長妻昭厚生労働相が公益法人などの「天下り団体」に対する補助金や委託費を、
2割を目標に削減するよう指示したことによりさい帯血バンクも運営の危機にさらされています。
各バンクの連絡や協議をする場として、日本赤十字社の協力のもとにつくられた「さい帯血バンクネットワーク」は、事務局が日本赤十字社本社に置かれておりバンクネットワークでの様々な会議のほとんどは日本赤十字社本社内の施設で行ってます。
そして公的さい帯血バンクは日本赤十字社を通して「さい帯血バンクネットワーク」が補助金を受け取り、
各さい帯血バンクに分配し、さい帯血バンクはこの補助金頼みの運営をしているところがほとんどです。
・・・つまり関わっている日本赤十字社本体が「天下り団体」として
問答無用の二割カットを命じられている為、その一端にあるさい帯血バンクネットワークへの補助金も二割カットという現実に直面しています。
今まで、財政難で、いつダメになってもおかしくないと言われつづけても、それでも続けてきた公的さい帯血バンクですが
さすがに、来年度からは、本当にさい帯血バンク事業をやめるところも出るのではと懸念されます。
少ない補助金で今まで通りの採取、保存、提供を続けていくには、どうするのか?
今まで、さい帯血は無料でした。
でもこのままではそれは難しくなっていくのかもしれません。
さい帯血は最近、インフルエンザで突然ドナーさんがキャンセルになってしまったり、
末梢血で造血幹細胞をとる予定だったドナーさんが思ったほど採れなかった場合などに緊急でさい帯血の出庫をする機会も多くなっています。
骨髄移植するにも、末梢血移植するにも、さい帯血という緊急の方法があることで
より患者さんも安心して移植できるようになったと思いますし、まさに陰で支えていると思っています。
さい帯血バンクが、いつまでも陰で支えている存在でいられる為には
さい帯血バンクの財政がしっかりとしていなくてはならないと思います。
もし、それが一部の患者の為だから、国のお金が出せないというのなら、
どうしても必要なものだから
患者は仕方なく、お金を払わなくてはならないでしょう。
でも、さい帯血移植が必要とする患者は、なりたくてなった病気ではないのです。
普通にちゃんと規則正しい生活をしたとしても、突然なってしまうことがある病気です。
ですから、誰でも、ある日、罹ってしまう可能性のある病気なのに・・・
なんだか悔しいです。

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