2012/2/1

2012年1月に読んだ本  リスト

デッドボール 木内一裕 ★★★ まきこまれ誘拐もの
くちびるに歌を 中田永一 ★★★ 離島の中学合唱部Nコンへ
警備員日記 手塚正己 ★★★★ 交通誘導の人々
キャベツ炒めに捧ぐ 井上荒野 ★★★★ アラカン女子たち
原発のウソ 小出裕章 ★★★ よくわかった。
夢違 恩田陸 ★★★ 夢分析ホラーSF
3・15学園闘争 平山瑞穂 ★★ 卒業できない学園
伝説の「どりこの」 宮島英紀 ★★★ なぞの飲み物を調査
チーム 堂場瞬一 ★★★★ 箱根駅伝学連選抜チーム
嘆きの美女 柚木麻子 ★★★ ニートデブ女vs美女軍団
河北新報のいちばん長い日 河北新報 ★★★ 震災下の地元紙
四次元温泉日記 宮田珠巳 ★★★ 温泉迷路旅館ルポ
「方言コスプレ」の時代 田中ゆかり ★★ ニセ関西弁から龍馬語まで
孤島の誘拐 戸梶圭太 ★ 悪フザケ度低めのトカジ
これからの誕生日 穂高明 ★★★★★ よかった!
さよならファントム 黒田研二 ★ 妻殺しピアニスト
心に雹の降りしきる 香納諒一 ★★★ ハードボイルド刑事

今月のピカイチ小説は「これからの誕生日」。穂高さん、初読みですがポプラ大賞出身だとか。水嶋騒動でイメージダウンのポプラ社だけどいい作家もいるじゃん。
バス事故で唯一生き残った少女と周囲の人々のキモチの移ろいを丁寧に描いた珠玉の一品! じんわりしみてくる。そんでただのエエ話ですましてないとこが実によい。オススメ。

あと「キャベツ炒めに捧ぐ」。小さくて美味しい総菜屋「ここ屋」。出てくるおかずが全て旨そう。従業員のキャラもいい。初老女子たち。こんなお店が近所に欲しい。

数年前の本ですが「チーム」。学連選抜とはいいところに目をつけた。バラバラの寄せ集めチームが襷をつなぐ。なんのために走るのか。モチベーションは保てるか。箱根ファンなら楽しめること請け合い。

一方今月のノンフからは、
「警備員日記」。これ、小説の体だがほぼノンフ。売れない作家である著者が生活のために警備員に。よく町で見かける工事現場で棒持って交通誘導してる人、あの方々の生態をリアルに。下流の現場がナマナマしい。

「原発のウソ」。ベストセラー新書。事故が起きる前はまるで興味なかった原発問題をわかりやすくコンパクトに教えてくれるいい本。やっとプルサーマルとかもんじゅとかもうっすら理解できた。末恐ろしいぞ。この先ずっと放射能とともに生きていく若い人こそ読んでおいたほうがいいと思うよ。

「どりこの」。80歳以上の日本人なら全員が知ってる美味しい飲み物、それがどりこなんだって。そしてなんと発売元は講談社。博士がユニーク。

今月はここまで。

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2012/1/28

本屋大賞2012を予想する  

ノミネート作品が発表になりました。

 万城目 学 『偉大なる、しゅららぼん』(集英社)
 中田 永一 『くちびるに歌を』 (小学館)
 高野 和明 『ジェノサイド』 (角川書店)
 宮下 奈都 『誰かが足りない』 (双葉社)
 小川 洋子 『人質の朗読会』 (中央公論新社)
 三上 延 『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス)
 大島 真寿美 『ピエタ』 (ポプラ社)
 三浦 しをん 『舟を編む』 (光文社)
 百田 尚樹 『プリズム』 (幻冬舎)
 沼田 まほかる 『ユリゴコロ』 (双葉社)

読んでんのは4冊。
「ジェノサイド」はスケール感のデカさが本屋大賞とミスマッチか? 抜群に面白いけどこのミスとかでいっぱい1位になっちゃったからもういっか。手垢感。

