明けましておめでとうございます。本年もどうぞご贔屓に。読者の皆様、
年末年始はいかがすごされたでしょうか?私は仕事に追われてバタバタしつ
つも、こんな具合でした...
□「キャッツ」の不思議なネコたち
昨年末にカミさんと五反田で劇団四季の「キャッツ」を見てきました。予約
をとるのも一苦労でやっととれたのが一回の端の席。それでも特設の「キャ
ッツシアター」は客席と舞台の距離が近くて臨場感ヒタヒタ。「ネコ」たち
も客席にたびたび入り込んで盛り上げてくれました。
「キャッツ」はストーリーらしいストーリーのない「ダンスミュージカル」
で「ミュージカル素人」の私はちょっと戸惑気味。男性ネコはわりとわかり
やすいのですが、女性ネコはコスチュームデザインの特徴が弱く区別が難し
かったのもその原因かも。それでも「メモリー」には思わずジンワリ。
ところが帰宅してからも「キャッツ」の不思議なネコたちが頭から離れませ
ん。それどころかまたあの「ネコの世界」に行ってみたいと思えるほど。
記憶に刻み込まれるこの力こそ20年以上のロングランを更新し続ける「キャ
ッツ」の魔力なのでしょう。
□「ミセス・インクレ」スタイリッシュ
年明けにはマリン(次女、小4)とピクサーの話題作「ミスター・インクレ
ディブル」を見に。「ハウル」とこの「インクレ」はすごい人気で2時間待
ってやっと入場。
期待にたがわぬ王道的傑作。キャラの表情、アクション、建物...とにか
く技術力と資金力が桁違いという感じです。スタッフもかなり苦労したよう
ですがヴァイオレット(インクレディブル家の長女)の長い黒髪の表現は
実写顔負けでした。
キャラの中では「ミセス・インクレディブル」がメチャスタイリッシュ。
ゴムのような伸縮自在の体で大活躍。おとーさんの「ミスター・インクレデ
ィブル」が中年太りでプヨプヨなのに見事なプロポーションと女っぷり。ち
ょっとできすぎの感じもありますが。
□「攻殻機動隊」一気借り
今年は休みが短い上に年末まで仕事も立て込み状態でした。リフレッシュの
ためにも別世界へダイブせねば。というわけでスーパーヒロイン草薙素子が
大活躍する「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の第一シリーズDVD全13巻
を「大人買い」ならぬ「大人借り」。
去年もチビチビと見てはいたものの「一気」はまとまった休みでなければと
ても無理。年末から年始にかけて「2030年の世界」を堪能しまくりました
(おかげで「ドラクエ」の攻略が停滞したりして...)。草薙素子たち
「公安9課」の魅力はいうまでもないですが、「思考戦車」タチコマたちが
人工知能という枠を超えて、好奇心や自己犠牲の心をもっていく姿に感動
を覚えました。このキャラを創造した神山監督たち製作スタッフに拍手喝
さいですね。
ま、今年もこんな調子ですが、まったりとおつきあいください。
*「おとゲー」 2005/1/7号掲載

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