□「美しすぎる」女性自衛官
陸上自衛隊の三等陸曹・浅木美涼は、神室町にゾンビが出現した後、隔離
壁の設置と保守にあたっていた。しかし彼女の願いもむなしく有効な対処
方法がないまま「隔離エリア」は日増しに広がっていった。疲労と無力感
にさいなまれ、お化粧ののりがわるくなったころ、拉致された遥を取り戻
すために「その男」が神室町に戻ってきた...
第四部の主人公はむろん「真打」桐生一馬、なんですが本誌では「美しす
ぎる」女性自衛官をクローズアップ。CV 栗山千明の浅木美涼は強く、凛
々しく美しい女性戦士。特定のストーリーで桐生たちとと行動をともにす
るだけ「相棒」になってくれないのが残念です。
□二人の「龍」
遥を拉致した二階堂はミレニアムタワーにいる。浅木の運転する装甲車で
武器職人のもとにたどりついた「その男」桐生一馬は、おなじく二階堂を
追う「関西の龍」郷田龍司と5年ぶりに再会をはたした。強力な武器を得
て闘いの準備は整った。決戦の場へ向う二人の「龍」を浅木は見送るしか
なかった...
「お約束」どおり「決戦の場」ミレニアムタワーに入ったあとはセーブも
後戻りもできない連戦が続きます。サブストーリーや任務を消化してレベ
ルあげて、武器の強化にはげみましょう。もちろんキャバクラ通いを「コ
ンプリート」しておくことも忘れずに。
□浅木の「敬礼」
闘いは終わった。二階堂のたくらみは二人の「龍」、そしてそれに協力し
た秋山、真島、浅木たちの手で阻止された。しばらくの間混乱は続いたも
のの神室町に再び平和が戻った。秋山は集金に、真島は組の仕事、郷田は
たこ焼きへ、それぞれの日常へ戻っていった。隔離壁の撤収作業を行う浅
木たちの前を遥を連れて沖縄に帰る桐生がとおりかかった。浅木が号令を
かける。「敬礼!」桐生はちょっと照れたような笑顔をみせた...
最後の連戦では二階堂との戦いにてこずりました。本体が消えるコアモー
ドでなかなかダメージを与えられず...エンディングシーンはこのシリ
ーズならでは余韻が味わえます。
□攻略を終えて−「龍が如くクオリティ」の傑作
最初は「バイオの二番煎じ」、いわゆる「企画もの」かと思っていたので
すがプレイしてみていい意味で裏切られました。物語にひきこまれ、ゾン
ビを狩る醍醐味を味わえる。4人の主人公はもとより、「脇キャラ」たち
もいい味をだしていて制作者の愛情を感じます。亜流などではない「龍が
如くクオリティ」の傑作ですね。「龍がごとく5」の発表がありそれも
楽しみですが、個人的には「龍が如く OF THE END」もシリーズ化しても
らって「2」を是非お願いしたい。今度は大阪かあたりを舞台にいかが
でしょう、名越さん?
(「THE END」の物語はこれにてTHE END)
※「おとゲー」2012/3/3号掲載
■関連記事
「龍が如く OF THE END」の「関西の龍 再び」
「龍が如く OF THE END」の「狂犬・真島の出撃」
「龍が如く OF THE END」の「二度びっくり」

0