「くちびるに歌を」は実は乙一らしいと噂の中田さん。長崎の離島の中学合唱部、というだけで号泣する準備が出来ちゃうぞ。ええ話だがいつもの中田作品よりお茶目感が薄くて残念。

「ビブリア」。続編も売れ売れらしい。鎌倉の古書店の女主人(若くてキレイでミステリアス)とバイト君がご近所の謎を解く連作もの。北村薫チックでちまちましてて性に合わん。

「舟を編む」。辞書作りラブの人々。パッションは熱く作業は地味。読後思わず表紙をなでたくなる愛おしさ。

あとは未読ですが、

「しゅららぼん」、図書館で半年待ちでまだ来ない。万城目の本はあらすじ知らないで読むほうが絶対楽しいので、いまだにしゅららぼんがなんだかわかんないが、よさそうなものだな、きっと。

「ユリゴコロ」、こっちも半年待ち。沼田まほかるは去年ブームに。名前にインパクト。速見もこみち的な? いやミスらしいので期待しちゃうなー。いやミスなのに感動するらしい。

「人質の朗読会」、小川さん「博士の愛した」でもうとったから今回は無いな。でも一応読む予定。

「プリズム」、百田さんは男の世界を書くと旨いが女はな・・ しかも幻冬舎だし。きらいだ幻冬舎、誇大広告多いから。

「誰かが足りない」、宮下さんはしみじみといい話だと思う。予約済み。

「ピエタ」。大島さん今回は外国もんらしいんでどうしようかな・・読めないかも。

で、予想ですが本命「舟を編む」で!
対抗は「ユリゴコロ」で大穴「しゅららぼーん」
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2012/1/22

怪しい俳優とステキな俳優  TVドラマ

ドラマの脇役の男優さんが気になる性質でして、最近とっても気になるお二人。

滝藤賢一(たきとうけんいち)
 遠藤憲一に似てる名前。さしずめタキケンさんか?
 この人は映画「ゴールデンスランバー」でラストに出てきて強烈なインパクトをもたらした人。すんごく「整形後」っぽかったんでオドロキました。なぜか最近立て続けにドラマでよく見るのだ。イッチーの脱獄ドラマ「ランナウエイ 愛する君のために」では怪しい公安刑事、「13歳のハローワーク」では怪しいハロワ職員、「ストロベリーナイト」第1話では怪しい犯人、といっつも怪しい男なのだった。顔が怪しすぎて気になるー。今後は宇宙人の役とかアンドロイドとかっぴったりなんで見てみたいです。

新井浩文(あらいひろふみ)
 この方はもう脇役っつーか準主役クラスなのかも。もう好きで好きでしょーがないの今。カッコイイー。気になりだしたのは「モテキ」から。森山くんの幼馴染のモテ男島田役。じっさいマジでこういう人モテるんだよなーと思ってたら、今BSプレミアムでやってる「開拓者たち」のハヤオさん役で完全にもってかれたー。たまらんわー。目がステキ。映画「ぐるりのこと」や「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」にもちょこっと出てました。ステキでした。今後も出演映画をゲオで追いかける所存です。mixiのコミュにも入ってしまいました。ぞっこん。

あと長谷川朝晴って人もちょっと気になる。「専業主婦探偵」で藤木くんの同僚役だった人。ザ・普通顔。なのに気になる。
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2012/1/15

2011年面白かった本ベスト10  

去年はなんだか色々あって。究極の徹夜本!みたいな圧倒的に面白い本んはめぐり合えなかった年ですが、そんな中でもこれはヨカッタ!と思う10冊は・・

1位 藁にもすがる獣たち 曽根圭介
2位 嫌な女 桂望実 
3位 民宿雪国 樋口毅宏
4位 ワーカーズダイジェスト 津村記久子
5位 緑の毒 桐野夏生
6位 オジいさん 京極夏彦
7位 ジェノサイド 高野和明
8位 地のはてから 乃南アサ
9位 隣人 喜多川由布子
10位 オーダーメイド殺人クラブ 辻村深月

