おとローグ　日々好日！

学生バスケットのシーズン到来をつげる伝統の
「筑波大学−日本体育大学定期戦」通称「ニッツク」。

例年は代々木第二体育館での開催なんですが今年は
なぜか日体大の深沢キャンパスの体育館での開催。


昨年の関東リーグ戦の王座を奪還した筑波大ですが、
4年間筑波を支えてきた「超攻撃型ガード」水谷と
「インサイドの要」天野が去った今シーズンは．．．


序盤、筑波のディフェンスが冴えて1Q終わって、

　筑波大学　22− 9　日本体育大学

ところが去年と同様後半流れは日体大へ。4Qにはついに
逆転される大ピンチ。

残り7秒、最上級生になった筑波のリコ、伊集南がこの日
初めて「エースの仕事」をしてドライブをねじこみ、
　
　筑波大学　57−56　日本体育大学

1点差の薄氷の勝利でした。


去年のニッツクでは筑波のディフェンス力の低下を指摘
しましたが、今日のゲームではオフェンス力の低下、そして
追い上げられたときのもろさが目につきました。

試合終了後、整列して「応援ありがとうございました」と挨拶
した筑波の「キャプテン」淀野潮里。キャプテンとしての重圧
は相当なものだったでしょう。私も涙がでそうになりました。


1点差に泣いた日体大。松浦の欠場が痛かったと思いますが、
新人のセンター、鈴木知佳がいいプレイをみせてくれて、小菅
と併用できるのは大きい。広倉、秋林のバックコートも
計算できるし今年はやってくれそうです。


筑波大は課題が多い。淀野＆伊集のバックコートにはは圧倒的
な破壊力を期待したいのにシュート率が低すぎ。特に大事な
場面でフリースローを2本外した伊集は最後の場面以外は
「エースの仕事」をできていなかったですね。ムラをなくして
常に「エースの仕事」をしてほしい。

「インサイドの要」にならなくてはいけない谷村咲姫も
ポジションを面でとれていない。強気なプレイを望みたい。

筑波の救いは、新人の二人。スタメンに入った早坂彰恵は
インサイドでシュートを押しこめるこれまでに筑波にいなかった
タイプ。アウトサイドシュートを磨いてもらってオフェンスを
牽引してほしい。

そして藤岡麻菜美。猛スピードでつっこみながら流れるような
ノールックパス。広倉を抑え込んだディフェンスもすばらしいし
まぎれもない「逸材」。今年の注目度No.1ですね。

関カレまで間がないけど本来もっている力を集中発揮できれば
「君たちは強い」（はず）。拓大も松蔭も早稲田もぶっ飛ばして
優勝しちゃってください。


Go Tsukuba!

■主要キャラクターなど
　・BSAA　　　　対バイオテロ組織（NGO)。
　・FBC　　　　 アメリカ合衆国の連邦対バイオテロ組織。
　・ヴェルドロ　国際的なテロリスト集団。
　・ジル　　　　元ラクーンシティ市警の特殊部隊の隊員で現在はBSAA北米
　　　　　　　　支部の隊員。「バイオ」の「ヒロイン」。
　・クリス　　　BSAA北米支部の隊員。ジルのラクーンシティ市警時代から
　　　　　　　　の同僚で「バイオテロ」と闘ってきた同志。「バイオ」の
　　　　　　　　「顔」。
　・パーカー　　BSAA隊員で元FBCスタッフ。ジルと行動をともにする。
　・ジェシカ　　BSAA隊員で元FBCスタッフ。クリスとコンビを組んでいる。
　・オブライエン　BSAAの代表。
　・クレア　　　クリスの妹。その昔ラクーンシティで「バイオハザード」
　　　　　　　　に遭遇し決死の脱出をとげた。


■クレアによる前説
　あ、おヒサ。クリスの話（「バイオハザード５」）以来だから3年ぶりか
　しら？この前ばったりジルにあってさぁ、BSAAでの武勇伝をきいたのよ。
　もうアラフォーだってのに、がんばりすぎ。えっ、ききたい？しょーがな
　いなぁ。話してあげるわ。
　　※以降の記載はネタばれ＆脳内妄想を含みます。「息継ぎ」に注意しな
　　　がらお読みください（謎）。

