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機関的文芸と自己のための文学 »
2005/2/5
「於泉のいう機関的文芸とはこれだろうか?」
療養所の文学
「山桜」 昭和8年 2月号
「少年少女のペーヂ」
御歌を戴いて
(勇の組) 三郎
昨年12月28日院長殿のお話があって村人全部が礼拝堂に集合しました。院長殿がおみえになってお話をされました。皆んなは声一ツ出さないで静まりかえって聞きました。
この間大宮御所にて、皇太后陛下を始め各宮妃殿下の御歌会が行われました。其題には畏くも「癩患者を慰めて」と言うのでした
皇太后陛下の御歌には
つれづれに友となりも慰めよ
行く事かたき我にかはりて
と言う有り難きお歌を御読みなされたまひました。
皇太后様が何時も私達病者を思い下さる事には誠に有り難い事であります。この12月28日は私達にとって忘れる事の出来ない尊い日であります。
春光
(御歌を拝受して)
内田静生
見渡す限り遠く涯しなく冬枯れて
月のみが蒼白く上がりまた沈みゆく
この胸のなかの広漠たる広野を
あてもなく蹌踉と私はさ迷ふてゐた
おお、けれど見よ
この永遠の冬枯れの広野に
いま燦然と昇つたではないか
輝く春陽が・・・・・・
早や麗らかな春光は駘蕩として流れ
青空に白雲が漂い、鳥が翔り
草木は芽吹き、花は開き花は薫り
忽ち冬枯れの広野は春の楽園と変つた
おおこの驚くべき目のあたりの光景よ
天地すべての祝福に包まれた私は
歓喜に希望に、跳り上がり跳り上がり
いま感激と感謝の一歩一歩を力強く踏み締めてゆくーー
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投稿者: しゅう
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