ご無沙汰です。気付いたら更新が滞ってるなあ。
別にツイッターにはまり過ぎてとかいう事でもなく、むこうも途切れ途切れなんですけどね……。
せっかくだし、うーん、最低月に1回くらいは何か書いていきたいかなー。
というわけで、今日もいつにもまして取りとめもなく。
この前、コンピュータの将棋ソフトと女流プロ棋士のトップの人が対局して、コンピュータ側が勝った、というニュースがありましたね。
将棋はけっこう男女間の実力のひらきがあるそうで(完全な頭脳競技なんだから、もっと互角でも良さそうなのにね。競技人口の差でしょうけど)、しかも将棋ソフトの実力はかなり上がってきているという事で、事前の予想でも人間側が不利という声が大きかったみたいです。
清水女流王将はけっこう厳しい役回りだったのかな?という気もしますが、次は順々に男性棋士の強い人と対局していく、という話もあるそうなので、楽しみにしています。
まあそのうち人間よりコンピュータの方が強くなるとは思うので、互角の今のうちに、派手に盛り上げて名勝負をしてくれれば良いなあと思います。
けどまあ、チェスという前例があるからっていうのもあるのかも知れないですけど、そのうち名人が負ける日が来ても、それほどのショックは無いかなあという気はするんですよね。
仮に終わりまで全ての最善手が解明されて、先手必勝か後手必勝か持将棋かの結論が出る所までいったとしても、依然として囲碁も将棋も人にとって面白いゲームのままだろうし、人間の中で強い人はやっぱりすごい事に変わりは無いでしょう。
もしかしてカンニング的な不正が出てくるかも?ってくらいで。
じゃあ、「どんな分野」で機械やコンピュータが人間の実力を越えたらショックを受けるのかな、って考えてみたんですけど、これはもう、芸術やエンターテイメントの作品を作れるようになっちゃった時は、すごく動揺するんじゃないでしょうか。
実験とか前衛とかじゃなくて、普通に、かっこいい曲、圧倒される絵、感動的な小説を作ったら……?
いや、ありえない話じゃないと思いますよ。別にコンピュータが人の気持ちを理解するところまでいかなくても、「優れているとされる」作品を山ほど見せて、学習させて、要素を分析させて……、みたいなシステムとか。(小説はちょっと厳しいかな?)
「そんなのは魂のこもってない猿真似だ」というのが第一感かも知れません。
でも、思考実験として、仮にですよ……、
何も知らずにふとジャケ買いしたCD。聴いてみたら、すごくかっこいいし、気分が盛り上がる。何度聴いても飽きない。ヘビーローテーション。ところが、後日知る事になる。実は、コンピュータ作詞作曲ソフトが自動生成したデータを自動演奏ソフトと歌唱ソフトに渡して作らせた音でした……。
それを知った瞬間、その音楽は価値を失うでしょうか?
3種類くらいの反応があると思います。
1、価値を失う。よくもだましたな。
2、そもそも価値が無かった。猿真似を見分けられなかった自分の観賞眼の無さが悪い。
3、価値はある。誰が(何が)作ろうと、良いと思ったものは良い。
さて、どう思いますか……?
一般論として、何かの作品を観賞する時に、その作り手自身の思い、経験、人生、魂……やら何やらがにじみ出ているから、より感動する、という事がありますよね。
それは、そういった何やかやが「反映している事自体」が重要なのか、にじみ出た結果良いものが生まれるから良いのか。後者の場合、何もにじんでないけど見た目には見分けが付かないものは同じ価値を持つのか。
「誰が良いと言ったとか、どこで流行ってるとか関係ないぜ。オレはその音楽そのものしか評価しないぜ!」的な硬派な人ほど3番にならざるを得ない気がしますが……。
さらに、受け手じゃなくて作り手の側がどう思うかっていうのもありますよね。
アーティストとかそういう人は、「自分なりに良いものが作れた」っていう満足だけじゃなくて、やっぱり「世の中に作品を残す」というような……、何かそういう欲求があるんじゃないかと思います。
そこら辺で、「将棋ソフトにはもう勝てないけど、人間では最強だからすごい」っていうのとは、少し違うかもと。
もし仮に、機械が作ったすごい作品がごろごろあって勝てない世の中になったら、創作のモチベーションはどうなるのか。
もしくは、自分の作品が受け入れられているけど、それは作品そのものの価値ではなくて、それに付随する作り手自身のドラマが情報として与えられているからであって、単に人生を切り売りしてるだけだと感じたら?
いや、それで良い。「私」が作ったものだから意味がある、のか?
音楽や美術と、小説や演劇では、また音楽でもインストと歌もの(または歌詞のあるなし)ではけっこうニュアンスが違うかなあ。
……とか、つらつらと、もしもの想像をしてみました。
本当はさらに取りとめなく、また全然違う話題に飛ぼうかと思ってたけど、そこそこ長くなってしまったのでここら辺にしておこう。

0