残念ながら、
泉としたか氏は善戦及ばず、和歌山県知事には自民・公明の推す候補が当選しました。
<和歌山県知事選挙>の記事を、転載・TB・コメント下さったブロガーの皆さん、どうもありがとうございました!
どれくらい「善戦」だったか、
ちょっとだけ数字を見てみますね。
泉としたか氏 90680票
(得票率 31.66%)
仁坂吉伸氏 195719票
泉氏の得票は、前回選挙(2004年)より
得票数で33408票、
得票率で13.37%
上回ったそうです。
今回投票率は35.21%
(前回2004年は、37.29%)。
投票率が下がる中で得票を3万票以上伸ばしたんだし、同じ選挙母体でたたかった過去5回の選挙の中で最も得票数・率とも高かったそうなので、大善戦のはずです。もっとも、今はまだこれ以上の情報を私は持たないので詳しくは分かりません。(どうせ、新聞にも当選候補のことしか載らないし・・)。
善戦。
でも、負けは負け。
県知事選挙も、教育基本法も、負けてしまったことは率直に悔しくて、ため息のひとつも出ます。
それが、敗北感や脱力感、あきらめにつながらなかったのはなんでだろうと、考えました。
ちょっと大層な話になりますが、おつきあいを。
私は1960年代終わりの生まれでバブル期に学生時代を過ごしました。こう見えてもネイティブ左翼(笑)のわたし、学生時代から平和運動などに関わったりもしていましたが、その頃の運動って、ひじょうに「若者にきびしかった」と思うのですよ。あくまでも個人的な狭い経験の中から感じていたことですが。
なんてったってバブルですから、華やかに遊びほうけている周囲をちらちらと眺めながら、ストイックに消費税反対!とか日米合同演習やめろー!PKO法案はんたーい!!とかつぶやいてみたところで、そこはかとない孤立感は否めません。そんな数少ないまじめな若者に「もっと頑張れ」「昔の学生運動は必死だった」と大人たちは檄を飛ばしました。私は、そんな先輩方に「安保の頃と同じようにいくわけないやん。これ以上やれるもんか!」と、あっかんべーをして生き残りました(きまじめに頑張った方の中には、疲れ果ててしまった人もいたのではないでしょうか)。
とにかく、運動はなかなか大きなうねりにはならず、選挙は負けて当たり前。田舎だったから特にそうだったんでしょう。「高揚」を感じたことは無かった、と言ってもいい。
(誤解のないように書いておきますが、大きな炎が燃えないときでも、火種を絶やさず尽力される方たちに、私は心から敬意を持っています。多くの場合、少数派にまつわる暗い硬いイメージは「つくられた」ものですから。)
でも、最近、違うのです。
ささやかな庶民の最低限の暮らしすら危うくなってきた、その危機感や不安が広がっているのを感じます。各地の9条の会の企画は、どこも盛況のようです。
今年5月、和歌山県下の9条の会が企画した「平和の集い」にも2500人が集まりました。7月、地域のコミュニティセンターで催した
「ガラスのうさぎ」上映会には、近所の親子連れやお孫さん連れが150人も来てくれました。特にこの会には、常連さんではないメンバーが集まったという意味で画期的でした。そして、この秋から冬にかけて、教育基本法を守るたたかいでも、ブログや組合の活動を通して、熱い思いが広がっていくのを感じることができました。
イベントや選挙があるたびに「政治や社会についておしゃべりできるママ友」がじわじわ増えていきます。それは、わが子を大切に思う気持ちと国の政治・世界の動きがつながるということです。こういうのを「連帯感」と呼ぶのではないでしょうか。バンザーイ。
さらに昨日、私は最近知り合ったばかりなのに妙に話が合う保育所ママ友と、「子連れで集まって学び語り発信するお母さんサークル構想」について、共謀(^^)しました。これ以上行事を増やすのはなぁ・・・とためらっていましたが、教育基本法が変えられたことで気が変わりました。いいよ、一緒にやろう!と言ってくれた彼女は、助けてくれる親もいないこの土地で、パートで働きながら母子家庭を支えるたくましくも聡明なお母さんです。リビングで主婦たちが学び始めたら、それは大きな変化を呼ぶ底力になることでしょう。
何回も何回も負け続けたあとに、いつか大きく変わるときが来る。それは、ひょっとしたら自分が生きている間には出会えないかもしれないけれど、必ずいつか変わる。・・・「そこはかとない孤立感」を感じつつも運動に参加し続けたおかげで、私はそんなふうに言ってくれる大人に出会うこともできました(むち打つ人ばかりではなかった・・^-^)。
だからやっぱり、リアルでもネットでも、やることやりきっていきましょう。子どもたちも巻き込んで(意見表明権を尊重しながら)戦争経験世代まで一緒になって「自由や権利を守る不断の努力」をしていこう。30代40代はそのつなぎ役だ。それが私の、教育基本法改悪翌日に考えたことでした。(ああ、やっと書けた・・・。)

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