自分と子どもの個性によって答えはいろいろ。1回限りの人生ですから「私はこうする」と決めるといいと思います。
■Q.《オープンクエッション》とても大切なことだと感じました。しかし混み合っている時なんかは難しいですよね。
A.以前は、正直に言うと込み具合に合わせて診療のスピードを変えていました。でも、最近いろんな経験から、多少お待たせしてもできるだけ時間をとる、待った分の満足を持ってもらうようにしています。また、ストレートに、「今一番心配なことは?」と聞いたりしています。患者さんの方でも、逆に十分自己主張していただきたいと思っています。
■Q.精力的にいろいろなことにチャレンジしてらっしゃいますが、いつ寝てご飯をちゃんと食べているのでしょうか?すみません、素朴な質問です。
A.いやいや、とてもぐーたらです。ただ、睡眠時間は少なくても大丈夫のようです。そのかわり、十分飲んで食べています。でも最近職員から昼食が早食いであることを指摘されました。
■Q.おもしろかった、男3兄弟の子育て経験をおしえて下さい
A.正直をいうと子育てはしていません。一緒に育ちました。
■Q.小児科医の中では、必要以上の投薬や検査などに力を入れて話を聞いてくれない医者が大人気だったりするが、小児科医の中で、佐藤先生のようなお考えの方々の連携や小児科医の中で話し合う場はないのでしょうか?
A.「専門家」という幻想が、そんな人気を支えているのでしょう。小児科医会という集まりもあり、できるだけ問題意識を共有する努力はしています。また、全国的には今までの学会のわくを越えた新しいグループワークができつつあります。
■Q.よい小児科の選び方ってありますか?(見分け方)
A.「よい小児科の選び方」とは、「よいご主人の選び方」と読み替えるとよく理解されるかもしれません。あなたは、「よいご主人」ではなく、「あなたにあったご主人、あなたが好きな人」をえらんだことでしょう。第一印象から始まって、どんな視点で好きになっていったか、ちょっと思い返してみてください。できるだけ上下の関係でなく、対等の関係を持つことは必要条件だと思います。
■Q.先生のお話に大いに共感しますが、現在小児科の医師が少なくて問題になっているようです。小児科の医師になる方が増えていくためには何が必要と考えていますか?
A.小児科もともとやりがいのある科です。成長に寄り添えると言う仕事は、小児科の醍醐味で、もともと人気のある科だとおもっています。小児科医の希望者は沢山いますよ。
■Q.小児科医同士のネットワークはありますか、広く佐藤先生のような考えの先生にいてほしい。
A.上述しましたが、私よりもっと優れた考え方を持っている小児科医はたくさんいます。内緒なら教えられるのですが…
■Q.私は、小児科がない病院で産んだのですが、どうやって小児科を選べばいいか迷ったのですが、いい小児科の選び方は。
A.これも上述しました。「いい小児科」ではなく、「あなたにあった小児科」と考える事が大切。細かいことをいうと、沢山あるのですが、「病気」以外の質問に関心を寄せてくれるか、いろんな情報を発信しているか(ホームページや院内報、院内掲示など)、時々休診にしてでも学会に参加しているか、リサーチ活動(研究活動)をしているか、などこのテーマで1時間は話せそうですね。
■Q.身近に信頼できる小児科がほしい。小児科医同志の連携がとれていてほしい。佐藤先生のような考え方の先生がかかりつけだったらいいのに
A.身近の先生にぶつかってみてください。意外に信頼できる関係になるかも。医者と患者とは思わなくて、まずは人間同士の関係をつくってみてはいかがでしょうか。
■Q.現在の病後児保育は、病児も含めてと考えますが、現在の問題点はどうですか
A.僕自身は「病児保育」は過渡期の制度だと思っています。スエーデンのように少人数の小さな保育園が街のあちこちにあって、こどもの小さなコミュニティが沢山あるような環境になると、もう少し違った形態が見えてくると思うのですが。