栄えあるおかむら大賞は「藁にもすがる獣たち」。下流社会に蠢く奴らのクライムミステリ。こういうダークでいやあな気持ちになるしかも旨いミステリ(いやミス)が去年はあんまりなかったなあ。大好物なのにこういうの。
「嫌な女」は真面目と奔放、両極端の2人の女の半生記。こういうのNHKの朝ドラでやったら面白いのにな。
「民宿雪国」は問題作。ちょー破天荒で説明しづらいが去年いちばんぶっ飛んでた! 笑えるノワール。
以下「ワーカーズ・・」は普通の勤め人の男女の話。ささやかな喜怒哀楽が旨い。「緑の毒」はライトでポップな悪漢小説。「オジいさん」は呆け具合がカワイイ。「ジェノサイド」はハリウッド超大作風。「地のはてから」は地に足ついた女性3代記。「隣人」はイジワル系。「オーダーメイド」は中2病系。

では裏のほう、

1位 悪虐 新堂冬樹

2位 甘苦上海 高樹のぶ子
3位 わたしの彼氏 青山七恵
4位 介護退職 楡周平
5位 叫びと祈り 柿崎優
6位 漂砂のうたう 木内昇
7位 虚言少年 京極夏彦
8位 カンタ 石田衣良
9位 ばらばら死体の夜 桜庭一樹
10位 マスカレードホテル 東野圭吾

「悪虐」はダントツでひっどいよ! かつて読んだなかで一番ひどい小説かもしれん。これほど読んで後悔した小説は初めてだ。新堂はもうほんとにほんとに読むの止めるよ。
2位以下はまあ、ほんとは裏にするほどでもないけど、期待してたのにそうでもなかったなっていう本とか悪いが好みに合わなかったよっていう本です。すまんみなさん。
「甘苦」はただの熟女のエロ自慢だし、「わたしの彼氏」は草食男子が嫌いだし、「介護退職」は現状認識の甘さにいらだつし、「叫びと祈り」は高尚すぎてつまらんし、「漂砂」は直木賞なのにもう内容覚えてないし、「虚言」は期待したわりに肩透かしだし、「カンタ」は石田が調子こいてるし、「ばらばら」はじっとりしてて苦手だし、「マスカレード」はミステリとしてなっちゃない。
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2012/1/7

第146回直木賞を予想する  

今回の候補作は、

「城を噛ませた男」 伊東潤(光文社)
「春から夏、やがて冬」 歌野晶午(文藝春秋)
「夢違」 恩田陸(角川)
「ラブレス」桜木紫乃(新潮)
「蜩ノ記」 葉室麟(祥伝社)
「コラプティオ」 真山仁(文藝春秋)

 おお、ちょうど一昨日「夢違」を読み終えたとこだよ。「夢違」は、夢が可視化できるようになった近未来SFホラー。各地の小学校で不可解な現象が。子供たちの夢を分析する夢判断士が見たものとは! 2ページ目からもう静かにぞおっと怖くて、こりゃ面白いわ。ただラストがねえ、なんつーかスッキリしないというか。恩田さんらしいっちゃらしいが釈然とせんのが玉に瑕。
 歌野の「春から夏・・」は去年読んだ。スーパーの保安警備員の中年男と若い万引き女の話。歌野らしからぬしみじみさ。ミステリー要素がむしろ余計だったかも。

あとは未読。「ラブレス」は北海道が舞台の戦後女の一生もんらしい。一代記大好き。読もうっと。「コラプティオ」は政治小説らしい。震災後の原発政策をめぐって総理とか新聞記者が活躍する話らしいよ。真山さんってハゲタカの人だな。経済小説って難しいから苦手だったけどこれは政治だしタイムリーな内容だから読んでみようかな。

のこりの2作は時代もんなんでパス。ただ城を噛ませた男ってタイトルはちょい気になるね。いいねー題名。

さて予想ですが、直木賞はSFやミステリーには冷たいので恩田・歌野はたぶん無いな。読んでないけどずばり葉室麟で。この人最近いっつも候補になってるし、そろそろくれてやってもよかろう←なにさま?

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2012/1/4

今年も見ました箱根駅伝  

強すぎ東洋! 強すぎてもう憎たらしいぞ東洋!

