2005年 韓国映画 『無影剣』
イ・ソジン ・・・ソサム / テ・ジョンヒョン 渤海の王子役
ユン・ソイ ・・・ヨン・ソハ 渤海の女剣士
イ・ギヨン ・・・メ・ヨンオク 東丹国の女剣士 刺客団副団主
シン・ヒョンジュン ・・・クン・ファピョン 東丹国の刺客団主
チョ・ウォニ ・・・チョ・チョンス 渤海の突撃隊長
パク・ソンウン ・・・マブル 僧侶 東丹国の刺客団
イ・ハンソル ・・・タン・ヤンス 弓の使い手 東丹国の刺客団
チョン・ホビン ・・・ヤユルチョルラ 東丹国国王
チン・ボンジン ・・・イム・ソンジ 渤海の将軍
イ・ソジン
926年の渤海。
契丹の侵入によって暗殺団が暗躍し、王子がすべて暗殺された渤海は、国が滅亡する危機に陥っていた。
渤海最後の希望は、幼い時、政争にまきこまれて追放された王子テ・ジョンヒョンの復帰を望むだけとなっていた。
しかし、そのテ・ジョンヒョンはいまだ行方が判らない。
当代最高の女流剣士、ヨン・ソハに最後の王子を探し出して、渤海に無事連れ戻すという、重大な任務が与えられる。
ヨン・ソハは、幼い時から軍営で育ち、渤海最高の武士に成長した女将軍だ。
彼女は、渤海の運命を取り戻す最後の希望、テ・ジョンヒョンを守るために無影剣を手にして旅立った。
一方では、契丹反乱軍の頭目クン・ファピョンと彼の腹心メ・ヨンオクもテ・ジョンヒョンを追って、息詰まる追跡が続く。
自分の父を無実の罪で処刑されたと信じ、その相手一族への復讐と自分の野望のために祖国渤海を裏切って契丹の手先になった、東丹国の武将クン・ファピョンは、必ず王子を探しだして暗殺するという熱い復讐心に燃える。
彼の命令ならば命をかけて従うメ・ヨンオクは、優れた剣術を持った女性剣客ヨン・ソハを倒して最高になろうという嫉妬心に捕われ、執拗に彼女を追う。
テ・ジョンヒョンは、うらぶれた田舎で盗品の売買を業として、影に隠れた生活をしていた。
ヨン・ソハはテ・ジョンヒョンを見つけ、彼を説得しようとするが、彼の以前の経歴と仕事柄、人に狙われやすい立場の彼は、全く人を信用しない。
テハの持っていた無影剣に気づきよけいに疑いを強く持つ・・その剣はこの世に二本しか存在しない剣だと・・・
ヨン・ソハを敵の追ってと勘違いした彼は、彼女を仲間たちに襲わせるが、大勢の荒くれ達を相手に一人でなぎ倒す彼女の強さにびっくりする。
その騒動のさなか、クン・ファピョンから指揮を任された、反乱軍の副頭領メ・ヨンオクの一団が現われ、ヨンオクとソハの行き詰る一騎打ちが始まる。
ジョンヒョンの持っていた煙幕によって難を逃れたソハとジョンヒョンは、ただ事ではない現実と、彼女の説得によって渤海に戻る事を決意する。
左 イ・ギヨン 右 ユン・ソイ
二人で渤海を目指す道中、ジョンヒョンは何度もソハに聞く・・・
『なぜ剣を持っている!』
ソハの答えは決まって『大切な人を守る為!』と答える。
そして、彼は何度も言う・・・
『俺には王の資質がない』
その度にソハは『立派な王です!』と答える。
二人は、無人の廃家に一夜をとる事になったが、ソハは家の外で徹夜の見張りをする。
ジョンヒョンの『寝ないつもりか?』の問いに
ソハは『私の命を投げ出しても、大切な人を守るのが役目です!』と答える。
翌朝、ジョンヒョンは知り合いを訪ねるといい、ここから一歩も動くなとソハに命じ或る家の中に入っていく・・・
しかし、その村にはもう反乱軍の手が入っていた。
親友に裏切られたジョンヒョンは反乱軍の頑強兵士に襲われる。
反乱軍の存在に気づいたソハはジョンヒョンのあとを追うが、またもやヨンオクが現われ決死の戦いに・・・
再び難を逃れた二人だったが、ソハの疲労は蓄積していく・・・
ヨンオクだけでは、対処できないと気づいた反乱軍団主のファピョンは、自らが出陣する事を決意する。
シン・ヒョンジュン
『もう少し行けば援軍が待っています』という、ソハの言葉にジョンヒョンは、なぜ私が渤海に行かないと行けないのか? 理由が一つもない!! と声を荒げる。
ソハは静かに『お母様が亡くなっておられます、お母様の墓参りに!』と、さとし、さしものジョンヒョンもこれには従うしかなかった。
二人で、渤海に向かう途中ソハの体力は限界に近づいていた・・・
よろけて、まともに歩けないくせに、援助を求めないソハに向かって、ジョンヒョンは・・・
『私の大事な部下の命を守れない男に、王の資格があるのか!』と声を掛ける。
それを聞いたソハは恥ずかしながら手を差し出す・・・
やっと、援軍の所にたどり着いた二人・・・
その待ち受けていた援軍は、渤海の元突撃隊長チョ・チョンスだった。
しかし、反乱軍団主ファピョンが現われ、ソハは深く傷つく・・・
一旦は難を逃れた三人だったが、再び決戦の時が・・・
チョ・チョンスはファピョンに瀕死の重傷を負い、魔の手はジョンヒョンに向かう・・・
兄を殺して、その無影剣を手にするファピョン、そしてもう一本のソハの想いが詰まった無影剣を手にするジョンヒョン・・・
ジョンヒョンはファピョンに向かって、『その剣は恨みが詰まった剣だが、この剣はひたむきな剣士の願いが詰まった剣だ』と叫ぶ・・・
ジョンヒョンはファピョンを倒す事が出来たが、彼はチョ・チョンスとソハを失ってしまう・・・
ジョンヒョンの腕の中で最後をとげようとしているソハに向かって、ジョンヒョンが叫ぶ『なぜ 早く言ってくれなかったのか!』
『君があの時の少女だという事を・・・』
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ジョンヒョンが若かりし勇敢な王子だった頃、戦場で敵の軍隊に両親を殺された少女がいた。
その少女に剣を教え、その剣を使う目的は『大切な人を守る時にしか使ってはいけないよ』と教え・・・
謀略により、自ら国を去らなければいけない時、チョ・チョンスに『この子は両親を失くした可愛そうな子だから、面倒見てやってくれ』と言い残して去ったのだった。
それ以降、ジョンヒョンの言いつけを守り、鍛錬を重ねて当代随一の女流剣士となった少女がソハだった。
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ソハがジョンヒョン王子の腕の中で、つぶやく・・・
『私は約束を守りましたよね〜』
『大切な人を守りましたよね・・立派な王子様!』
それが最後の言葉だった・・・・・
数年後、渤海では勇敢な王が生誕し、強国の地位を築いていったと言う・・・


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