2013/3/31

2013年3月に読んだ本  リスト

小説の部
ブラックボックス 篠田節子 ★★★★★ 食の安全警鐘小説。サラダがヤバい!
俺たちに偏差値はない 福澤徹三 ★★★ 草食男子が34年前にタイムスリップ。
繚乱 黒川博行 ★★★★ 大阪のド腐れ刑事コンビ復活!「悪果」の続編。
笑うハーレキン 道尾秀介 × ホームレス家具屋。つまらん。
狭小邸宅 新庄耕 ★★★★ 去年のすばる文学賞受賞。

ノンフの部
和牛詐欺 斎藤友彦 ★★ 安愚楽牧場事件ルポ。つっこみ不足。
津波の墓標 石井光太 ★★★★ 報道されない被災地のルポ。
督促OL修業日記 榎本まみ ★★ 督促電話の極意。
死の淵を見た男 門田隆将 ★★★★ フクシマ・フィフティーズ!
ブラック企業 今野晴貴 ★★★ ユニクロおそろし・・・

今月はなぜか殺伐としたお仕事もの多し・・

「ブラックボックス」は野菜農家男とサラダ工場パート女が主人公。これ面白い!つーか怖い! コンビニサラダ買えなくなるよ。大和ハウスの新CM(役所さんと井浦新の)さえもなんか怖い! 篠田さんの社会派長編ははずれなし。主人公が正義感一辺倒じゃないのがいい! 一気読み!

「狭小邸宅」はブラックな住宅販売会社の新人営業マンの話。怖いぞこの職場。パワハラの嵐。家を客に買わせるテクニックがスリリングで実に面白い。

「督促OL・・」はカードローンの返済が滞ってる人に電話をかけ続けるお仕事・信販会社債権回収部署で働くOLの処世術。心が折れるお仕事をうまくかわすには。サクサク読める。

そして最後はずばり「ブラック企業」。中小から大企業まで世の中ブラックだらけなの? ユニクロの仕打ちに心が凍ったわ。新卒の子たちが使い捨てられる実態が大変恐ろしい。なんだか今後アベノミクスの成長戦略とやらで正社員もどんどん解雇できるようになるっていうじゃないですかー。恐ろしいよう。

と、殺伐しすぎたので(好きだけど)、次はぐっとくるええもんを。

「死の淵を見た男」。福島第一原発。事故発生から現場の作業員の命を懸けた闘いのドキュメント。吉田所長はじめ作業服のおじさんたちがたまらなくカッコイイ! ザ・男気! いっぽう管首相の男気の無さも際立つ。門田さんの文章は盛り上がるなあ。

「津波の墓標」は映画化された「遺体」のほから読むとさらにぐっとくる。絆なんてもんでくくれない被災地の姿。石井さんの文章は門田さんみたいに派手でないけどしみじみくるので実はこっちのほうが好き。

今月はこんなもんで。
あ、「俺たちに偏差値はない」は小説としてはアレなんだけど、1978年当時に高校生ぐらいだった人にとっては、もうね、懐かしい世相風俗がてんこ盛り。中華三昧とか宝石箱(アイスの)とかさー、あったあったの嵐。楽しいよー。




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2013/3/3

2013年2月に読んだ本  リスト

小説の部
狛犬ジョンの軌跡 垣根涼介 ★★ デカくて黒い謎の犬。
コモリと子守り 歌野晶午 ★★★ 舞田ひとみシリーズB。
空の拳 角田光代 ★★★★ ボクシング男子!
神様の贈り物 木内一裕 ★★★ 心を持たぬ殺し屋が。
眺望絶佳 中島京子 ★★★ いいかんじの短編集。
残り全部バケーション 伊坂幸太郎 ★★★★ 小悪党モノ!
スタッキング可能 松田青子 ★★★★ フシギ短編集。
ニュータウンは黄昏れて 垣谷美雨 ★★★ ローン地獄と老朽化問題。
キミトピア 舞城王太郎 ★★★ 最新短編集。
たったひとり 乾ルカ ★ 廃墟探検サークルを襲う怪異。
それを愛とまちがえるから 井上荒野 ★★★★★ 倦怠期夫婦W不倫コメディ。

