□「マンダリア平原」のチョコボ
SRPG「FFT獅子戦争」のバトルは敵・味方が交互に行動可能な通常のターン制
ではなく、「チャージタイム」が100になったユニットから移動・行動が可能
になる「アクティブターン制」。フィールドには高低差に障害物、おまけに
トラップまで仕込まれてたりします。
そんなわけでストーリーに沿って一定のバトルをこなすだけでは即ゲームオー
バー...そんな私のようなヘタレプレイヤーに役立つのが何度でも発生す
る「ランダムバトル」。特に地形が単調な「マンダリア平原」はレベル上げに
最適。チョコボ相手にせっせと鍛えまくりました。しかも「FFT」のランダム
バトルはこちらのレベルが上がると敵モンスターのレベルも上がるので経験
値とジョブポイント(各ジョブのスキル取得に必要なポイント)をたんまりか
せげます。もちろんその分難易度が高くて全滅しそうになったりして...
□「リオファネス城」で大苦戦
「ランダムバトル」で鍛えこんだので本編のバトルもスイスイと進みます。
ジョブの方も「見習い戦士」から始まって「ナイト」、「モンク」、さらに
上位ジョブの「忍者」、「侍」へ。特に遠距離攻撃が可能でさらに回復技ま
であるモンクは使い勝手グッドでした。
自信満々で中盤の山場「リオファネス城」へ乗り込んだのですが、ここでと
んでもない大苦戦。主人公ラムザが神殿騎士ウィーグラフの一騎打ちで負け
まくり!いくら斬りかかってもあっさり防がれ、しかも遠距離から強烈な攻
撃。攻略本には「エールでSpeedを十分あがれば楽勝」と書いてあるのですが
返り討ちの嵐。ほとんどギブアップしそうになりました...20回以上スピ
ードアップしてようやく勝ったときはヘトヘトでした。
□「雷神シド」に頼りっぱなし
主人公ラムザの父の友人、シドルファス・オルランドゥ。南天騎士団の団長
にして「雷神シド」の異名をもつ「剣聖」。終盤で加わる「雷神シド」は
「弱点が存在しない」その剣技で、正に無敵。「ゲームバランスを崩す」と
いうコメントにもうなづけるものがありますね。
このシドと、「ホーリーナイト」のアグリアス、「ディバインナイト」のメ
リアドールが終盤で大活躍。ラストの6連戦もアッサリとクリア。さんざん鍛
えたはずの主人公ラムザは回復役に専念する体たらくでしたが...
ラムザ(というより「雷神シド」)の力により邪悪な存在は駆逐され、そし
ちょっと哀しいエンディングを迎えます。クリアまで89時間、じっくりと
コクのあるゲームを堪能させてもらいました。今もまだラムザたちの戦いの
余韻が残っているようです。
(この項 終)
※「おとゲー」2007/11/2号掲載

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