■主要キャラクターなど
・BSAA 国連直轄の対バイオテロ組織
・クリス 元ラクーンシティ市警の特殊部隊の隊員で現在は対BSAA北米
支部の隊員。「バイオ」の「顔」
・シェバ BSAA西部アフリカ支部の黒人の女性隊員。
・アーウィング 生物兵器をあつかう「死の商人」。
・アンブレラ 巨大バイオケミストリー企業。裏では特殊な生物兵器(BOW)
の製造、販売を行っていたが、クリスたちの活躍で壊滅。
・ジル クリスのラクーンシティ市警時代からの同僚。ともに「バイ
オテロ」と闘ってきた同志。2年前に殉職した模様。
・ウェスカー 元アンブレラの研究者兼工作員で「バイオハザード」時代は
クリス、ジルの上司だった。超人的な力をもつ。
・ブラーガ 人間を支配して狂気に導く寄生虫
・クレア クリスの妹。その昔ラクーンシティで「バイオハザード」に
遭遇し決死の脱出をとげた。
■クレアによる前説
あ、おヒサ。レオンの話(「バイオハザード4」)以来だから4年ぶりかし
ら?あたしはあいかわらずってとこね。そうそう、この前アニキ(クリス)
がアフリカに出張してさ、あいかわらずムチャしてきたらしいの。もういい
歳なのにねぇ。え、ききたい?しょーがないなぁ。話してあげるわ。
※以降の記載はネタばれ&脳内妄想を含みます。「金の卵」をさがしなが
らお読みください(謎)。
■BSAAの「英雄」
俺はBSAAの「英雄」なんていわれたりしてるけど、おまえもよく知っている
ように女々しい性格なわけよ。だから2年前の任務でジルを失ったときは、
もうこの世のおわりって感じで落ち込んださ。しかもあのウェスカーにはや
られるし。すっかり暗い性格になったよ。
それ以来ウェスカーをブチのめすことだけが生きる目的になった。やつのパ
ワーに対抗するために筋肉をさらに鍛え上げるのが日課になった。ところが
どこに隠れたかやつの消息が知れない。そんなときにアフリカ出張の話がま
いこんできた。アーウィングという死の商人を捕獲してバイオテロを阻止す
るというミッションだった。しかもジルが生きているらしいという噂も...
■アフリカの「女戦士」
飛行機を乗り継いで降り立った西アフリカの空港はアフリカの熱気がたちこ
めていた。そこから延々とジープでドライブしてアーヴィンブが目撃された
キジュジュ自治区へたどり着いた。今回の任務の「相棒」がそこで俺を待っ
ているはずだった。
「シャバ・アローマです、よろしく!」俺を出迎えてくれたのは黒人の女性
だったからびっくり。褐色の肌と黒い髪。しかもかなりカワイイ。
「女だからって特別扱いはいらないわ。」
シェバは強い肉体と不屈の意志をもった「女戦士」だった。
■「狂気」の「集会場」
現地の連絡員と町外れの肉屋で接触。武器を受け取る。シェバは武器の扱い
にも慣れているいるようだ。
突然のどよめき。現地の住民が襲ってきた。「こっちへ!」シェバの機転で
なんとか避けて、「集会所」近くの建物へ逃げ込んだ。レオンがヨーロッパ
で出会ったガナート(ブラーガに寄生された人間)みたいだ。こいつらは
「マジニ」と呼ばれているらしい。
集会所の演説台で指導者らしい男がスピーカーでがなっている。見るとさっ
き肉屋で会った連絡員がつかまり、処刑されてようとしている。「狂気」が
集会場を支配していた。
■アーヴィングを追って
「見つかった」シェバがささやく。一斉に「狂気」の住民たちが押し寄せて
きた。シェバといっしょに逃げ回りながら応戦する。マジニの動きは素早く
てゾンビより始末が悪い。「危ない!」間一髪でシェバが斧をふりかぶった
マジニを蹴り倒した。格闘技の腕もたいしたもんだ。
BSAAのヘリが援護にきてくれてなんとか脱出に成功。ところが先発した
アルファチームは無残にも全滅していたんだ。どっかであったような話だ。
でも本部からアーヴィングは追撃しろとうムチャぶり。しかたなくシェバと
俺はアーヴィングを追って鉱山へ向かった。
(クリスのアフリカ出張は続く)
※「おとゲー」2009/11/23号掲載

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