今回は僕個人のウエザリングに付いての発想法を
書いてみたいと思います・・・。
先ず、ウチの作品製作の対象って
“最前線の兵士”って事が多いんですね。
で、最前線ってピラミッドの頂点と一緒で
それぞれの戦線の頂点と位置するので・・・生存する為に必要な、物資や車両が思う様に行き届かないんですね。
特に、敵中に降りる空挺部隊の場合は、この傾向が強い・・・。
よって、戦闘服が汚れてもクリーニングも出来ないし
シャワーもなかなか浴びれない状況・・・って考えるんです。
もちろん食べ物も同様で・・・で、レーション(非常食)なる物まで
開発されて・・・。
そして雨の日にも“傘を差した兵士”って見た事無いでしょう〜?
ですから雨が降っても、基本ビショビショになるんですね・・・。
生活の前提が“野外生活”ってなるんです。
言い換えれば「屋根の無い状況下での生活」って事で・・・。
アウトドアの根源的生活ですね。
人間ってこういった状況下で、生活するとなると
「地べたに直に座るとズボンが汚れるからイヤ!」ってな、発想は無くなってしまうようでして・・・笑。
「テントでも良いから屋根がある事の幸せ。」って、以前何かの本で読みました・・・笑。
この写真↑はノルマンディー海岸に上陸直後の写真ですが・・・
みんな生き残って作戦を成功させた。という安堵感で、
地べたに構わず寝転びます。
海から上がってびしょ濡れになって、
死線を彷徨って来た訳ですから汗もかく事でしょう〜で、
その直後には、こうして地べたに寝転んで小休止する訳です。
こちらも、平気で舗装もされていない道路で
何やら書類のような物を広げながら、
地べたに座り込んで休んでいる訳です・・・笑。
ちなみに左ひざ部のトラウザースが破けたままとなっていて
この後方の基地にはまだ戻っていない。と、想像出来る訳です・・・笑。
そしてこれはノルマンディー海岸での海軍兵の1シーン・・・。
ここは海岸なので、地面は砂地ではありますが
みんな、作戦成功の安堵感でか???砂の上に平気で座っちゃう訳です・・・。
以上3枚の写真を見ても・・・汚れるんですね。
増してこれが最前線ともなれば、
着ている物がちょっと汚れたからと言って
そう安々と、着替えをしたり洗濯する事も出来ない。って状況な訳で
「汚れて当たり前!」って生活なんですね・・・笑。
で、上の3枚の写真は・・・基本、後方配置の兵。って図でしたが・・・
ここからは、至って前線に近いはず?の写真達ですが・・・
D-DAY以降の連合軍のヨーロッパ進攻って
連合軍の前線って時期を追ってドイツに向かって伸びて行く訳で・・・
これに対してドイツ軍はドンドン連合軍に追い込まれて
前線はドイツ本国に向かって下がって行った訳です。
前線が追い込まれて後退していったドイツ軍ではありましたが
下がったはずの地域には、必死のドイツ軍スナイパー(狙撃兵)が
各所に潜んでいた訳なんです。
それとここで思うのが、進攻していたドイツ軍が下がって行くのと
これから新たな戦線に進攻して行く連合軍。って
大きく設定の違いがある。って思うんです。
何しろ連合軍の最前線は、後方からしか支援物資が届かない。って
状況にある訳で事前に守備を固めて物資を予め用意しておく。って事が
出来ないんですね。
よって、物資(衣料・食料・弾薬などの装備品)はいつの時でも“不足している”って結論で・・・。
この↑部分、重要な事だと思ってるんですヨ・・・。
で、このシーンはそのスナイパーから攻撃を受けて
皆が側道に飛び込んで伏せているシーンです。
これ見ても分かりますけど、皆地べたに寝転んで伏せるんです。
仮にこの側道に水溜りがあったとしても・・・皆自分の命を守る目的で
その側道に飛び込むはずなんです・・・。
これも同様で・・・手前の兵士が銃の先にヘルメットを乗せて
上方に突き出しているところを見ても・・・
やはりスナイパーに狙われて狙撃されたけれども・・・
スナイパーがどこから撃って来たのか分からないので
こうして、その位置を確認しよう。としている様に思えます・・・?
こんな場合も舗装もされていない道路に寝転ぶんですね・・・。
で、最後のこの写真は街中でも地べたに寝転ぶ。って
象徴的なシーンです・・・。
これなんか見ても、皆自分の命を守る為に地べたに伏せて
必死で頭を低くしてるんです。
こんな風に考えても・・・「ウエザリング」って
強めになって何がおかしい???って、個人的に思うのです。
仮に雨が降っていても、傘を差さない兵隊さんですから
攻撃を受けた状況となれば、構わず地べたに寝転ぶでしょう・・・。
まあ、色々と例を上げて書いてみましたが
こうして最前線で戦う兵士の人達のアウトドアライフ?を想像してみれば
「ウエザリングの程度」って、自ずと決まって来ると思うのです。
ウチの様に「リアル」を追及する場合には
「周りの人がここまでやっていないから・・・」とか
「やり過ぎると変に思われるから・・・」って動機で、
ウエザリングを抑える事はしないんですね・・・笑。
それは上の写真等を多く見て、
ヨーロッパ地方に転回した当時の兵隊さん達の
生活環境を想像するからなんですね・・・。
そんな意味でも、僕個人としてはウチがモットーとしている
「シワ」と「ウエザリング」ってひじょうに重要だと思うのですヨ・・・。