■「クイーンゼノビア」へ
　「クリスとジェシカが消息をたった。」オブライエンがいつものような飄
　々とした様子で連絡をしてきた。「パーカーと捜索にあたってほしい。」

　地中海に浮かぶ豪華客船「クイーンゼノビア」の探索に赴いた二人からの
　連絡が突然途絶えたという。「クリス．．．」ラクーンシティ時代からの
　「戦友」。私（ジル）は胸騒ぎを感じたわ。

　「大丈夫さ、あのおっさんは死んでもくたばらないさ。」かたわらでわけ
　のわからないチャチャをいれるパーカーを無視して私は旅の準備を始めた。
　

■「幽霊船」の「ウーズ」
　「豪華客船って、冗談キツイぜ。」パーカーがぼやくのも無理はない。
　クイーンゼノビアに乗り込んだ私は淀んだいやな空気に吐きそうになった。
　でも任務は任務、「パーカー、さっさと船内を捜索するわよ。」

　船内には人影はなかった。ゾンビもうろついていないようだ。でも何があ
　るかわからない。その時、いやな臭いが強くなった。
　みると排水パイプからヌルっと何か薄気味悪いやつがたちあがった。「な
　んだありゃ？」パーカーもポカンとしている。

　この不気味なやつ（ウーズっていうの）がつかみかかってきた。すかさず
　ハンドガンを撃ちまくって応戦。その後も出るわ出るわ。「こりゃ本物の
　幽霊船だな。」パーカーがつぶやいた。


■「罠」
　その丸窓から見える後ろ姿は？　「クリス、クリスなのね？」思わずさけ
　でしまった。意識をうしなっているのか椅子にしばりつけられたクリスは
　無言のままだ。

　部屋のカギはどこ？私たちはカギをもとめて船内の捜索を続けた。階下に
　おりていくと医務室らしき部屋で女性が襲われている。あわててかけつけ
　たがもう間に合わなかった。でもカギはみつかって私たちは丸窓の部屋の
　ドアをあけた。

　「クリス！」　でも、椅子にしばりつけられていたのはただの人形だった。
　「罠だ」そう思ったときには遅かった。室内にガスが充満して私は意識を
　失ってしまったの．．．


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ジルの武勇伝は次回へ続く）




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※「おとゲー」2012/4/22号掲載

友人のYに誘われ駒沢競技場で「なでしこリーグ」
日テレベレーザ VS ASエルフェン狭山FC　を観戦。

女子サッカーはおろかサッカーの生観戦をするのはほぼ
初なのでかってがわからない。

選手も名前がわかるのが岩清水と岩淵くらい．．．なので
消去法でベレーザを応援。


それでも友人の解説を聞きつつゲームを楽しませてもらい、
ベレーザが　3 - 0 と快勝！　で満足。


初めてみる「ナマ」岩淵は小柄ながら躍動感にあふれていて
何よりもディフェンスに強くあたられてもボールをキープし続ける
「ボディバランス」の良さに感心。バスケでいえばファウルを
されてもゴールをきめる体幹の強さみたいなものがあるんでしょうね。


チャンスがあればまたみてみたいものでございます。

□「ハガレン」荒川弘の「銀の匙」
　　果てしなく広がる大自然に囲まれた大蝦夷農業高校。受験戦争に疲れた
　　主人公、八軒勇吾は全寮制のこの高校で「生きること、生かされること」
　　を学んでいく．．．

　「鋼の錬金術師」で大ヒットをとばした荒川弘氏の「第二弾」が、掲載誌
　を少年サンデーに移した「銀の匙 Silver Spoon」。「ハガレン」とのギャ
　ップが大きく、最初は「？」と感じましたが、荒川氏は農業高校の出身で、
　実家で農業を手伝っていたという「ルーツ」をしって納得。

　「銀の匙」ではそんな作者の体験が存分に発揮されていて、「都会っ子」
　の八軒の目を通して描かれる「大蝦夷農業高校」の日々は新鮮な驚きと
　楽しさにあふれてます(なにせ「大蝦夷農業高校」の外周は20Km)。今年度
　の「マンガ大賞」を受賞したのも当然ですね。
　

□「教科書」にないもの
　　同級生の御影アキに誘われ夏休みに農場のバイトにいった八軒。同乗し
　　た車に轢かれた鹿を解体するようアキの祖父にいわれる。そんなことは
　　習ってないと動揺する八軒にアキの祖父は言う。「君の人生は全部教科
　　書に書いてあるのかい？」

