予選リーグ第2戦。
相手は関東大会5位で通過の鹿島アントラーズ。
この試合勝てば予選突破がかかる鹿島に対し、初戦を落とし、自力での突破のためには勝利が最低条件の清水。
ともに勝ち点3を奪うために必死の戦いの幕が開く。
≪先発≫
------石毛--影山------
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-原---------------出口
----加里武--舞人------
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矢守--溝口--犬飼--荒井
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---------瀧川---------
開始から相手を圧倒。
ロングボールから抜け出した出口がループシュートを放つも惜しくも枠外。
石毛は登録上CFであろうが、影山の周りを精力的に動き回るフリーマン的役割。
ボールを繋ぎ、奪われては奪い返し、の繰り返し。
スタートからとにかくゴールという共通意識を持ち良い連動の中で動き出す。
フィジカル勝負も全く引けを取らない。
ロングボールを犬飼・溝口と鉄壁CBが確実に弾き返す。
セカンドボールもセレッソ戦よりもより集中して奪えていた。
そして前半11分。
中央ボールを受けた舞人が左サイドを駆け上がる矢守にスルーパス。
完全フリーでボールを受けた矢守は落ち着いてニアサイドにクロスを送る。
ここに走りこんだのは影山。
カゲの体を投げ出したダイビングヘッドがゴールに突き刺さり待望の先制点を奪取。
ゴールの後俺らサポーターのもとに駆け寄ってきたカゲとみんな。
嬉しかった。
勢いそのままに攻めようとするも、得点後は鹿島も持ち直し、徐々に膠着状態に。
終盤苦しい時間も耐えて1−0でリードを奪った状況で折り返す。
後半
勝負の後半35分がスタート。
ここからが本当の正念場。
やはり激戦区関東を抜けてきただけのチーム鹿島。
ハーフタイムで修正し、後半は主体的にゲームを動かす。
しかし、圧倒されるわけではなく、しっかりとブロックで弾き返し、且つ個人個人の局面における戦いでもしっかりと相手をいなす。
矢守がボールを奪った瞬間は圧巻。
相手の選手の方がタッパが上にも関わらず、相手の動きを読む動き、体を入れたあとの安定感。
ノーファールで確実にマイボールにする技術。
全てが鹿島の選手を上回る素晴らしいディフェンスだった。
後半も中盤に差し掛かり、両チームとも中盤にスペースが生まれ両チームの攻撃が活性化する。
エスパルス後半最大のチャンスは原。
左サイドから切り込み角度のないところから強烈な右足。
ゴールに突き刺さるかと思われたがGKに防がれてしまう。
25分。
鹿島の波状攻撃。
2つのプレーオンを経て、なお続く鹿島の攻撃。
センター、右、左と徐々に追い詰められるも、しっかりと跳ね返し事なきを得たと思われた瞬間。
中央こぼれ球をひろった梶野がドリブルで中央から持ち込むと30mロングシュート。
右方向にスライドしながら綺麗な放物線を描いたボールはゴール右上に吸い込まれる。
ラスト10分にして与えてはいけない同点ゴール。
後半26分 OUT 出口 ⇒ IN 片山 (RSH)
後半34分 OUT 原 ⇒ IN 裕介 (CF) ※舞人LSH
終盤、気持ちを前面に出し、勝ち越しゴールを奪いに行くエスパルスだが、初戦を物にし、ギリギリで追いついた鹿島としては引き分けでもOKな雰囲気。
対するエスパルスはもうこれ以上勝ち点を落とすわけにはいかず、犬飼を上げてのパワープレーを仕掛けることができない状況。
時間だけが過ぎ、そのまま1−1で終了の笛を迎える。
あとちょっとのところまで掴んでいたが、手元から逃げて行った勝利。
それだけに下を向いてしまう選手たち。
ただ、数字上はまだまだ可能性はあるわけだし、いつまでも下を向いていてはダメだ。
挨拶にきた選手たちがベンチに戻るまで延々続けたエスパルスコールは、全ては次節の札幌戦に向けての激として俺は送り続けた。
2試合続けてショックな結果ではあったが、内容では本当に素晴らしいサッカーだった。