骨髄バンクでは「ドナーさんへのお礼状」が認められていますが、
結構、患者さん側でドナーさんから骨髄もらってもお礼状を書かない人が多いらしいです!!
これにはちょっと驚きました。
骨髄提供は、、事前の打ち合わせや健康診断なども必要ですし、入院して、
何日も患者さんのために時間を使わなくてはならないし、
骨髄採取には全身麻酔もするので本当に大変なことを
ドナーさんの善意と意志でいただいているようなものなので、お礼状が出せるという状況ならば
ひとことでも・・・と思うのですが〜どうなのでしょうね。
私の場合、移植するまでにたくさん輸血して
その輸血もなかったら生きていけないわけで、
じゃあ、輸血してくれた方(これもドナーさんですね)に全員にお礼状書くか・・・というと
そこまでは考えが至らないのはどういう違いなのかと思ったりしました。
出産の時にさい帯血を提供してくれた友人に
「患者さんからお礼状がきたらどう?うれしい?」って聞いてみたのですが
もし、来たとしても「全然実感ないかも」と
言ってました。(ま、友人は母親、ドナーは娘さん(まだ0歳児)なのですが。)
提供の実感もじつはあまりなかったそうです。
出産の時の説明書と一緒にさい帯血提供の同意書などの書類がセットになっててそれに記入しただけ
という印象だったそうです。
友人の場合、とにかく出産が大変ですごーく時間がかかって痛くてつらくて
必死で産んだので、ちゃんとさい帯血を取っていたのかどうかわからなかったらしいです。
出産は人生の一大イベントですからそういわれてみればそうだろうな〜とも思いました。
ドナーさんといっても骨髄とさい帯血では提供の意志も実際の負担もまるで違うのですよね。
患者からすると、感謝の気持ちは骨髄だろうとさい帯血だろうと同じなのですが。
友人の場合、出産する時にはさい帯血を提供したいと常々思ってくれていて
たまたま提供できる病院だったから良かったと言ってくれました。
友人によると
さい帯血提供しても産婦人科でありがとうと言われるわけでもなく
説明がくわしくあったわけではないから、さい帯血提供の同意書書いても
何にどういうふうに使われているのか理解してない妊婦さんもいるかもね〜と
言ってました。
産院はお産がメインなので仕方ないのですかね(-_-)
数年前のことですが、さい帯血バンクネットワークの広報の仕事で
とある地方の採取病院でお話を伺った時も
何だかわからずにさい帯血協力してる妊婦さんが意外と多かったのです。
今もあまり現状が変わってないのでしょうか。
私にとってはすごく大切なことなのですが、さい帯血を必要としている人がいて
本当にそれは感謝すべきことなのに
それが提供してくれるお母さんには伝わってないのは少し寂しいことだと思いました。
だから、私は提供してくれた友人には本当に感謝しているし
ありがとうって何度も言ってしまうし、いいことをしたと実感してもらいたいと思うのですが。
私が通っている産婦人科の母親学級でも、とにかく伝えたいのは
患者として、提供してくださるおかあさんにありがとう、と、提供することで
誰かの命が救われるということ、これだけはちゃんと言おうと思ってます。
それと、さい帯血が匿名化されて、個人情報を厳重に管理されているので安心してください、
という前提で、今までは医療廃棄物とされていたさい帯と胎盤を所有権の放棄ということで
提供していただいています。
(ゴミでも勝手に持って行くと罪ですから)
お礼のお手紙が届くということは、個人が特定出来る状況、とも取れるので
提供するのはお母さんだけど、ドナーは赤ちゃんなので心配で
提供したくないという気持ちになってしまうのではないかという意見もあります。
でもでも、同意書の片隅にでも「患者さんからのお礼状を受け取る」「受け取らない」のチェック項目があったら、バンクのスタッフの人の手間はかかるかもしれないけど、患者さんのお礼状をドナー親子さんに
渡すことも可能なのではないかなーと思ったりします。
このことを採取協力病院の産婦人科の先生に言ってみたら、
妊婦さんだけ感謝されているけど、赤ちゃんを取り上げながら、急いでさい帯血取ったり、
妊婦さんに説明したり問診したりの手間ひまかけてがんばってるのは病院のスタッフなんだよ〜!!
って言われてしまいました。
産院自体も今や社会問題になっているほどで、無事出産できて当たり前、
問題が起きれば訴訟、というような過酷な状況で、
採取協力はあくまでも協力、しかも、がんばって忙しいなかでさい帯血を採っても、量が少ないなら要らない、とバンクに言われてしまう状況ではスタッフからしたら無駄な仕事が増えただけ、というところもあるようです。
現実には、産婦人科も余裕がなくて、ほとんどのバンクも資金不足で人手不足で、忙しくて、余裕がない、というのが問題なのかもしれません。