　現実の農業、酪農が楽しさ以上に厳しさ、辛さににあふれていることを読
　者は八軒の目を通して思い知らされていきます。卵の数や乳の出の悪い鶏
　や乳牛は容赦なく処分され「食肉」に。父を早くに亡くした同級生の駒場
　の家では、幼い妹たちも農業の担い手として働いている、轢かれた鹿は貴
　重な晩御飯のおかずに．．．

　それらはすべて「教科書」に書いていない現実。それら全てを現実の農業
　は背負っている。


　「銀の匙」、あらたな「荒川弘」ワールドをじっくり味わっていきたいと
　思います。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※「おとゲー」2012/4/15号掲載

□「バイオハザード」の「16周年」？
　「サバイバルホラー」の金字塔「バイオハザード」シリーズ。1996年の初
　登場以来「進化」を重ねてきたのはご存知のとおり。

　私の「バイオデビュー」はかなり遅くてNintndo64版の「２」から。その
　リアリティ、アクションの完成度の高さにすっかりはまってしまい、以来
　「コードベロニカ（DC)」「小文字バイオ（GC）」「０（GC)」「４（GC)」
　「アンブレラクロニクル（Wii）」「５（PS3)」と堪能してきました。

　昨年は「15周年」ということで記念のイベントやパッケージが発売されまし
　たが、「16周年」の今年もすごい。1月に「リベレーションズ」4月に「オペ
　レーション・ラクーンシティ」そして11月に「６」とタイトルラッシュ。
　「バイオ」ファンとしては嬉しい限りです。

　
□「携帯機」の「バイオ」
　「バイオ」といえば「恐怖」を演出する圧倒的なリアリティ＝「空気感」
　の表現がキモ中のキモ。「小文字バイオ」の地下室のコンクリートのヒン
　ヤリした感じ、「５」のアフリカの熱砂の灼熱．．．これぞ「バイオ」と
　いうその「空気感」を携帯ゲーム機で再現するの至難だったでしょう。

　「リベレーションズ」の開発陣はニンテンドーの3DSで「携帯機のバイオ」
　を制作を開始した当初、まず「５」を動かしてみてこれならいけると確信
　したのだとか。短い区切りで遊べるようにTVドラマ仕立てにしたのも携帯
　機向けの工夫。据え置きの「バイオハザード」シリーズが映画なら、携帯
　機はTVドラマというすみ分け（プロデューサーの川田氏）はうまい発想だ
　と思います。


□「４」と「５」の間
　初期のバイオの「黒幕」だった巨大製薬会社「アンブレラ」。「３」での
　ラクーンシティの壊滅を経て、シリーズの「主人公」クリスたちに追いつ
　められ酷寒のロシアで終焉を迎えたエピソードが「アンブレラクロニクル
　ズ」で描かれています。

　でもアンブレラはなくなっても「バイオテロ」はやまない。「４」では
　ヨーロッパ、「５」ではアフリカを舞台にあらたなバイオハザードとの
　闘いが展開していきます。

　「リベレーションズ」の時間軸は「４」と「５」の間。あらたなバイオ
　テロに立ち向かう組織「BSAA」に入隊したクリス、そしてシリーズの「ヒ
　ロイン」ジルが3DSの画面上で躍動！

　次回から「携帯機のバイオ」の興奮と恐怖をお伝えしていきましょう。
　（と、ひっぱってみたり．．．）




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※「おとゲー」2012/4/8号掲載

1年ぶりに帰ってきたテレビ東京の「元祖！大食い王決定戦」。

前回、2010年の「ハワイ対決」は「魔女」菅原がラーメン18杯を
たいらげて優勝。

今回は昨年収録した映像のようですが、その菅原さんとかっての
引退したアンジェラ佐藤は残念ながら不参加。

私が応援していた「ロシアン」佐藤は、ベトナムの決戦までなんなく
進出したものの苦手の海鮮「ソフトクラブシェル」対決で敗退。
涙をながしながら蟹をほおばる彼女の姿が印象的でした。


