6月4日
夕張市が財政再建団体に転落し、今後多額の住民負担が発生する
ことになりましたが、日本経済新聞の調査で、総務省の財政再建
団体指定の基準となる連結実質赤字比率が25%を超える市町村
は10市町村、赤字市町村は78と見込まれています。
具体的には夕張市の364.5%、赤平市の69.3%、秋芳町
57.4%、積丹町52.1%、室蘭市47.4%、熱海市36.
1%、泉佐野市35.6%、長洲町32.8%、宮古島市32.
1%、網走市25.2%と北海道内の市町が半数を占めています。
連結赤字比率25%以下では和歌山市24.2%、留萌町22.
6%、羅臼町22.6%、岩内町20.7%、釧路町19.3%、
守口市19.2%、大鰐町18.4%、宮津市17.7%、今別
町17.2%、美唄市17.0%、むつ市16.9%、泉大津市
16.9%、塩釜市16.8%、黒石市16.1%、忠岡町15.
9%、門真市14.6%荒尾市13.2%、嬬恋村12.6%、
米子市12.5%、片品村11.3%と続きます。
第三セクタ−や地方公社を除く自治体の連結ベ−スの財政赤字額
が、基本的な行政サ−ビスに必要な財政規模に占める割合を示す
赤字比率が実質赤字比率です。
下水道や病院についての赤字額の計算方法は調整されるとのこと
ですが、大幅な赤字を抱える市町村は赤字事業の採算改善か、他
の事業を削って赤字を埋めない限り、財政再建団体となる公算が
高くなります。
財政再建団体になると夕張市の例ではありませんが、住民税の引
き上げ、職員の削減、住民サ−ビスの低下、住民の転出など負の
連鎖が続きます。
赤字の原因では、病院、観光事業、交通事業が占めており、これ
らの見直しが進むと予想されます。なお485自治体では老人保
険医療が赤字となっていることも見逃せません。
神野東大大学院教授は、住民は無関心でも結果責任を負う。本当
に必要なサ−ビスかどうかあらかじめ意思表示すべきと指摘して
います。機動的な住民投票制度が必要かも知れず、赤字の間は直
接民主制に近い形になるかもしれません。
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