※某巨大掲示板に投稿したものを改訂したものです。
「ん……」
小さく身じろぎをして、直斗は目を覚ます。
すぐ近くにあるのは、愛しい人の顔。これは夢か、うつつか。
そしてようやく、気付く。自分が、彼に腕枕をされて眠っていたことに。
フラッシュバックする記憶。今の自分は、一糸まとわぬ姿。彼もまた、同じ。
ああ、そうか。そうだった。
僕は……この人に、抱かれたんだった。
くすぐったい程の幸せに、自然と浮かび上がる笑い。声を出さないようにするのが精一杯。
ようやく衝動が過ぎ去った後、また、彼の顔を見つめる。
胸の内に生れた欲望にかられて、そっと唇を近づける。
眠りに落ちる前に、何度も何度も重ねたはずなのに、やっぱり慣れなくて、ぎこちないキスになってしまう。
それでも、十分過ぎる程に直斗は満たされる。他に何もいらないと思える程に。
心の内側に生まれたぬくもりと、彼の体温に、また眠気が襲って来て。
直斗は猫のように彼のたくましい胸に身を寄せて、瞳を閉じたのだった。
Sweet, Sweet, Lovers II

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