□「エピソードユアセルフ」に88時間
大ヒットとなった「ペルソナ3」の完全版「ペルソナ3FES」。以前にお
伝えしたように(「おとゲー」2007/6/29号)本編に追加要素を加えた「エ
ピソードユアセルフ」と、その後日談「エピソードアイギス」の2部構成。
6月から延々とプレイを続け、「エピソードユアセルフ」をクリアできたの
が7月後半、なんと88時間もかかってしまいました...「コミュ」(友人
や女の子など各キャラごとの新密度をあげていく一連のイベント)の完全
制覇を目指したのですが、終盤でギブアップ。期待していたアイギスコミュ
はちょっと淡白だったかな。
□「後日談」の「3月31日」
そんでももってようやく「エピソードアイギス」突入。本編の最後、3月5日
の卒業式の日にアイギスの膝で眠りついた主人公。そのまま目覚めることな
く時が過ぎて、3月31日を迎えた月光館学園の学生寮が物語りの舞台。
4月からそれぞれの道を歩もうとするアイギスたち「課外活動部」の面々は
美鶴が注文してくれた「特上寿司」を堪能し、思い出話に花を咲かせていた。
時刻はいつしか午前0時を回り、深夜のニュースが「3月31日のニュースをお
知らせします」...時は足踏みしてアイギスたちは終わらない「3月31日」
に閉じ込められてしまったのだった。
□「妹」メティスの「童心」
「後日談」に花を添えるのがアイギスの「妹」として登場するメティス。細
身の黒いボディで一見クールなルックスですが、中身は「童女」のように純
粋。ひたすら「姉」アイギスのことを思い、「3月31日」の寮の地下に現れた
ダンジョン「時の狭間」の案内役をかってでます。
アイギスの機械的なデザインも素晴らしかったですが、このメティスも実に
良いでき。副島成記氏のキャラクターデザインは素晴らしいです。
「エピソードアイギス」は本編以上の手強さで、シャドーに専制を許すとい
きなり大ピンチ。不覚にもなんどもゲームオーバー「ベルベットルーム」に
召されてしまいました...どうにかこうにか40時間かかって終わったとき
には思わずホッとしてしまいました。
□「公式ファンブック」のお楽しみ
本編170時間、「FES」が130時間と計300時間も長々と楽しませていただいた
「ペルソナ3」。長いことゲームをやってますが、これだけ長時間堪能させ
てもらったのは初めてかも。世界観、ストーリー、キャラデザイン、戦闘シ
ステムといずれも高い完成度です。
んなわけで先日発売された「公式ファンブック」もフラフラと買い込んでし
まいました。「ファンブック」には本編、後日談のストーリー、名場面が
満載。詳細な「用語集」に美麗な「ペルソナ大図鑑」、そしてオカルト学の
権威、「江戸川先生の総合学習」まであって読み応え満点でございます。
そして巻末にはファン感涙の「ラフ画集」。楽しさ2倍!でお勧めです。
※「おとゲー」2007/8/24号掲載

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