□「みまわり」は楽し
時は太正十八年。またも帝都の平和を脅かす新たな魔の手が...
「サクラ大戦」といえば帝国劇場や巴里の町をウロウロする「みまわり」で
の出会い。いきなり難しい選択を迫られたり(選択をまちがうと好感度が一
気にダウン)、ミニゲームに突入したり...
「サクラ大戦〜君あるがため」でも「みまわり」の楽しさは健在。さくらに
出合って「上野公園にいきませんか?」と誘われたり、地下のお風呂場で
「からだが勝手に」状態になったりしちゃいます。残念なのが帝劇だと選べ
るのが1階、2階、地下の3つだけなこと。ここはDSのタッチペンをいかして
マップ上をウロウロできるようにしてほしかったですね。
□舞台は紐育へ
せっせと大神のレベルをあげてなんとか「第一話 オルレアンの少女」をク
リアしたと思ったら、第二話では舞台は一転紐育へ。
「サクラ大戦5」は未プレイなので紐育華撃団のキャラは初対面。「5」の
主人公、大河新次郎が操作キャラになるのはよいのですが、レベル上げをま
た最初からチマチマしなくちゃいけません。おまけにダンジョンに登場する
モンスターは一気に凶悪になるし...
とはいえバランス調整がライトなので見まわりしながらキャラを鍛えてると
レベルも上がるし、ジェミニやサジータたちにも親近感が。つい「5」もや
ってみたくなったりして。
□巴里の全員集合
そして戦いは思い出深い巴里へ。DSで「サクラ大戦3」をプレイしたのは
7年も前になりますが、いまだにその感動は新鮮。キャラ、シナリオ、シス
テムが見事に融合した傑作で、特に旅情あふれる巴里の風情が実にグゥ〜
でした。「みまわり」で行く場所場所で「3」ではここでコクリコに会った
とかこのカフェでグリシーヌとミニゲームしたな、とか懐かし気分にひたり
まくりでした。
おっとダンジョンのほうはますます凶悪になって、ちょっと油断するとボコ
ボコにされちゃいます。攻撃範囲の広いロベリアや花火が頼りになります。
エリカもいい味だしてますが、すぐコケるわ、味方を銃撃するわ、の天然
ぶりでちょっと...まぁ「原作に忠実」?
□「メルくん、シーくん、あやめさん」
最終話の「白き氷河の果て」にでは「帝国」、「巴里」、「紐育」の華撃団
総勢18人のなかから3人をパートナーに選んで決戦。近距離攻撃のさくらと
遠距離のマリア、花火という組み合わせでチャレンジ。3人とも実に頼りに
なるし、主人公のレベルを50くらいまであげたので楽にクリアできました。
クリア後にはサポートキャラとみまわりで出合っていっしょにダンジョンを
クリアすると自由にどこへでもつれていけるようになります。お目当ての
メルとシーはわりと簡単に仲間にできたのですが、「大人の魅力」のあやめ
さんとなかなか出会えない。たまに会っても「大神クン、がんばってね」と
連れないことばをかけられるだけ。めげずにせっせとみまわりに励んで、や
っと「メルくん、シーくん、あやめさん」とダンジョンめぐりができるよう
になりました。
クリア後はさらに難易度の高いダンジョンにも挑戦できるようですが、ひと
まずここで幕にしましょう。
「ひとつぶで二度おいしい」このゲーム。「サクラ」ファンには特にお勧め
です。セガさん、「サクラ2」のリメイクでませんかねぇ。
※「おとゲー」2008/4/25号掲載
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