■アカネと「コケモン」
長女のアカネがまだ幼稚園に通っていた1997年。家に帰るとしきりに「コケ
モン、コケモン」と騒いでいます。よく聞くとその年4月からアニメが放映
されいた「ポケモン−ポケットモンスター」が、幼稚園児の間で大流行して
いる様子。私もドレドレとアカネが録画していたビデオをいっしょに見るよ
うになりました。
「マサラタウンにさよならバイバイ♪」、妹のマリン(当時3歳)と嬉しそ
うに歌っていたアカネの姿が今でも目に浮かびます。
そしてその年クリスマス、アカネは念願かなって「ポケモン緑」をゲットし
たのでした。
■「ポケモン金」事件
それから2年がたち、ゲームボーイカラーで「金・銀」が発売。「緑」です
っかり「ポケモン」にはまってしまった私はすかさず予約してゲット。発売
前はさほど注目されていなかった「金/銀」ですが評判を呼んで600万本の
大ヒットに。クリスマスシーズンとも重なり品切れ続出で小学生の子供をも
つ親たちは血眼状態。娘たちには友達に自慢するんじゃないよ、といいきか
せておきました。
ところがある日家に帰ると「ポケモン」がなくなったと娘たちが半泣き。私
もいっしょに探したのですが影も形もありません。あきらめて次を買おうか
と思ったころ、マンションの別の階の消火器ボックスに「金」がのっていま
したとの報告が。今でも真相は謎です。「座敷ワラシ」にでももっていかれ
ていたのでしょうか?
■マリンと「ワイアレスチャット」
月日はながれ2004年。中学校に入ったアカネはバレー部の部活と塾で大忙し
ですっかり「ゲーム離れ」。その年発売されたのが「赤・緑」版をGBA用に
リメイクした「ファイアレッド・リーフグリーン」。わづか4,800円の価格
で無線通信ができる「ワイヤレスセットアダプタ」が同梱の優れもの。
ついのせられて「レッド」と「グリーン」の両方を購入してしまいました。
アカネが相手にしてくれそうもないので小学4年になっていたマリンに「グ
リーン」をわたしてチマチマプレイ。「ワイヤレス」の「チャット」でかみ
あわないチャットを楽しませてもらいました。
■そして「ブラック・ホワイト」
2006年。「DSのポケモン」 「ダイヤモンド/パール」が登場。これまで
のカントー地方から離れて北海道を思わせる「シンオウ地方」が舞台のタイ
トルで「北の大地」の雄大な感じがグッド。「ポケモンリーグ」を勝ち抜い
た後、ながれるエンディング、どこまでも自転車で走っていく主人公の後姿
が印象的でした。
そして今年、2010年。大学生になったアカネが「ポケモン(ブラック・ホワ
イト)買うの?」ときいてきました。聞くと高校時代の友達の間で話題に
なっているらしい。「金・銀」で遊んだ世代の「ポケモン同窓会」のノリ
でしょうか?私は「ブラック・ホワイト」といっても「何がちがうの?」
とさして興味をもっていなかったのですが、アカネがこれだけゲームに入
れ込むのも久々なので買うことにしました(親バカ?)。
こうしてまた始まった「ポケモンマスターへの道」。ハテサテその結末は?
(「ポケモン黒・白マスター」への道は続くったら続く)
※「おとゲー」 2010/10/23号掲載

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