というわけで今年も見ました丸2日。
今年は事前に「箱根駅伝」(幻冬舎新書)と「箱根駅伝完全ガイド2012」(スポーツ報知増刊号)を購入のうえ熟読。寝坊しても大丈夫なように録画予約もしたし、今朝はZipとスッキリも見たしもう完全掌握。あー面白かった。

往路で5分も差がついちゃったんで復路は東洋独走でつまんないかなーと思ったけど、やっぱりそこは箱根駅伝、下位争いにもドラマいっぱいで飽きさせないわ。早稲田・駒沢・明治の抜きつ抜かれつにはらはらどきどき。
明治はがんばって3位に食い込んだし。鎧坂くんが早稲田を抜くとこが映らなかったので残念。ゴール後明治チームはすげえ嬉しそうだった。よかったよかった。いつも古豪呼ばわりされてるけどそろそろ強豪の仲間にいれてもらえよ。いっぽうゴール後の駒大と早稲田はどんよりしてて可哀そうだったな。強豪校もツライものがあんのな。

いつもシードぎりぎりアウトの城西大が6位?かなんかでよかったです。あとひさしぶりに順天堂も帰ってきたし。青学もいいし(2区の出岐くん!)
来年はやっと柏原がいなくなるから山のレースももっと拮抗するはずだしがんばれ駒大!あと明治も!

さて、今年のイケメンくんは東洋10区の斎藤くん。体型も東洋の他の子にくらべてもっちり気味ですごく好み。3年生だから来年も見れるかも。
あとイケメンではないですが独特の容貌大賞は国学院5区の寺田くん。去年10区でラスト道間違えてひやひやさせた人。今年は山登りでした。山の途中で目を閉じての恍惚の走り顔がたまんなかったよ。
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2011/12/28

2011年12月に読んだ本  リスト

人生オークション 原田ひ香 ★★★ ヤフオクにはまる叔母と姪
裁かれた命 堀川恵子 ★★★★ 死刑囚から届いた手紙
失恋延長戦 山本幸久 ★★★ 不器用片思い女子
箱根駅伝 生島淳 ★★ テレビ観戦が100倍楽しくなる?
二流小説家 D・ゴードン ★★★★★ 文春ミステリ海外1位
どちらとも言えません 奥田英朗 ★★ スポーツエッセイ
「鉄学」概論 原武史 ★★ テツ+日本近現代史
気仙沼に消えた姉を追って 生島淳 ★★★ 震災ルポ
あまからカルテット 柚木麻子 ★★★ アラサー女子4名友情もの
ネオカル日和 辻村深月 ★ よせあつめエッセイ
ぐるぐる七福神 中島たい子 ★★★ 東京プチ観光女子
ニコニコ時給800円 海猫沢めろん ★★★ 下流職場
知事抹殺 佐藤栄佐久 ★★★★ 国策捜査と原発
Junk 三羽省吾 ★★★ 小悪党小説2編

今月のオススメ小説は「二流小説家」。ひさびさにハヤカワポケットミステリを読んだわ。翻訳ものだが読みやすーい。連続殺人鬼の死刑囚から告白本の執筆を依頼された主人公は売れないB級作家。スプラッタ場面もあれどユーモアもあり。とっても映画化されそう。されたら見る!

「人生オークション」の原田さん(←芥川系)、「あまからカルテット」の柚木さん(←直木系」の若手女性作家は今後注目。かなりいい線いってるよ。

「ニコニコ時給・・」はマン喫、109の服屋、パチンコ屋など現代若者お仕事事情小説。サブカルぽいが楽しい。

あと「失恋延長戦」と「ぐるぐ七福神」は、ありきたりのハッピーエンドでないのになんだかじんわり心が癒されます。


ノンフのおすすめは「知事抹殺」。収賄容疑で逮捕された前福島県知事が自ら書いた釈明本。事件当時は全く興味なかったけども、去年あたり小沢やムネオが国策捜査だと騒いでたり、村木局長の事件があったり、検察ってどうよと思って読んでみた。これ今読むと前半の原発との闘いの部分が俄然すごい。まるで事故を予見してるようだ。収賄部分も検察のまずストーリーありき感がよくわかる。
あと「裁かれた命」は新潮ドキュメント賞受賞。40年まえの死刑事件を再調査。あまりにもカンタンに出された死刑判決の裏側。読み応えあり。