ノンフィクションの部
ファミリーレストラン 今柊ニ ★★★ ファミレスの誕生・成長・進化。
ウェブで政治を動かす 津田大介 ★★ ネット選挙とか。
ちゃっかり温泉 久住昌之 ★★★ 昼から風呂、そんで一杯。
この年齢だった 酒井順子 × 有名女性伝記要約。
エンジェルフライト 佐々涼子 ★★★★ 国際霊柩送還士ルポ。
弱くても勝てます 高橋秀実 ★★★★★ 開成高校野球部。
本当のことしかいってない 長嶋有 ★★ 書評集。
下に見る人 酒井順子 ★★★ いじめてしまう側の心理。

今月のピカイチ。
「弱くても勝てます」。毎年東大合格者1位の超進学校・開成。その野球部の驚くべき指導方法とは。いやあ久々声出して笑ったよこれ。頭がよすぎて頓珍漢になってしまってる監督&選手たち。勝つための理論が禅問答のよう。高橋さんの文章がまたとぼけた味わいでよし。最近部活は体罰問題とかあるけど、まったくベクトルの違う世界がここに!
ピカニは「エンジェルフライト」。第10回開高健ノンフィクション賞。海外で亡くなった人専門の葬儀社への密着ルポ。アルジェリア、グアム、エジプトと事件が続いてますが、その裏側にこの人たちのお仕事があったのねえと感じ入ります。「おくりびと」とはまた違うシビアな現場とプロの矜持。
あと酒井さんの「下に見る人」もよかった。学生時代の酒井女史のいじわるっぷりがさもありなん。こんなに正直に書いちゃっていいのか・・(でも共感)。
「ファミリーレストラン」は新書なのに楽しい。定食研究の第一人者・今さん。ロイホからサイゼまでお馴染みの場所の知られざる歴史。間にはさまる食べ歩きルポがいいのよ。へんにグルメじゃなくてB級舌なの。ハンバーグ食べたい。

今月の小説。
角田や伊坂もよかったけど、今月はなんといっても新人・松田青子の「スタッキング可能」。タイトルにひかれて借りたんだけど、なんなんだこの小説は! オフィスの人間模様を記号化して描く、記号化ってなんか難しそうなんだけど、すべて理解できなくてもやたらおかしいのだ。それと短編の間にはさまる「ウォータープルーフ嘘ばっかり」が女子には大爆笑もんなんでぜひお読みください(キングオブコント1位くらいおかしい)。松田さんは劇団出身とのことで、演劇畑からは面白い人材がにょきにょき出るなあ!
もう1冊おすすめは井上荒野の新作「それを愛とまちがえるから」。アラフォー夫婦(子なし)がそれぞれ浮気してるのですが、妻とカノジョさんがバッティングするあたりからの展開が最高にコメディ! たーのしー。ジメジメドロドロいっさいなし。なんとなくウッディ・アレンの映画みたいよ。映画化するならキャストは深津絵里、田辺誠一、大泉洋、戸田恵理香かなあ。

短編集の中のこれがよかった!
中島さんの「眺望絶佳」のなかの亀と土偶の話(タイトル失念)。3・11震災を扱った小説のなかでいまんとこ一番好き。
舞城さんの「キミトピア」からは「真夜中のブラブラ蜂」。子育て終了後の主婦が読んだらちょー楽しい。主婦はあんまり読まないか、舞城・・。

今月は以上で。
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2013/2/4

2013年1月に読んだ本  リスト

拉致と決断 蓮池薫 ★★★★ 北朝鮮での監禁生活
白き隣人 石岡流衣 ★ ホラーだがあんま怖くなし
スタート! 中山七里 ★ 映画製作現場ミステリ
ピストルと荊蒄 角岡伸彦 ★★★ ヤクザで部落
つやのよる 井上荒野 ★ 映画原作。奔放な女・つや。
あなたが愛した記憶 誉田哲也 ★ 超能力もんでした・・
路(ルウ) 吉田修一 ★★★★★ 台湾新幹線開業!
ソロモンの偽証 T〜V 宮部みゆき ★★★ 長い!
噂の女 奥田英朗 ★★★★★ 岐阜で噂のあの女!
中国化する日本 輿那覇潤 ★★★★ 目うろこの日本史。
海の見える街 畑野智美 ★★★★★ 図書館で働く男女。

