ほぼ自力勝負のイクマは2回目のルーティンで6周走り、ほぼ6分弱でラップしています。この時間帯でこのラップだとかなり追い上げていることは間違いないでしょう。
そして、回復したMOLESさんが再びコースに復帰します。残りが30分くらいなので無理をせず小刻みに交代する作戦で、兎に角3周を全力で走ろうと勢いよくピットアウト!
チーム員全員で応援します。
サーキット走行の競争は1周してホームに帰って来るたびに盛大な応援が後押ししてくれます。特にレース後半の応援は本当にアドレナリンが噴き出します。
レースは一人で走っているんじゃないんだぁ〜という気持ちで嬉しくなります。
MOLESさんが快調に飛ばします。ちょうど良い目標をつかまえるのはこの時間帯は厳しいです。しかし、ライバルも同じように苦しい時間帯。
ココでいかにガマンして前に、前に進めるかです。
期待通りの完璧な走りでピットに帰ってきます。
MOLESさんは3周のラップを終了し、イクマがもう1周走るとのことでタスキを託します。
目一杯もがき、5分39秒で帰ってきました。完全に息が上がり相当もがいたようです。
この時点で5時間50分以上経過しています。
フィニッシュはボクの番となりました。責任重大ですが残り2周、目一杯走りきれば結果はどうあれ満足ですよ。
ピットレーンを加速して行きますが、ほぼレースを終了した選手や関係者がゴールシーンを見ようとピットレーンを横切っています。それを縫うように走ります。残り10分。どう考えても2周を回ることは不可能。しかし、2周は確実に走れるはず。
そうなると同一周回にいると思われるライバルとはスプリント勝負。
しかし、2周を走りきらないと話になりません。7Km、12分のペース配分を考え、序盤の登りは足を温存しながら加速します。
ちょうど、1000mTTの1周目と同じ様な入り方です。
ピットレーンが終わって1コーナーの登りになるとかなり足に負担がきます。まわりの選手もかなりきついようで皆んな顔が下を向き、苦しそうに登っています。良い目標も見あたらずここは顔をしっかり上げて自力で踏み込みます。ピット裏の下りも下ハンドルを握り、目一杯加速。右コーナーあたりに小学生のテンちゃんを伴走するFujiwaraが走っているのが見えます。普通ならからかっていくのだけどその様な余裕も無く、イン側からパス。登り返しも下ハンドルを目一杯引き上げてシッティングで一気に登り、裏ストレートに向かいます。この区間は一番得意なところで、自分の調子のバロメータです。
裏ストレートは徐々にシフトアップし最高速まで引っ張りますが、目標がいないのでなかなかスピードに乗りません。ヘアピンの下りでしっかり漕ぎ、スピードに乗せたままホームまでの緩やかな登りで歯を食いしばって頑張ります。ここは苦しい。苦手な区間です。
ホームに帰るとチーム員からの大声援です。すでに6時間のピット封鎖となっておりゴールまで3分弱くらいです。
3分で1周は不可能。今自分たちが何着かも分からず、目標となるライバルも分かりません。ただ、同一周回での争いなので、後1周を早く回らなければなりません。1周目は6分で回れました。あと1周、最後の力を振り絞りますが一番得意とするピット裏の登り返しで力尽きたような感じでカラダが重く感じます。
裏ストレートに向かうとき、横からスッと出てきたのがA級パンツを履いた選手です。
「飛びつけ!」と混信の力でドラフティングに入ります。救いの神だ!
このままヘアピンを下って登り区間に入ります。後1Kmほどガンバル!
とその時、A級選手のスピードがみるみる落ちてきます。足が切れた!
このまま自力でいくか?様子をみるか?
裏ストレートで足を溜めた分、少し余裕が出来ました。選手には悪いけど「先にいく!」2速シフトアップ。カーボンホイールがパンッ、パンッ!と乾いた音を立てています。
「後に付け…!」と言う声も掛けれず一気に選手を捲ります。(悪いな、と思いますが、今度車券を買うからな)
スプリントです。
目標はいないけどタイムが目標です。ミッドナイトエンデューロの時も最終選手でしたが、ゴール前は顔が下を向き情けない姿でしたが、今度は意識して顔を上げ、ハンドルを引き、渾身の力でペダルを回します。
ダンロップブリッジを過ぎるとゴールラインが見えます。なんとか届いた!
大声援のチーム員の前も良く覚えていないくらいで息が上がっています。何とか6分を切るラップで回りました。

(ゴール後、左手を突き上げて喜ぶ)
MOLESさんが一番に迎えてくれ、握手を交わします。イクマも☆っ〜君もカワバタさんもみんなで握手です。
やるだけはやったので悔い無し。楽しいサイクリングでした。
その後、速報版のリザルトを見ると…。
お〜!2着と1秒強の差…。後から思えば5m先にライバルがいたんだ。(タラレバはダメね)
残念だったけど良く追い上げたものだ。これが僕たちの実力。悔いは無し。僕たちのオッサンチームには実業団選手もいない本当のアマチュアチームだけど、チームワークでここまで頑張れたのだからアッパレでしょ。

(チームのメンバー)
しかし、ラップ表を見てみるとボクのタイムって…。自力だと6分〜6分10秒くらい。う〜ん、やはりまだまだ力ないなぁ。
来年に向けて練習をしましょう。

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