タイトルは、私が勝手に名付けた症候群だす。
その昔(の事はほぼ誰も知らんから何とでも言える話しの始まり)。
そう、あれは、このわたくしが20代初めの頃。
大阪は北でバシバシ働いていた私は、自称『おしゃれ上級者』だった。
あくまでも自称なのが悔しいが、だが、当時はバブル最盛期。
女と言う女はほぼ長い髪をして、特に大阪だった事もあってか、
皆、派手な色のスーツやヒョウ柄、は虫類皮のパンプスやらを
身につけ、それはそれは華やかだった。
そんな中、ツーピース・スーツを買って、
店のマネキンみたいにお手本通りのおしゃれをしている女達、
当時流行った「ポワゾン」だか「ポイズン」だかという香水を
頭上から振りかけているに違いないと思われる女達、
はてはブランド物のボストンバッグを通勤に持ち歩く女達を
意地悪く私は鼻で笑ってバカにしておった。
「ふふん、あの女、自分はイカしてる!とか思とおるけど、
あんた、スーツに着られてるで!」とか、
「くっさいねん!どんだけ毒水ふりかけてるねん!んなもん、
ふりかけてもあんたのぶさいくさは変わらへんねん!」とか
「金持ちでもないくせして、あんなバッグ持ってからに、
世界の恥じゃ」とか、
今考えると、他人の事なんぞ、どーだって良かろう、と
非常に自分というのが浅ましく思える様な事をあざ笑いつつ、
思っていたのですね、私ったら。
しかし、そう言うからには、絶対にその様な物を使わない!
という、天の邪鬼ぶりはその頃から健在で、
髪は「おっさんか、お前は!」と思う程の短髪。
服はスーツを買う事があっても、必ずジャケットと下を
ばらせて使える物を吟味して買い、
その上、当時はもの凄く痩せていたから、自由自在に手持ちの
服とで重ね着したりして、、、
ああ・・・、おしゃれが楽しかったなぁ。
が、あれから20年の月日が流れ、
あの細かった体は体重的にはあんまり変わらぬが、
いかんせん、筋肉落ちてその分脂肪で賄われているから、
ウエストの太さが違う。当時は58センチしかなかったが、
今は・・・・、言わん方がええぞな、もし。
そして、子育てに邁進し、自分が年を取っている事をすっかり忘れ、
ふと気づくと、「てめぇはティーンかっ!」と雷を自分の頭の上に
落したくなる位、年相応のおしゃれの仕方がわからない。
「じゃ、ベリーとかストーリーとか読め!」と思い、
ページをめくるも、「イヤダーーー、こんなん嫌だー!」と
拒否反応が体を駆け巡る。でも、心は今までのように、
ジーンズとスウェットとズックで過ごしてたらあかん、と
言うてる訳で・・・、ああ、どないしたらよかもんか?
ほっんとうに、あの「ほにゃららセレブの生活」とか、
意味わからんしっ!パンピーにセレブもクソもあるかっ!
とか思てしまうしっ!四十過ぎてきしょいねん。
ほんまに、バブルを生きたというのは、どこまで行っても、
バブルに弱いんやなぁ、と違う感慨をストーリーには持ってしまう。
で、文句タラタラ垂れ流しつつも、「わからん〜〜〜」と
『おしゃれをする』という行為から遠ざかっていた私は、
すっかり『おされ下級者』に成り下がっている訳なのだ。
今では、反対に「なぁ〜に、あの女、ええ歳こきやがって、
あんな服きやがってさ、ハッハッハ」と笑われる立場に
なっている。・・・自分のやった事って自分に返って来るのよ。
そして、手に取る本が「ナチュリラ」だったりして。
そんなサンダルにぶっあつい綿の編み上げ靴下とかはいたら、
今とかわらん、と思う。とか、思う。
もう、どうでもいいかなーーーーー。
って、あかん、あかん。

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