激戦を勝ち抜いて決勝の「とんこつラーメン」対決に臨んだのは
「普通の」宮西さん
「会社社長」三宅
　そして
「3年連続ファイナリスト」正司

のどまでメンがこみあげてくるような辛い戦いを制したのは、
正司優子。したたる汗をものともせず17杯をたいらげた彼女に拍手！

5月からは地方予選も始まるようだし次の対決が今から楽しみですね。


■関連記事
　「大食い王決定戦」の「魔女菅原」の「復活」
　

毎回楽しませてもらってきた夏目「肆」もついに最終回。


最終話「遠き家路」では、第十二話をうけて、夏目は
ニャンコ先生ともに亡き父とすごした生家への「心の旅路」
をたどる．．．

父母は亡くなり、他人の家にあずけられ、その家の娘には
ツンツンされ、その上自分だけが異様な妖をみえてしまう．．．
小学生だった夏目が心を閉ざしたのも無理はないですね。


でもそんな「暗黒」の日々は過ぎ、今の夏目には帰る家も
家族も友人も、そしてニャンコ先生もいる。

我が家に戻ってきた夏目と藤原夫妻、そしてニャンコ先生で
記念写真を撮る。滋さんの愛機「PONTAX」がいい味だしてます。


この「フォーショット」は夏目の心に、そして夏目ファンの
胸に永く思い出として残るでしょう。



「夏目友人帳 参」の「肆」が発表されたときには早すぎなんじゃ
ないかとおもいましたが、さすが「夏目」。よかったです。

いつになるかわからないけど「伍」？を楽しみに待つことに
しましょう。



■関連記事
　夏目友人帳 肆「記憶の扉」の「うろん」
　夏目友人帳 肆「過ぎし日の君に」の「少し楽しかった」

□「アジュダヤ」の「出血ドバドバ」
　マスターガーディアンのクトゥルフが「巨大ダコ」だとすると、第4章の
　「ボス」アジュダヤは「美人ダコ」？ うかつに近づくとヤバイので1本ず
　つ足に狙いをつけて攻撃して部分破壊。

　ダメージを与え続けると場面が転換して「シネマティックシーン」がスタ
　ート。タイミングよく画面に表示される○□△×のボタンを押していく
　アクションゲームでよくあるパターンの操作なんですが、1押しごとにバ
　ックのアジュダヤが切り刻まれて、すさまじい「出血ドバドバ」状態。
　血を見るのが苦手なヒトはちょっとキツイかな？

　
□「ジークフリード」と「持久戦」
　チャプターが進むと当然ながらモンスターやガーディアンもさらに強くな
　ってきて1回の戦闘が長いこと、長いこと。30分以上があたりまえってい
　う感じです。第5章の「ボス」クセルクセスはチェーンソーをぶん回す巨
　大ロボ。ブンブン唸りながら猛スピードでフィールドをかけまくりヘタに
　つっこむと瞬殺されてしまいます。

　それでも粘り強く、いささかマンネリ気味の戦闘を闘いぬいてようやく
　「ラスボス」ジークフリードと対戦。このジークフリード、光る盾で攻撃
　をはじき返しカウンターを返してくる「無敵の剣士」。私の「剣技」では
　どうやっても勝てそうもない。と、いうわけで武器を「トマホーク」（小
　型の投げ斧）に持ち替えて仲間が正面から攻めている間に離れた距離から
　斧をなげて地道に削る作戦を選びました。戦闘開始から長い長い時が流れ、
　ついにその時が、来たぁ！　制限時間いっぱいで辛うじて勝利したのでご
　ざいました。


□攻略を終えて−悪いできではないけれど
　キャラクターのデザイン、戦闘のバリエーション、武器・防具の生産など
　どの点をとっても悪いできではありません。がんばってつくりこんだこと
　が伺えます。

　でもそれがゲーム本来の面白さにつなっがっているかというと疑問です。
　良いゲームに不可欠なヒリヒリするような緊張感、ゲームの世界に入り込
　む没入感、深い人間ドラマへの感動は残念ながら感じられませんでした。
　特に戦闘に新鮮味がなくなってくる後半はひたすら長い時間をマンネリ感
　をかかえながら闘うのはいささかつらいです。

　もし次回作があるなら「亜種」からの脱却を期待したいところです。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　＊「モンハン亜種の攻略はこれで終了



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※「おとゲー」2012/3/31号掲載


■関連記事
　「ロード オブ アポカリプス」の「巨大ダコ・クトゥルフ」　
　「ロード オブ アポカリプス」の「モンハン亜種」