今月のベスト3
吉田さんの新作「路」は台湾が舞台。新幹線開業に関わった人々の群像劇。かといって池井戸さんのようなプロジェクトX的な熱い話ではなく、もっとこうゆるやかで心地いい。全く興味なかったけど俄然台湾に行きたくなる。観光ガイド小説としてもスグレモノ。とにかく飯がなんでもかんでも旨そうで。
奥田の新作は連作短編「噂の女」。あいつ絶対やりまくっとるわと噂される女糸井美幸をめぐる人々。地方都市はみんな知り合いとか官民ずぶずぶ癒着とかしがらみあるあるが超楽しい。イジワルだー奥田さん。
注目新人畑野さんの3作目「海の見える街」。司書と派遣と児童館の職員の計4名の男女の連作。草食男子とかちゃらそうな女子とか1章めはそんな共感できなかったのに2章めからぐんぐんよくなってきて。本とマンガをこよなく愛す地味女子・日野さんにぐっときたー。

今月のノンフ
「拉致と決断」はあまり語られてこなかった監禁生活の様子が伺える。息詰まる監視生活を知恵と工夫でしのぐ蓮池さん。北朝鮮のへんてこぶりもスゴイ。
「ピストルと荊蒄」は金と暴力で大阪を支配した同和のドン・小西邦彦の評伝。悪いやっちゃ。でもなぜか憎めないおっさん。
「中国化する日本」はNHKEテレの若者討論番組「日本のジレンマ」でおなじみヨナハさんの歴史学入門書。番組と同じ皮肉っぽい口調で新しい日本史のとらえ方を教えてくれます。へーえ。中国化ってキーワードが読む前思ってたんと全然違ってて面白かった。日本史好きにおすすめ。

今月の長い。
読みに読んで丸々5日間。「ソロモンの偽証」3部作。積み上げたらオットマンにちょうどよさそうな分厚さ。長すぎやしませんか宮部さん。そりゃあまあ確かに面白いんだけどさ、TとVは一気読み。でもUは少し飽きる。出てくる中学生たちがかしこすぎるのがちょっと難。
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2013/1/26

本屋大賞2013を予想する  

今年の候補作は、

「海賊とよばれた男」上・下 百田尚樹
「きみはいい子」 中脇初枝
「屍者の帝国」 伊藤計劃・円城塔
「晴天の迷いクジラ」 窪美澄
「世界から猫が消えたなら」 川村元気
「ソロモンの偽証」T・U・V 宮部みゆき
「百年法」上・下 山田宗樹
「ふくわらい」 西加奈子
「光圀伝」 沖方丁
「楽園のカンヴァス」 原田マハ
「64」 横山秀夫

やたら長いの多いなー。あんまり長いと読む前に挫ける人多くないか心配。みんな忙しいもんな。私はひまだが気力体力に衰えが著しいので困ってます。

既に読んでるのは5冊。

「きみはいい子」は虐待もんの連作短編。せつない、やりきれない話ですが最後にほんのりと光がさすかんじ。とってもいい話なんだけど小奇麗に落としてるところがドス黒好きの私には不満。まあでも本屋大賞ってこういうの好きかもね。
「晴天の迷いクジラ」もせつない系の長編。前作「ふがいない・・」に比べるとシリアスつーかせつなさを前面に出しすぎる点が残念。でも分量的には読みやすくてちょうどいい。
「ソロモンの偽証」は宮部久々の現代もんミステリー。長い、長い、長ーいよ。長すぎてU部でやや飽きます。でもV部は一気読み。さすが宮部。でもね、なんか教育テレビの中学生日記風なのがどう影響するか。
「楽園のカンヴァス」。上半期の直木賞候補に。絵画ミステリーでアカデミックな気分を満喫できる。知的好奇心プラス恋愛要素ってので去年の大賞「舟を編む」に通ずるところも。ただ笑える部分が皆無。しをんとマハの違いはそこか。分量はちょうどいい長さ。
「64」はもうめちゃ面白いったらないんだけど、D県警シリーズっていうのがネックか。いや別にシリーズ読んでなくても全然オッケーなんすけど。あと長い。でもこれは長くても全然いいすけど。個人的には64ぶっちぎり好きー。

