来週、次女は国語で暗唱試験があるらしく、寝る前にベッドの上で大声で練習していました。暗唱試験は『徒然草』の冒頭「徒然なるままに日暮し硯にむかひて…」と『平家物語』「祗園精舎の鐘の声…」です。
「徒然草はなんとか覚えたんだけどネ。平家物語がダメだわ」と言うので、少し見てやりました。「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ」何度も言っているうちに、同じ部屋に居た三女の方が覚えてしまったようです。次女よりもスラスラ言えるようになりました。
「あ〜ぁ、竹取物語は簡単に覚えられたのになぁ〜『今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さかきの造となむ言ひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。あやしがりて寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。翁言ふやう、「我、朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて、知りぬ。子となり給ふべき人なめり」とて、手にうち入れて家へ持ちて来ぬ。妻の嫗に預けて養はす。うつくしきことかぎりなし。いと幼ければ籠に入れて養ふ』」とスラスラと竹取物語は出てきます。
「じゃ、ユカ(三女)ちゃん、平家物語を言ってみて」と言うと、三女は竹取物語と平家物語が混ざってしまったらしく「今は昔、風の前の翁のごとし〜ぃ」って…。
そりゃ、ジイさんだからさ、風の日も体験しただろうよ…(´▽`)
でも、ジイさんといっても人生五十年と言われる昔の時代。竹取物語が作られたのは874年頃ですが、「かぐや姫」の話は古事記に載っており、万葉集にも引用されているといいますから、ここで云う翁は40代位の人でしょうか…。今は翁というと70過ぎ人を想像しますが、かなりジイさんになって亡くなった印象の秀吉でさえ、61歳の生涯だったしなぁ〜。江戸期になるとずいぶん長生きの人も出てきますが、大石蔵之助の没年は44歳。切腹とはいえ、一般の印象では50代後半位の人の印象ではないでしょうか。古事記の時代の翁とは40代と思って間違いないでしょう。
う〜ん、私も50を越えた…。そろそろ楽隠居したいところですが、下の娘はまだ小学生…。老体に鞭打って働きましょう。まだまだ引退はできないようです(´▽`))


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