2010/9/12
06:00、いよいよ涸沢ヒュッテを出発。
まずはパノラマコースよりガレ場を上がって行く。
そして現れたのは小さな雪渓

ストックを使い、横切るようにサクサクとクリアする。

雪渓のサイズはこんな感じ。
じわじわと徐々にきつくなる斜度。
ガレ場を約1時間。稜線まで上がる岩尾根=ザイテングラートを目指す。
ほどなくしてザイテンが見えてきた。手前の小さく見える尾根がザイテングラートだ。

支稜の意を表すザイテングラート。
そしていよいよここからザイテンに取り付く。

ここからは岩場となり、ようやく北アルプスらしさが出てくるところ。クサリ場をクリア。

まだ大したことない岩場だが、ここらへんでも滑落事故は以外と起きており、油断は出来ない。
まぁこんなところで落ちたら自分的にはかなりカッコ悪いが(笑)
ザイテンの背上からふと左横を見ると、ルートを間違えガレ場を進む単独登山客を発見。

「お〜い!!そっちらルート違いますよ〜!!」
大声で知らせると、無事気付いてくれた様子。
山でのルート間違えは非常に危険。知らない人でも絶対に無視は出来ない。
自分も単独のため充分に注意したいところだ。
そうこうしているうちに穂高山荘のある白出(しらだし)ノコルに到着。
目の前には奥穂高岳(見えているのは肩部)。

いよいよ奥穂高岳にアタック開始だ。
まずは北側斜面のハシゴ場まじりの垂直岩壁に取りつく。

上から見たらこんな感じ

しばらく気の抜けない断崖登りが続くが、基本の三点確保を守っていれば問題なし。

しばらく登るとジャンダルムが見えてくる。

登山をしない方にはなんでもない岩に見えるかもしれないが、ジャンダルムは穂高の最難関。皆が登頂を憧れる最も危険なピークだ。
ちなみにジャンダルムとは勇ましい護衛兵の意。
急登をよじ登ると頂上のお宮が見えてきた
あとすこし。
あとすこし
焦らず慎重に
そして登頂に成功!!
バックは槍ヶ岳(やりがたけ)

お宮に賽銭を入れ先の行程の安全を祈る。

いつかは仕留めたいジャンダルムをバックに

さあ次は後ろに見えている前穂高へいくぞ!

ここからは吊尾根(つりおね)と言うルートをたどる。
そしてこれが吊尾根だ。写真ではわかりづらいが、名前のとおり天から吊るされたような高度感。高所恐怖症の方にはつらいかもしれない(笑)

足元の断崖は落差約700メートル。東京タワー2本ぶん強(笑)下に小さく見える小屋が先ほどスタートした地点の涸沢だ。

吊尾根から不気味に黒い目標地点、前穂を望む

岩場を慎重にクリアしながら慎重に進む。
いま吊尾根を約1時間くらい進んだところ。もう前穂は目前だぞ!

そして前穂のアタックポイントの紀美子平(きみこだいら)に到着。
ザックをここにデポジット(置いて)していよいよ前穂にアタック開始だ。

比較対象物がないため、下から撮ると全然低く見えるのが悲しい(笑)
前穂へはこの西側斜面(写真右奥側)を三点確保でよじ登るのだ。

ハシゴやクサリはないがホールドが沢山あるので問題なし。
しかし油断すると滑落する恐れに加え、先行者から落石がくる場合もあるので常に真上に人がいないようにルートとりは充分に注意が必要だ。
慎重に迅速に確実に
そして前穂に登頂成功!

ここが本日の最終地点。
だがまた同じルートを戻るのがピストンだ。もう一度逆の南斜面から奥穂高岳を再登頂する。いわば中間地点でもあるのだ。
帰りはまた違った感覚。気は抜けない

断崖は登りより下りが危険だ。
ここで事件が!
県警ヘリが奥穂〜ジャンダルムあたりを旋回中。どうやら誰か落ちたらしい(汗)

油断大敵
後で解ったことだが、名古屋市の男性がジャンダルム付近から滑落し、ヘリで搬送された。幸いにして命は無事だったらしい。
気を引き締めなおす。
ほどなくしてライチョウが現れた。

かわいらしい鳴き声。触れそうな距離だが、まったく逃げない。ずっと続く緊張感のなか、カメラを片手にしばしの癒しタイムになった。
再び奥穂へのアタックを開始。
南側斜面に取りつき、南稜の頭を通過。

奥穂高は目前だ
そして本日奥穂2度目の再登頂に成功!

