「Perfume First Tour 「Game」」
音楽
あれは2008年の暮れ、御殿場の温泉宿にて
ただ なんとなくTVをザッピングしていた時のことじゃった。
子連れの常として、
旅行中、子供が寝た後の親の自由度というものは 意外と低い。
チビをほったらかして どこか飲みに出るわけにもいかなければ
部屋中明々 電気点けて ワァワァ語り合うわけにもいかないからである。
仕方なく 普段は見ないTVを 超音量絞りつつ点けることになるんだけど、
この日の夜は謀ったかのように コレといった番組が見つからない。
唯一楽しみにしていた「すべらない話」も、
「DVDに録画しといて年末一緒に見ようゼ!だから今見るなYO!」
という末弟Takuの指令により お預けを余儀なくされてたし(笑)、
パッと見 興味を引かれた「ジュリー東京ドーム還暦ライブ」も、
時の流れが いかに残酷なものかということを見せつけるに終わってしまった。
で、もうしょうがないから 寝よっかなー・・・と思った矢先の、
Perfume武道館ライヴ放映@確かNHK BS。
そうです、最早ココで説明する必要もないほどの カルト的人気を誇る、
あの”近未来テクノポップ・アイドルユニット”の Perfumeです。
正直 これまで、
その”真性おたくに猛烈にウケそう”なイメージゆえ、
さすがのワタクシも 手を出すことを 躊躇してたんですが。。。
いや だって、大体からしてCapsuleとの違いが
さっぱり 分からなかったんだもん(・ω・)ゞ
まぁ曲作ってんのがCapsuleの中田ヤスタカなんだから
当たり前っちゃぁ 当たり前なんだけど、
何でCapsuleではなく、あえてPerfumeじゃなきゃいかんのか、
ルックスも精々10人並み(但し自分の顔は棚に上げた場合)の
この乙女達の一体何が、
ああまで熱狂的なファンを獲得出来るものなのか、
初見では今一つ分からなかったのよね。。
しかし、納得出来る答えが出ない限りは ねっとりと見守るのが
チームポップ魂の常、
観察してるうちに段々 Perfumeの売れる理由が
分かったような気もしてきました(自信ないのかい)
まず音楽性。
Capsuleとの差異は置いとくとして、
歌謡的&クラブ的スレスレなところで音を鳴らす中田ヤスタカの曲作りは、
イマドキのメジャー邦楽界には
あるまじき実験性と勢いが感じられて面白い。
夫じょにま&義妹ぱんだりんの言葉をまんまパクれば
「顔が見えるDaft Punk」風味で、ソレ系の音が好きな人には
ちゃんとアピールする作りになってると思う。
次にダンス。
これはもう振り付け師の勝利としか言いようがないんだけど、
斬新で無機的な3人のダンスが、打ち込み系の音にベストマッチ。
動きだけ見てちゃんとPerfumeだと分かるというところまで
振りを落とし込むことに成功してるし、
その振り自体も とにかく動きが複雑で細かく、
見ている者を飽きさせない。
極めつけが3人のキャラクター。
曲間で見せるMCは 見事に若いオンナノコらしい ドンすべりぶりだし、
ファンの声援に泣き、そろって 丁寧に頭を下げる様は
いかにもアイドルの正道を行くって感じなのに、
一度曲が始まるや否や、揃ってヴァーチャ・ファイターに大変身!
声紋とか取りようもなさそうなエフェクトばりばりの歌声に
驚くべき「踊れる」っぷりも相俟って、
何かもうさっさと アナザー・ワールドに行っちゃうんだよね。。。
その豹変ぶりは、
さながらアニメ(あるいは漫画)の中に出てくる、
ちょっとドジだけど憎めない ごくフツーの女の子が、
ある状況下に置かれると いきなり超能力を発揮して
大スターになっちゃうみたいな、あの感覚に非常に近い。
限りなく二次元なキャラを 三次元で見ているかのような不思議な錯覚、
それこそがPerfumeのキャラとしての魅力・・・
なのかもしれません。
グジャグジャ言いましたが、一言でまとめると
パッケージングの勝利なんだろね〜
(新年早々 話が長くてスイマセン・・・)
永らく不毛の時代を経験した日本のアイドル界において
明らかなブレイク・スルーとなったPerfume。
流行りモノ故日持ちの程は定かではないし、肝心要の音作りについても
かつての渋谷系に通ずる「流行り廃り」臭が チラホラしないでもない
(ファンの人スイマセン。所詮私は何も分かってませんから)
個人的には、今後どんな戦略を打ってくるのか、
非常に気になっております。
褒めてんのか けなしてんのか どっちだよって言われそうだけど、
時の流れとは残酷なものですから・・・(ジュリー・・・)
因みに この武道館ライヴ放映後に、
年末の紅白出演映像も見ましたが、正直あの1曲&TV局的枠の中じゃ
Perfumeの何たるかは 分からんだろうなぁという印象。
勢いあまってゲットしてしまった表題の
Perfume Fist Tour 「Game」 DVD
(2008年夏のTokyo Zepp&横浜Blitzライヴ)について言えば、
武道館ライヴにおける あの完璧な造りモノ感には欠けるものの、
TVで一曲チラ見するよりは 面白いことになっています。
ご興味ある方は是非。

まさかココでノッケルことになるとは思ってもなかった、
お3方の写真。
上から、
ショートヘアでクールなボーイッシュ担当ノッチ、
シーサー風味なルックス&天然キャラのアーちゃん、
さらさらロングヘアが リン・ミンメイを彷彿とさせる(?) カシユカ。
よくよく見れば
男性ファンのニーズを三方向からガッチリ押さえ込む心意気?