※例のごとくネタばれありありです。これから見る予定の方はご注意を
□ジョボビッチの「ククリ」アクション
映画の「バイオII」でラクーン市全域に広がったT−ウィルス。そして数年が
たち、世界中にT−ウィルスが蔓延。生き残ったヒロイン、アリスは仲間と共
に悪の元凶、「アンブレラ」との過酷な戦いに挑む...
「I」と「II」はゲームのバイオを下敷きに洋館やラクーンシティーが作りこ
まれてましたが「III」は全く別物ですね。「バイオ」の名前こそついていま
すがホラーではなくて完全なアクション映画。ここらへんにはゲームのファン
の評判はあまりよくないようです。
でもアリスを演じるミラ・ジョボビッチのアクションはますますパワーアッ
プ。長身の彼女の動きは実にダイナミック。気温が50度以上にもなるメキシ
コの砂漠でのロケは大変だったようですが、両手にククリ(ネパールのグル
カ族が使う刀身が湾曲した短剣)をもって見事な「殺陣」を披露してくれます。
「タフでセクシー」な戦うヒロイン...萌えますなぁ。
□「クレア」似てねぇ〜
「II」でジル・バレンタイン(ゲーム版バイオシリーズのヒロインの一人)
を演じたシェンナ・ギロリーは、コスチューム、ヘアスタイル、雰囲気まで
まんまで感激しました。が、「III」のクレア・レッドフィールド(アリー・
ラーターは「似てねぇ〜」。クレアは個人的にゲーム「バイオ」のヒロイン
一押しなので余計にガックリ感が強かったです。
さらにウェスカー、この魅力的なキャラもイマイチ...アクション映画だ
と割り切って楽しめばよいのでしょうが、思い入れの深いキャラが出てくる
とさすがにゲンナリ感強いです。
救いは「II」に続いて登場したカルロス・オリベイラを演じるオデット・
フェール。いかにもラテンなのりながら自分の身を犠牲にして戦う姿は渋い
ですねぇ〜。特にダイナマイトをトラックに積み込みゾンビがひしめくアン
ブレラの研究施設に特攻するシーンでダイナマイト点火前に最後の一服をう
まそうにくゆらすシーンが印象的でした。
さて映画「バイオ」、三部作のはずなんですがラストをみると「IV」もあり
そうな感じです。しかも舞台は東京になりそーな...待て次号!(嘘)
※「おとゲー」2007/11/9号掲載

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