2011/3/18  12:41

東北地震、原発事故とアメリカでの報道  

3月11日の地震以来、落ち着かない日々が続いていた。遠く離れた坊主マンにいる私ではあるが、それでもウェブ上の情報や、USTでNHKをみたり、ツイッターのTLをみたり、MLなどで情報が流れてきたり、そしてアメリカの新聞サイトやテレビを見てみたりなど、ひっきりなしに地震報道をみていた。

実家は都内で、家族は無事だったのでそれについては安心したのだが、原発の状況が予断を許さないし、どうも報道をチェックし続けてしまう。The Atomic Ageブログ用の作業もオーガナイザーのチームで行っていたので、そのチーム内でのメール議論やら、スカイプでのチャットやらといろいろあった。それに加え、坊主マンでも大学に日本人や、日本との関係が深い学生たちのサポートを何とかしてくれるように動いたり(とはいえ、これは具体的成果はほとんどまだあがっていない)、学部生がファンドレージングをするというので、その広報などを手伝ったりと、友人からメールがきたりと、何だか落ち着かなかった。こんなにPCメールのやりとりをしたのは久しぶりな気がする。

そんな中、最初のうちはアメリカのCNNとかMSNBCをみていたものの、あっという間にあまりにセンセーショナルにストーリーを伝えようというアナウンサーのトーンや番組のつくり、ショッキングな画像、映像をひたすら繰り返し流そうとしたり、アメリカ人の日本特派員たちが「日本の文化は云々」という感じで、表面的でかつ一般化しまくったコメントをしたりするのがひどく気になり、イライラしはじめた。結局NHKの落ち着いたトーンのほうがよほどいいわ、ということで、USTでNHKを見つつ、ネットで日英両語で情報を仕入れるという形に落ち着いた。(そのうちNHKにも疲れてきて、最近はほぼネット中心になっているが。)

まだ津波のほうが注目されていた初期もそうだったのだが、原発事故にアメリカの報道の焦点がうつるにつれ、ますますセンセーショナルに、「恐れ」をひきおこそうとするような報道になってきたように思う。冷戦時代のアメリカ人の核への「パニック」的反応であるとか、SARS騒ぎのとき、そして9-11のときにダクトテープがあっという間に田舎ですら売り切れたというような、ああいったパニックを引き起こすような方向性になってきた気がするのだ。

そして今朝の地元紙、Bozeman Daily Chronicleの記事に唖然とした。
Fallout fears hit Bozeman, spark run on pills

本気で放射能がモンタナまで飛んでくると思って、ヨウ化カリウムの錠剤を買い占めている人たちが出ているんだそうだ。なんでこんなことになったのかは、荻上式ブログで事の展開の解説してくれているのでご参照まで。

これはモンタナだけの状況かと思いきやそうでもなく、全米で通販でも売り切れ状態だったりしているらしい。
Anti-radiation tablet sales soar in US amid Japan nuclear crisis

さすがにアメリカ人の間でも、このセンセーショナリズム丸出しのひたすら恐怖心を煽ろうとするような報道何とかしてくれ、と言っている人は私のまわりにはいる。でも、煽られて信じてしまっている人たちもけっこういるということだよね。逆に、他の大学での話しを聞くと、けっこう無関心でもあるという説もある。今、私の大学が春休み中のため、その関心の度合いというのがいまいちわからないのだが、来週大学がはじまり、ファンドレージング活動などが始まった際には、通りかかる学生たちの反応から、わかってくるのかもしれない。
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