お待たせしました。
新潟市子ども政策推進室 田村室長からのQ&Aです。
多岐にわたっており、また厳しい質問も含まれていますが、それだけ行政への期待も大きいということがよくわかります。田村さんには一生懸命答えていただきました。
分量が多くひとつのボックスに入りきらないので、2回に分けて掲載します。
Q1:少子化といわれますが,具体的な解決策をぜひお話してください。
A1:少子化対策として,次世代育成支援対策行動計画を現在策定中であり,来年1月に案を提示し,パブリックコメントを実施しますので,詳細はその中でご覧いただきたいと思います。
少子化の進行は,国や地域の将来展望に大きな影響を及ぼすことから,少なくとも,子どもがほしいと思う人が安心して子どもを産み育てることのできる環境を整備することが必要であり,子育てしやすい環境整備を推進することで,出生数も増加するのではないかと思っています。
また,子育てはとても創造的で楽しいものですが,今までとかく子育ての大変さばかりが伝えられていたように思います。子育ては楽しいというメッセージを発信するとともに,楽しく子育てをすすめる施策を推進します。
Q2:策定されたプランは合併後の市町村にも適応されるのですか。
A2:もちろんです。そのため策定協議会には,合併する12市町村の策定協議会代表者と,事務局担当者が必ず参加するよう要請しています。また,各市町村においても行動計画案を協議いただき,出てきたご意見を全市計画に反映していきます。
Q3:アンケートに答えられる母親はある程度子育てから手が離れている人だと思います。答えたいけど答えられない人についてどうお考えですか。
A3:策定協議会や子育て意見交換会などでも同じようなご意見をいただいています。“声なき声”の存在については十分認識しており,聴き取りの手段や方法について検討し,ニーズを洗い出し,施策に反映していきたいと考えています。
Q4:次世代育成計画の内容は決まっていますか。
A4:現在検討中です。1月に計画案を提示し,パブリックコメントを実施する予定(期日等については市報にいがたでお知らせします。)ですので,ご意見がありましたらお寄せいただきたいと思います。
Q5:何も連絡しなくても家に来てくれたり,アンケートなどしてくれたり,引きこもりがちなママさんを助けて
A5:子育て中のお母さんたちは育児に追われ,自分の時間がもてないというご意見をたくさんいただいています。余裕のないお母さんたちを何とか手助けしてあげる方法はないかと,これから検討していきます。孤独な育児からの解放のために,家庭・学校・地域・企業・行政のそれぞれの役割を明確にし,連携を図り,新たなネットワークを構築するなど,より楽しい子育てができるようなシステムを作っていきたいと考えています。
Q6:自分たちの時代が子育てが大変だったから,今の人たちは恵まれていると思った?
A6:働く女性が増加し,子育て支援施策は充実し,女性の選択肢も広がったと思います。しかし,核家族化,少子化,地域の連帯感の希薄さなど,子育てしやすい環境とはいいがたい中で,育児責任を母親が一人で背負い,閉鎖された家庭の中で孤独な育児がなされているところに現代の子育て支援の必要性を感じました。決して昔の子育てを奨励するものではありませんが,少なくとも一人より二人,二人より三人とより多くの人たちが子育てに関わることで,母親の育児不安や悩みは軽減され,子ども自身も社会性が育つということが,自分の子育てを通して知ったことなのでお伝えしたかったのです。
Q7:子ども課を設ける予定は?
A7:子どもに関する行政の窓口は,福祉,保健,教育と様々な分野に分かれており,分かりにくいというご意見を伺っています。現在組織の再編について検討中でありますので,明確には申し上げられませんが,できるだけ窓口を集約して,分かりやすい組織体制にしたいと思います。
Q8:子育て支援センターや遊び場に「障害のあるお子さんもどうぞ」というフレーズがほしい。
A8:大人も子どもも一人ひとりそれぞれ個性を持っています。そしてそれぞれの個性は尊重されなければなりません。障害児(者)については,障害もまた個性であり,それを理由に差別することは許されないことです。こうした考えのもとで,社会全体のユニバーサル化がすすみつつあります。ですから,わざわざ「・・・もどうぞ」というような表示はしませんが,機会あるごとに保護者の皆様に施設の利用についてPRしていきたいと思います。
Q9:子育て支援というと「乳幼児とその保護者」というイメージ。ひまわりクラブも3年生まで。出席したい説明会,懇談会は夜間。小学生ならかぎっ子でも安心という世の中ではないのに!
A9:現在作成中の次世代育成支援対策行動計画は対象を0歳から18歳までとしています。子どもの育ちと親の育ちに焦点をあて,育ちを守り・支え・つなぐという様々な関わりを支援し,子育てしやすいまちづくりをすすめる計画です。
Q10:子育て支援をしている団体や個人を行政はどのように支援していくのか。
A10:市内にはPTAや青少年育成協議会,民生児童委員などの子育て支援活動を実践している団体や個人は大勢います。また公民館や保健所等の子育て講座を契機に結成される子育てサークルも大変多く,それらへの支援として活動場所の提供や指導者の紹介,リーダーの養成,会員募集の広報などを行い,活動の継続と発展を図ってきました。
しかし,それぞれが独自の活動をする中で,子どもの成長とともに会員の減少,解散というケースが多くなっています。
そこで,子育てに関わる団体やサークル等の交流の場を設け,活動紹介や情報交換,活動上の悩みや問題点などを話し合い,問題点を共有化することで新たなネットワークを築き,そのことで個々のサークル活動の幅も広がり,活性化にもつながります。
市は,こうした新たな子育て支援のネットワークを構築し,地域における子育て支援を積極的にサポートしていきたいと考えています。
なお,資金面の支援については,市では市民協働政策室や社会福祉協議会などで活動の助成を行っていますのでご相談ください。