これで今回のミッション=吊り尾根ピストンは達成だ!
毎度言ってはいるが、苦労や苦痛を伴う感動は一生もの。今回も無事登頂できて本当によかった。
お金ではけして買うことの出来ない感動だ。
その後安全第一で下山。翌日には東京へ戻った。
今回も感動や出会いをくれた山々。

そして大自然の厳しさと素晴らしさを堪能

いつまでも登山者を魅了してやまない穂高連峰の山々

山の秋はもうすぐソコに迫っている。まもなく涸沢は紅葉に染まるだろう。

自分が来るのはまた来年だ。

ありがとう
THANKS:S氏(JR山岳会)、井口氏、山で出会った方々
FIN

まずはパノラマコースよりガレ場を上がって行く。
そして現れたのは小さな雪渓

ストックを使い、横切るようにサクサクとクリアする。

雪渓のサイズはこんな感じ。
じわじわと徐々にきつくなる斜度。
ガレ場を約1時間。稜線まで上がる岩尾根=ザイテングラートを目指す。
ほどなくしてザイテンが見えてきた。手前の小さく見える尾根がザイテングラートだ。

支稜の意を表すザイテングラート。
そしていよいよここからザイテンに取り付く。

ここからは岩場となり、ようやく北アルプスらしさが出てくるところ。クサリ場をクリア。

まだ大したことない岩場だが、ここらへんでも滑落事故は以外と起きており、油断は出来ない。
まぁこんなところで落ちたら自分的にはかなりカッコ悪いが(笑)
ザイテンの背上からふと左横を見ると、ルートを間違えガレ場を進む単独登山客を発見。

「お〜い!!そっちらルート違いますよ〜!!」
大声で知らせると、無事気付いてくれた様子。
山でのルート間違えは非常に危険。知らない人でも絶対に無視は出来ない。
自分も単独のため充分に注意したいところだ。
そうこうしているうちに穂高山荘のある白出(しらだし)ノコルに到着。
目の前には奥穂高岳(見えているのは肩部)。

いよいよ奥穂高岳にアタック開始だ。
まずは北側斜面のハシゴ場まじりの垂直岩壁に取りつく。

上から見たらこんな感じ

しばらく気の抜けない断崖登りが続くが、基本の三点確保を守っていれば問題なし。

しばらく登るとジャンダルムが見えてくる。

登山をしない方にはなんでもない岩に見えるかもしれないが、ジャンダルムは穂高の最難関。皆が登頂を憧れる最も危険なピークだ。
ちなみにジャンダルムとは勇ましい護衛兵の意。
急登をよじ登ると頂上のお宮が見えてきた
あとすこし。
あとすこし
焦らず慎重に
そして登頂に成功!!
バックは槍ヶ岳(やりがたけ)

お宮に賽銭を入れ先の行程の安全を祈る。

いつかは仕留めたいジャンダルムをバックに

さあ次は後ろに見えている前穂高へいくぞ!

ここからは吊尾根(つりおね)と言うルートをたどる。
そしてこれが吊尾根だ。写真ではわかりづらいが、名前のとおり天から吊るされたような高度感。高所恐怖症の方にはつらいかもしれない(笑)

足元の断崖は落差約700メートル。東京タワー2本ぶん強(笑)下に小さく見える小屋が先ほどスタートした地点の涸沢だ。

吊尾根から不気味に黒い目標地点、前穂を望む

岩場を慎重にクリアしながら慎重に進む。
いま吊尾根を約1時間くらい進んだところ。もう前穂は目前だぞ!

そして前穂のアタックポイントの紀美子平(きみこだいら)に到着。
ザックをここにデポジット(置いて)していよいよ前穂にアタック開始だ。

比較対象物がないため、下から撮ると全然低く見えるのが悲しい(笑)
前穂へはこの西側斜面(写真右奥側)を三点確保でよじ登るのだ。

ハシゴやクサリはないがホールドが沢山あるので問題なし。
しかし油断すると滑落する恐れに加え、先行者から落石がくる場合もあるので常に真上に人がいないようにルートとりは充分に注意が必要だ。
慎重に迅速に確実に
そして前穂に登頂成功!

ここが本日の最終地点。
だがまた同じルートを戻るのがピストンだ。もう一度逆の南斜面から奥穂高岳を再登頂する。いわば中間地点でもあるのだ。
帰りはまた違った感覚。気は抜けない

断崖は登りより下りが危険だ。
ここで事件が!
県警ヘリが奥穂〜ジャンダルムあたりを旋回中。どうやら誰か落ちたらしい(汗)

油断大敵
後で解ったことだが、名古屋市の男性がジャンダルム付近から滑落し、ヘリで搬送された。幸いにして命は無事だったらしい。
気を引き締めなおす。
ほどなくしてライチョウが現れた。

かわいらしい鳴き声。触れそうな距離だが、まったく逃げない。ずっと続く緊張感のなか、カメラを片手にしばしの癒しタイムになった。
再び奥穂へのアタックを開始。
南側斜面に取りつき、南稜の頭を通過。

奥穂高は目前だ
そして本日奥穂2度目の再登頂に成功!

これで今回のミッション=吊り尾根ピストンは達成だ!
毎度言ってはいるが、苦労や苦痛を伴う感動は一生もの。今回も無事登頂できて本当によかった。
お金ではけして買うことの出来ない感動だ。
その後安全第一で下山。翌日には東京へ戻った。
今回も感動や出会いをくれた山々。

そして大自然の厳しさと素晴らしさを堪能

いつまでも登山者を魅了してやまない穂高連峰の山々

山の秋はもうすぐソコに迫っている。まもなく涸沢は紅葉に染まるだろう。

自分が来るのはまた来年だ。

ありがとう
THANKS:S氏(JR山岳会)、井口氏、山で出会った方々
FIN

投稿者:江原






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