□カーディナルたち
リーンベルたちの世界「バーゼル」は一種の宗教国家で、亡くなった教皇と
それを補佐するカーディナルたちが世界を支配しています。
「貴婦人」テレサや「知識の探求者」アントリオンのようないかにも「らし
い」カーディナルもいれば「妖艶な美女」バーバレラ、職権乱用でリーン
ベルとデートしてしまうペーターとか、まあバラエティに富んでいます。
教皇亡きあとそのカーディナルの頂点に君臨するのがロエン。亡き教皇フリ
ーダを深く思慕するロエンの暴走がリーンベルたち、そして「バーゼル」の
運命を大きく変えていきます。
□「バーゼル」の「解放」
「バーゼル」は12の階層に分かれていて、各々の階層に町やダンジョンがあ
ります。第1〜3層の上層は通称「シャンデリア」と呼ばれるカーディナルた
ちの邸宅のある「セレブ」居住区。
リーンベルたちが住む第4階層は住宅街。7階層はなぜか氷におおわれた寒冷
地区。10〜12階層の「下層」には鉱山や採石場があって、10階層の「アルボ
ナ」は鉱山で働く「労働者」の町だったりします。
以前にも書いたけど各階層は無数の6角形の区画でできていてモンスターがお
とす「エナジー・ヘキサ」をパズルののようにはめて「解放」していきます。
私はこまめに「解放」していって最終章でようやく「全開放」達成。そして
その記念に送られてきたグッズは...しょぼすぎてアングリでした。
□「大聖堂」の「火炎ビン祭り」
暴走するロエン、同調するアントリオン、ガリジャーノンの企てを阻止する
べくリーンベルたちは大聖堂で対決する。運命の戦いが始まった...
「大聖堂」はラストダンジョンだけあってボス戦以外にも強敵なひしめいて
ます。でも防具も強化しようにもレアな素材が手にはいらず。仕方なく入手
済みの高級防具を解体して再合成。なんとかカッコをつけました。
ここでチョー重宝したのが「火炎ビン」。100本以上もせっせと各種「火炎
ビン」を用意。1番手のヴァシュロンが火炎ビンを投げまくり、2番手のゼフ
ァーがマシンガン掃射、そしてラストはリーンベルがハンドガンでトドメ!
手強い相手には強化版の「火炎ビンSS」が絶大な威力を発揮。ラスボスの
ロエンも「火炎ビン祭り」で「血祭り」でございました。
□攻略を終えて−セガ会心の一品、だけど...
ロエンを倒した後、感動とか達成感というより呆然としてエンディングロー
ルをみていました。クリア時間は146時間でしたが、ゲームオーバー、リト
ライを30-40回以上しているので開始早々の予想通り軽く150時間超、160時間
くらいはかかったでしょうか?なかなかまとまった時間がとれずかつ横道に
それたこともありプレイ期間は4カ月半にもおよび、個人的なゲーム記録に
なりました。
すでに述べてきたように世界観、キャラクター、そしてバトルシステムの
斬新さは圧倒的。従来のRPGに新機軸をもたらしたセガ+トライエースの会心
の一品といえるでしょう。
でも...難し過ぎ。武器のカスタマイズも凝り過ぎだし、素材となるレア
アイテムの手に入りにくさといったらありません。 またシナリオもわかり
にくくて、いたるところに「?」が残ったままです。特にロエンがあれだけ
暴走する動機が全くわからなかった。亡くなった教皇への思慕?世界の解放?
理解できませんね。
と、これだけ文句を並べても結局、最後まで付きあった魅力は素晴らしい。
RPGどころか並みのアクションゲームをはるかにしのぐ難易度を思うとせめて
「EASY」モードがほしかった。救済措置があれば全てのRPGファンにお勧めで
きたのに。残念です。。
(「リーンベル」との冒険はめでたく大団円)
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