ぽんちゃんが天使になって、この家から卒業して
今日で丁度半年になった。
ぽんちゃんのいた存在を埋めるかの様に、
新しい子達が二匹も来たけれど、
亡くなっても尚、ぽんちゃんは我家の永遠のBaby、
可愛い男の子のまんまである。
どうして、こんなに可愛いんだろう。
しかしながら、どんどん哀しい気持ちは消えて行き、
今では楽しく、愛らしく、福福とした思い出ばかりが
思い出される。大きな体に小さなお手手とあんよ。
お顔も本当は小顔な筈だったのに、
よくよく太ってむっちりぼんなお顔になっていた。
ポストぽんちくよろしく今や我家のお社長、まめちくを、
猫に興味のなかった夫まで共に可愛がっているが、
あんまり構い過ぎるので、本猫は時にとても嫌がっている。
そんなまめちくを見て、
「思えば、よくぽんちゃんもちゅーちゅーしてたら、
のっそり無表情に立ち上がってどこかへ行ったよなぁ〜。
あの子、優しい子だったから、すごく我慢してたんだろうな、
それも負担だったかもしれないな」と、今頃気づいたりしている。
・・・ええ、それ位、まめちくは露骨に嫌々するんだよね。
ま、あの方はお社長だから。
だから、今まで私は抱っこしたい時に猫を抱っこしていたけれど、
それを辞める事にした。
「ぽんちゃん、ごめんね。抱っこ嫌いだったのに、
ママ、よく抱っこしたよねぇ、嫌だったよねぇ、本当にごめんね」と、
反省の気持ちと謝罪の気持ちを込めて、猫自身が抱っこを
求めて来ない限り、抱っこはしないと決めた。
ぽんちゃんは、今でもママに色々教えてくれるのね。
先日、ぽんちゃんコーナーで大きな音がした。
すると、先住二人組が大急ぎでそこへ近づき、二人して
みゃーみゃー鳴いた。
ぶしゅぶしゅと二人で、
「ぽんちゃん、遊びに来たみたいやね、
でも、未だ着陸には苦労してるみたいやなぁ」と笑った。
本当に可愛いぽんちゃん。
ぽんちゃんと暮らしたのは、たったの5年と三ヶ月弱。
ふと思うと、でも、ぽんちゃんと暮らせたのは私達家族だけ。
それって、とても祝福された事のように思うのよ。
ぽんの動画が夫の携帯に残っているのを先日見つけて、
皆で見て笑った。
爪とぎの周りをクルクルとボールが回るおもちゃで
一所懸命に遊んでいるぽんちゃんだった。
なんて大きくて、なんて黒々として、なんてかわいいんだろう。
小さな携帯画面の中のぽんちゃんは、元気で、愉快で、
生き生きとして、今もそこで遊んでいるかのようだった。
段々に悲しみが和らぎ、素敵な思い出で「ふふふ」と
笑わせてくれるぽんちゃん、きっとこれがぽんちゃんの
お望みだったのね、と心から今、思う。
「てんちになってまで、べたべたやめてや〜」という
ぽんちゃんの高いお声が聞こえて来そうだ。

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