「箱根駅伝」は今月発売の新書。お正月の観戦に備えて読んどいた。やっぱ東洋・早稲田・駒沢の3強らしいっすよ。でも明治と青学も来てるらしいす。ホントか? 楽しみー。
同じ著者のもう1冊の新刊が「気仙沼に消えた姉を追って」。スポーツライターの生島さんは気仙沼出身。兄は生島ヒロシだそうだ。お姉さん夫婦が津波にのまれて行方不明に。なんも無い田舎がいやで大学から東京に出てきてしまった人が今回の震災で再び故郷と向き合わざるをえないキモチに。なんかわかるわ。絆っていうより故郷を捨てた後ろめたさ感なのかな。いろいろ考えさせられる震災の今年。

では今年はこんなとこで。
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2011/12/7

今年見たレンタル旧作DVDベスト10  映画

今日発売のananが映画DVD特集なんで私もやってみようと思いました。

今年やっと会員になったゲオで100円レンタルしたDVDのオススメ。100円でこんなに楽しい。

1位「ギャラクシークエスト」
 SFコメディ。スタートレックっぽいもんのパロディなんだけどめちゃオカシイ。「エイリアン」のシガニー・ウィーバーがアホなお色気隊員をノリノリで演じてるのも楽しい。宇宙人がまたキモカワイイ。B級なのに完成度高い。

2位「デスプルーフinグラインドハウス」
 最初30分のだらだらした女子トークをやりすごせば、めくるめく展開が。緩急のはげしさがタランティーノのよいところ。鑑賞後の爽快感はピカイチ。

3位「ショーンオブザデッド」
 ゾンビコメディ。主人公もマヌケだがゾンビもマヌケ。細かいとこまでオカシイ。同居人のデブ(ろくでなし)との友情がいい味出てるよ。

4位「ミスト」
S・キング原作ならではの閉鎖状況の人間関係の怖さ。霧におおわれた町になにか怖いもんが来る!狂信おばちゃんが怖い。 ハラハラドキドキしっぱなし。

5位「エミリーローズ」
エクソシスト裁判もの。じわじわと心底怖い。鑑賞後はしばらく、夜中ふっと目が覚めてそれが午前3時ちょうどだったりした日にゃあ怖すぎて眠れなくなるくらい怖い映画。高嶋弟(ホラー好き)のオススメ映画。

6位「ゴーストワールド」
 不機嫌女子高生青春友情もの。主演のソーラ・バーチの服もメガネも部屋もなんもかんもオシャレさんで好きだー。冴えない中年オタク役のスティーブ・ブシェミ(変顔の人)がとても良い。たぶん津村記久子さんもこの映画好きだと思うな。

7位「パニッシャーウォーゾーン」
 アメコミヒーローもの。ヒーローなのに敵の殺し方がはんぱなく凶悪でオカシイ。いいのかしらこんなに凶暴で。でもスッキリ爽快。このパニッシャーは3度目の映画化のようですが、前作とつながりはないのでこれ単独で見てもOK。

8位「バタフライエフェクト」
 人生を何度でもやり直す能力を持つ青年の話。パラレルワールド系? タイムリープ系? とにかくストーリーが面白い。DVDのおまけ特典に別の結末が入ってるから見るといいです。主演のアシュトン・カッチャー君はハンサム顔がくどい。

9位「エスター」
 DVDの表紙がめちゃ怖い。怖いけどホラーじゃなくてサスペンス。なんでこんな子を孤児院から引き取るのかしらから始まってつっこみどころ満載。こわ楽しい。

10位「アドレナリン」
 アドレナリンを出し続けてないと死んじゃうクスリを飲まされた凄腕の殺し屋ジェイソン・ステイサムが90分間ノンストップで暴れまわるバカ映画。ばかばかしくてたのしー。