未読のほうは、
「海賊とよばれた男」。出光の社長さんがモデルらしい。戦後の石油業界で暴れまくる熱い男の一代記、なのかな。戦後の復興&高度経済成長は大好き舞台設定なんだけど、上下か・・。あと百田さんの熱さが最近ちょっと暑苦しく感じられ・・。でもいずれ読もうっと。
「屍者の帝国」は、ものすごく難しそうな気がします。たぶん哀しいかな理解できないだろう。伊藤さんの「虐殺器官」も数ページ読んで諦めて積んであるわ。
「世界から猫が消えたなら」。だれだ川村元気って。全く知らない人だ。タイトルがまずヤダね。元気って名前もイヤだ。猫もべつに好きじゃないしさあ。読まず嫌い発動。内容も「僕と猫と陽気な悪魔の7日間」だってさ。出来の悪い伊坂もどき、または「KAGEROU」臭がするぞ。
「百年法」も上下本。近未来社会派SFみたい。たぶんこれも読み出したら一気にいいっちゃうとは思うんだけど、長いのがなあ・・。山田さんは「嫌われ松子」の人だから文章は読みやすいと思う。いずれ読む。
「ふくわらい」はこないだの直木賞候補に。西さん苦手なんだよな。でも分量的にはちょうどいい。キノベスで1位だったそうなんでもしかしたら苦手意識克服できるかも。読んでみっか。
「光圀伝」。沖方さんも苦手なのだ。「天地明察」も読むの苦労したわ。これも読めなそう。でもテレビの水戸黄門さまとは全然ちがう話らしいのがちょっと興味ある。ぶ厚くなけりゃなあ・・

では予想。
「楽園のカンヴァス」「ふくわらい」「晴天の迷いクジラ」のどれかで。理由:本の厚みがちょうどいいから。
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2013/1/22

2012面白かった本ベスト10  

遅くなりましたが去年読んで面白かった小説は、

1位 「64」 横山秀夫 ザ・警察小説!
2位 「紙の月」 角田光代 どつぼにはまる!
3位 「歪笑小説」東野圭吾 イジワル東野!
4位 「ポリティコン」 桐野夏生 全員悪人!
5位 「ラバーソウル」 井上夢人 騙された〜!
6位 「微笑む人」 貫井徳郎 ブキミな男!
7位 「佐渡の三人」 長嶋有 笑う納骨!
8位 「何者」朝井リョウ 毒々就活!
9位 「ここは退屈迎えに来て」山内マリコ 地方女子!
10位 「俳優・亀岡拓次」 戌井昭人 脇役人生!

「64」はもうダントツで面白かったな。すごいぜ横山。「紙の月」は女犯罪者書かせたら日本一かも角田さん。犯罪ものでは「ラバーソウル」「微笑む人」も一気読み間違いなし。「歪小」は連作短編集。東野さんは最近人情推理もんが多いけどこっちのブラック系のほうが全然好きだわ。お人が悪いわ。人が悪いといえば桐野の「ポリティコン」も。上下で長いけど善人が全く出てこない潔さ。田舎の話なのにクールでカッコイイ。「佐渡」と「退屈」と「亀岡」は大好きな笑える系。「何者」は直木賞おめでとう!


今回はノンフのほうもおすすめ5冊。

1位 「ネットと愛国」 安田浩一 ネトウヨルポ
2位 「どん底」 高山文彦 自作自演男
3位 「毒婦」 北原みのり キジカナ裁判傍聴記
4位 「イスラム飲酒紀行」 高野秀行 みんな酒飲み
5位 「俺に似たひと」 平川克美 息子が父を介護

1〜3位は人間って怖いな、4〜5位は人間っていいなってかんじ。

続きまして裏のほう

1位 「もぐら」 矢月秀作 不死身すぎだね
2位 「消失グラデーション」 長沢樹 もやもやするね
3位 「プリズム」 百田尚樹 女がダメだね
4位 「コンカツ?」 石田衣良 トレンディだね
5位 「スイングアウトブラザーズ」 石田衣良 お手軽だね
6位 「北斗」 石田衣良 いらいらするね
7位 「盗まれた顔」 羽田圭介 長いね
8位 「夜の国のクーパー」 伊坂幸太郎 ファンタジーだね
9位 「偉大なるしゅららぼん」 万城目学 あっけないね
10位 「コラプティオ」 真山仁 いまいちだね