やっぱ好きなジャンルに偏りがち。あとでanan買おうっと。

いま見たいのは、巨大ショッピングモールの警備員(メタボ中年おやじ)がダイハードばりの活躍をするらしい「モールコップ」という映画と、元イスラエルの秘密諜報部のエージェントがNYでカリスマ美容師を目指すらしい「エージェントゾーハン」って映画。見たいんだけどゲオに無いんだよなー。韓ドラやアメドラばかりいっぱい棚しめてて映画の棚が減少してるような・・
映画も新作ばっか何本も並べないで旧作の充実を望むよゲオさんへ。

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2011/11/27

2011年11月に読んだ本  リスト

春から夏、やがて冬 歌野晶午 ★★ 警備員と万引き女
安全な妄想 長嶋有 ★★★★ 最新エッセイ。ちょーオカシイ
密室殺人ゲームマニアックス 歌野晶午 ★ 第3弾はビミョウ
鉄塾 中川家礼二×原武史 ★★ 東西の私鉄を語る
スリーピングブッダ 早見和真 ★★★ 永平寺の新米修行僧
隣人 喜多由布子 ★★★★★ 恐怖のご近所付き合い
ハードラック 薬丸岳 ★★★ ネカフェ難民一発逆転?
鬼畜の家 深木章子 ★★★ 島田荘司発掘新人
舟を編む 三浦しをん ★★★★★ 辞書編集部物語
水底フェスタ 辻村深月 × 村の少年と芸能人
おばあさんの魂 酒井順子 ★★★ おばあさん研究エッセイ
遺体 震災、津波の果てに 石井光太 ★★★★★ 遺体安置所
ばらばら死体の夜 桜庭一樹 ★ 情念系で苦手
緑の毒 桐野夏生 ★★★★★ 医者でレイプ魔
藁にもすがる獣たち 曽根圭介 ★★★★★ 下流の奴ら
ハロワ! 久保寺健彦 ★ 新米ハローワーク相談員

今月は★5こ本が5冊も! アタリ月かも。

 「隣人」、ご主人の転勤で札幌に越してきた主人公。マンションの階下のお宅にご挨拶に伺ったことから幸せな生活が徐々に狂い始めていったのだった・・。すっごく楽しいよ、これ。つっこみどころ満載のB級サスペンス。下世話エンタメ大好き。
 「舟を編む」。辞書の編集部に集う人々。「辞書づくり、ときどき不器用な恋」(byしおん)。とぼけた情熱。登場人物全員が愛おしい。
 「緑の毒」は桐野の新作。わりと短め。アマゾンでの評価はやや低めなんだが、私はこういうのちょー好きだ! ライトでポップな邪悪小説。桐野ヒューヒュー!
 「藁にもすがる獣たち」。これは文句なく面白い! 年末のこのミスランクイン間違いなしの快作。生活苦老人・悪徳刑事・デリヘル主婦。ノワール感たっぷしのクライムミステリ。読め読め。
 ノンフのおすすめは震災関連本から「遺体」。釜石市の遺体安置所に関わった人々のルポ。震災直後から何度も現地に通い、関係者から丹念に聞き取り、かといって思いいれすぎず抑えた筆致が逆にぐいぐいと心をうちます。テレビではけっして描けない世界だしこういうのは本に勝るな!

今月の残念。
歌野の「春から夏・・」、広告やオビの惹句がじゃました感。歌野はどんでん、みたいなくくりはどうよ。
辻村の「水底」は、ねっとりした恋愛もんだったんで。堕ち恋愛苦手。しかも社会派ネタもりこんで失敗した感。
桜庭の「ばらばら死体」もねっとり感。「私の男」系列。なんか桜庭もうキライかもしれん。
久保寺の「ハロワ」、やばい、久保寺が石田衣良化しつつある。

今月の笑い
長嶋さんの最新エッセイ「安全な妄想」。なんだかさっぱし評判にもなっていませんが(仙台市内の図書館になぜか5冊もあんのにだーれも予約すらしてないし)、すごく面白いのになー。本屋で見つけたら最初の1編だけでも読んでみ。「蕃爽麗茶」(字ちがうかも、ヤクルトのお茶のやつ)ってやつ。しみじみオカシイよ。