裏の常連石田が3冊もランクイン・・。じゃあ読まなきゃいいのに何故か読んでまうのさ。
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2013/1/7

第148回直木賞を予想する  

今回の候補作は、

朝井リョウ 「何者」 新潮社
安部龍太郎 「等伯」 日本経済新聞社
有川浩 「空飛ぶ広報室」 幻冬舎
伊東潤 「国を蹴った男」 講談社
志川節子 「春はそこまで 風待ち小路の人々」 文藝春秋
西加奈子 「ふくわらい」 朝日新聞社


わあ、読んだのは「何物」のみですわ。知らない人いるし、時代小説多いし、なかなか予想しづらいけど適当に予想しちゃいます。

まずは苦手な時代ものから。「等伯」は戦国時代の仏絵師の話らしいです。そして上下本。表紙が荘厳つーか気合入ってるわ。読めなそう・・。安部龍太郎って名前も立派すぎて尻込みしたくなります。
「春はそこまで」は江戸時代の小さな商店街の連作短編らしい。いい話系なのかなあ。あまりそそられないなあ。志川節子さん、なんか節子って言う小説家多いなあ。誰が誰やら。
時代もんで唯一読みたいのが「国を蹴った男」です。伊東潤は前にも「城を噛んだ男」で候補になってます。男シリーズなのか。題名がいいんだよねえ。戦国時代のマイナーな武将の連作短編だとか。これはいずれ読む。城を噛むほうから。

現代モノは、朝井リョウくんの「何者」。前回も候補になってましたねね朝井くん。まだ若いから無理じゃろて、と思ってたけど今回の「何者」はすっごく毒々しくて面白かったんでこれで獲ったらウレシイナ。
「空飛ぶ広報室」は有川さん得意の自衛隊もんで大震災を絡めてるらしい。ふーん、いい話なんだろうよ。有川はどうにも苦手、というより嫌い。あ、言っちゃった。
西さんの「ふくわらい」は風変わりな生い立ちの編集者の話らしい。西さんもやや苦手なんだよね・・おかしゅうてやがてせつなきみたいな感じなのかしら・・

と、いうことであんまり食指が動かない今回、

本命  「国を蹴った男」と「何者」のW受賞
対抗  受賞作なし

としてみました。有川とったらヤダナ。

芥川賞のほうはぜんぜんわかんないけど、舞城さんは4回目の候補。獲ったら覆面作家の記者会見どうすんのか下世話な興味が・・。あと題名だけで「肉骨茶」ってのが気になる。作者は20歳の京大生。

発表は16日だって。
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2013/1/3

今年もどっぷり箱根駅伝  

第89回箱根駅伝、今年も報知グラフの完全ガイド片手にじっくり観戦したぞ。

おめでとー日体大! ノーマークからの優勝ほんとにびっくり。さすが体育の大学だわ。監督はじめ選手のみなさんもどこか朴訥なかんじで、明日スッキリでどういじられるかも楽しみなような心配なような。

今年は明治の順位の変動ぶりにドキドキしました。東洋はなんか安定してっから見てて面白みがないんだけど、明治ハラハラさせやがる。8区の横手健(たぶんあだ名はヨコケン)が一瞬東洋抜いたり、9区の松井がふらふらになったり。無茶するかんんじが好きだよ明治。

あと10区の早稲田と帝京のラスト競い走り。帝京の人100回くらい振り返ってた。たぶん明日首痛いと思う。ゴール後の喜び爆発が早稲田のどんよりと好対照。優勝が義務みたいになってる強豪校ってゴール後暗くなって可哀想です。帝京や法政みたいに喜んでるのは見てて楽しいわ。

さて、今年のイケメンくんはぐっとくる人いなかったので早稲田の大迫くんで。愛くるしい顔立ちです。あんまりタイプじゃないけど9人抜いたしまあいっか。

最後に今後も注目の双子。それは村山兄弟。城西大の2区を走ったコウタくんと駒沢大でたぶん5区を走ったケンタくん。双子なのにあえて違う大学に行ったところが独立心旺盛つーかライバル心むき出しつーかいいわあ。顔もやんちゃ小僧ツラだし。設楽兄弟のお公家さんみたいな顔よか好きだー。がんばれ村山ツイン。まだ2年生。

来年は90回大会ってことでなんかスペシャルなかんじなのかなー。楽しみだなー。権太坂のすき家に行ってみたいわ。では。

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2012/12/24

2012年12月に読んだ本  リスト

原子力宇宙船地球号 戸梶圭太 ★★★ トカジ流反原発小説?
島へ免許を取りに行く 星野博美 ★★★ アラフォー合宿免許苦戦記
移民の宴 高野秀行 ★★★ 日本在住外国人の食生活ルポ。
プールサイドの彼方 朝日奈あすか ★★★★★ 恋愛仕事結婚出産、女子の半生。
きみはいい子 中脇初枝 ★★ 虐待せつな短編集。
国難 石破茂 ★★★ 安全保障を熱く語る。
母性 湊かなえ ★★ お母さんが好きすぎて。
ともにがんばりましょう 塩田武士 ★★ 労使交渉小説。
主よ、永遠の休息を 誉田哲也 ★★★★ コンビニ強盗事件が・・
箱根駅伝を歩く 泉麻人 ★★ マニアック歩き。
ブルーマーダー 誉田哲也 ★★★ 姫川シリーズ最新刊!
何者 朝井リョウ ★★★★★ 就活小説! 

今月の強力にオススメ2冊。
まずは「プールサイドの彼方」。実業之日本社から9月にひっそり?出た小説。朝日奈さんたぶん初読みですが、いいね!
大学入学時(1989年)から現在までの20数年間の女子の半生記ポケベルからスマホ、パソコン通信からツィッター、IT関連の進歩にあわせて描かれる世相風俗が懐かしく楽しい。主人公はけっこう(かなりか?)やな奴なんだけどすごく気持ちわかるわー。湊かなえの「母性」とは真逆の価値観なんで、読み比べるのもおすすめ。

もう1冊は朝井くんの新刊「何者」。ツイッターを駆使する現在就活もの。最初はさあ、なんか東京のいい大学のリア充学生のちゃらい話かと思ってたら、なんと毒々しい。心に巣食うどす黒い感情がイタいわー。石田衣良のうすっぺらい「シューカツ」とは大違い。まじ面白かったー!

2冊とも、自分の中にある邪悪な部分をさらけ出させてくれます。いいわあ。

今月の誉田。
「主よ、永遠の休息を」は文庫化されてから売れ売れらしい。実際のあの有名な事件をモデルにしてるので読んでてかなりグロいとこもあるよ。新作「ブルーマーダー」もグロさに磨きがかかってます。でも誉田さんって文章が軽いからどんだけグロくてもサクっと読めちゃうよな。「ブルーマーダー」は「姫川玲子の愛と正義、緊迫の新展開!」って広告に書いてあったけど、まさにまさに新展開! もうお口あんぐり!

「主よ・・」も実業之日本社。掘り出しもんの多い出版社かも知れぬ。要チェックやで。

今月は早いけどこんなかんじでーす。年間ベスト10&ワースト10は後日(来年かな)発表予定・・
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2012/12/2

2012年11月に読んだ本  リスト

四〇一二号室 真梨幸子 ★★ 所沢のタワーマンションをめぐる怪。
あのころのデパート 長野まゆみ ★★★ 昭和のデパート懐古エッセイ。
ここは退屈迎えに来て 山内マリコ ★★★★ 地方在住女子の倦怠。
楽園のカンヴァス 原田マハ ★★★★ ルソー絵画真贋ミステリ。
64(ロクヨン) 横山秀夫 ★★★★★ ザ・警察小説!!
鳴いて血を吐く 遠田潤子 ★ 地方の旧家ねっとりミステリ。
文学賞メッタ斬りファイナル 大森&豊崎 ★★★★ ファイナルなんて・・
「カルト宗教」取材したらこうだった 藤倉善郎 ★ 幸福実現党は楽しい。
感染遊戯 誉田哲也 ★★★ 姫川シリーズD。ガンテツと葉山編。
盗まれた顔 羽田圭介 ★ まさかの警察小説に挑戦だが・・
私にふさわしいホテル 柚木麻子 ★★★ 作家出版業界内幕小説。
北斗 ある殺人者の回心 石田衣良 × 虐待もの。好かん。
ウエストウイング 津村記久子 ★★★★ 古ビルで働く人々。
佐渡の三人 長嶋有 ★★★★★ 親族納骨小説。
僕の心の埋まらない空洞 平山瑞穂 ★★★ ストーカー殺人言い訳もの。
あと少し、もう少し 瀬尾まいこ ★★★ 中学駅伝小説。サワヤカ。
うちに帰ろう 広小路尚祈 ★★★ 専業主夫小説。芥川候補。