今月はここまで。
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2011/11/2

2011年10月に読んだ本  リスト

ジェノサイド 高野和明 ★★★★ 世界スケールエンタメ
ビブリア古書堂の事件手帖 三上延 ★★ ラノベを読んでみた
平成猿蟹合戦図 吉田修一 ★★★★ 歌舞伎町群像劇
絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿 ★★★ 若者論
いとみち 越谷オサム ★ ドジッ娘メイド成長記in青森
いつだって大変な時代 堀井憲一郎 ★★★★ 時代論
コンニャク屋漂流記 星野博美 ★★ 星野家のルーツ探し
オーダーメイド殺人クラブ 辻村深月 ★★★★ ザ・中2病
藁の楯 木内一裕 ★★★★ 漫画家きうち小説デビュー作
婚活したらすごかった 石神賢介 ★★ ネット婚活潜入ルポ
大人の流儀 伊集院静 ★ 売れてるエッセイ
くちぬい 坂東眞砂子 ★★★★ 高知の山奥の村で・・
石巻赤十字病院の100日間 石巻赤十字病院 ★★★ 震災
カンタ 石田衣良 × ホリエモン友情秘話(うそ)
私は魔境に生きた 島田覚夫 ★★★★★ 圧巻サバイバルノンフ!
アウトバーン 深町秋生 ★★ 非情の女刑事・八神暎子シリーズ
東京ロンダリング 原田ひ香 ★★★ ワケあり物件に住まう
マスカレードホテル 東野圭吾 × ホテルに潜入捜査官

今月の小説
やっと読めた「ジェノサイド」。スケールでかっ。全米No.1ハリウッド超大作のよう。人間が書けてない(淳一ならこう言うね)がそんなの問題ねえほど面白い。
「平成猿蟹」は吉田の新作。内容全く知らないで読むほうが楽しめる。主人公の魅力は「世之介」に及ばす。
「オーダーメイド」は中学生の閉塞世界を濃密に。クラスカーストがリアル。息詰めて読む。
石田の「カンタ」。また読んでもうた石田。テンポはよいがスッカスカ。浅っ。東野の「マスカレード」も浅っ。ホテルお仕事小説としては面白いがミステリーとしては、こんなんダメだ!
「東京ロンダリング」、人が死んだワケあり部屋に一定期間住むという仕事。そうすっと次の入居者に不動産屋が事情説明しなくてすむんだと。そんな仕事を選んだ30女のお話。地味だがよい。尾野真千子にやらせたい。共演加瀬亮で。単館系佳作。
「藁の楯」、映画化したら絶対面白いスピーディーな刑事もの。但し織田裕二はやりたがっても不可とする。
「くちぬい」、これ怖いっす。リタイア後に夫婦で移住した過疎の村。夫は陶芸妻は菜園の楽しい老後を過ごすはずが・・。「田舎のお年寄りがみんな柔和でいい人だなんて大間違いだ! 共同体にとって不利なことを言う口は縫っておかないといけない、だから口縫いだ」(広告より)。きゃー怖い、面白い。

今月のノンフ
「絶望の国の」は85年生まれの若者による若者論。今の若い人ってなんでああなのかしらん、ってよく思っちゃいますが、ああはああなりのあれがあるのね、となんか納得させられる本。ちょっとNHK(Eテレ)臭いけど。
「いつだって大変」のほうは私らと同世代の作者による時代論。80年以降の日本を語る。切り口が身近で楽しい。NHKが去年から警鐘を鳴らしてる「無縁社会」現象にしても、そうなるようにがんばってきたのは私らじゃなかったかという指摘には目うろこ。たしかに! ご近所になんもかんも筒抜けな「くちぬい」っぽい社会を嫌がってきたのは私らだったわ!

そして今月のベストは、かなりマニアックですが「私は魔境に生きた」。戦記ノンフィクション専門出版社(そんなんあるのね)の光人社NF文庫の最高傑作だとか。終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活10年! 密林で生き延びた日本兵4名の知恵と工夫のサバイバルライフ! 昭和30年頃の文章(しかもご本人執筆)ゆえ、最初は読みにくいですが、読んでよかった!すげーよ島田さん!

今月はここまで。
 
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