今月の拍手喝采!!
横山さんの7年ぶりの新作「64」。待ってたぜ! 期待以上の熱い男どものぶつかり合い! 一応D県警シリーズだが前作忘れてても全然オッケー。いやあ興奮したわ。ぐっと来た!今月というより今年度堂々1位決定です!ありがとう横山!

今月の地味だけど大好き。
津村さんの新作「ウエストウイング」。地味なOL。地味なサラリーマン、地味な小学生、互いの顔も知らない彼らが古い雑居ビルで地味にすれ違う。地味なんだけどなぜか冒険小説のようにわくわくします。細部の小ネタも好きだわー。
小ネタといえば長嶋さんの新作「佐渡の三人」もいい! 親族のお年寄りが次々死んでく話、なのにおかしくておかしくて。ゆるーい小ネタがいちいちツボ。
何回か前の芥川賞候補作「うちに帰ろう」も地味に楽しい。専業主夫の家事育児あるあるが全体的にちまちましてておかしい。

今月のだめだった。
衣良渾身の「北斗」。壮絶な虐待を受けて育った青年が殺人を犯すまでの経緯がもうすんごくいらいらするー。ピュアゆえにおいつめられてくパターンがなんかキライ。でも読書メーターでは評判いいです、これ。

今月のその他のおすすめ
新人さん山内マリコの「ここは退屈・・」。まず表紙がいい! 地方在住女子連作短編ですが、ブックオフやニトリや青山やホーマックが立ち並ぶロードサイドの倦怠や鬱屈がリアル。そしてかなり笑えます。
柚木さんの「私にふさわしいホテル」、は多少あざとい感じはするけど東野さんの「歪小小説」と同じく業界ネタが楽しい。朝井リョウくんも実名登場。
平山さんの「僕の心の・・」もいやあなかんじがオススメ。浮気男子の本心があけすけ。

今月はここまで。
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2012/11/10

横山秀夫の「64」を脳内キャスティング  

7年ぶりの新作「64」。超ボリューミー。登場人物が多いので途中で一覧表を作成しつつ読みました。あー面白かったー。せっかく表を作ったしこれは絶対映像化しそうなんで、ちょっとキャスティング考えてみました。楽しんだな、これが!

2時間の映画枠にはおさまりそうもないんで、WOWOWプライムドラマ枠(全5回)かTBSスペシャルドラマ2夜連続とかでどうだろ。

三上   広報官    松重豊
美耶子  その妻    戸田菜穂

諏訪   広報室係長  袴田吉彦
蔵前   広報室主任  山崎樹範
美雲   広報室    本仮屋ユイカ

石井   秘書課長   段田安則
白田   警務課長   斉木しげる
赤間   警務部長   香川照之
二渡   調査官    仲村トオル
辻内   本部長    稲垣吾郎

荒木田  刑事部長   塩見三省
松岡   捜一課長   佐藤浩市
落合   捜二課長   岡田義徳
糸川   捜二次席   矢島健一
御倉   捜一次席   モロ師岡
尾坂部  元刑事部長  夏八木勲
緒方   捜一     川原和久
峰岸   特捜     平山浩行

漆原   自宅班    生瀬勝久
柿沼   自宅班    田中哲司
幸田   自宅班    小澤征悦
日吉   自宅班    滝藤賢一

望月   本刑事    田中要次

村串   本婦警    鈴木砂羽

雨宮          小林薫
目崎          高橋克美

秋川   東洋キャップ  青木崇高
梓    東洋デスク   勝村政信
高木   朝日新聞    板谷由夏
山科   全県タイムズ  津田寛治  

なんだか地味になってしまった・・視聴率とれないかも。    


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