■主要キャラクターなど
・ラクーンシティ:アメリカ中西部の都市。「バイオハザード」のために
政府により都市ごと「抹殺」された。
・アンブレラ 巨大バイオケミストリー企業。裏では特殊な生物兵器
(BOW)の製造、販売を行っていたが、クリスたちの活躍で
壊滅。
・BSAA 国連直轄の対バイオテロ組織
・レオン :ラクーン市警の新米警官だったときに「バイオハ
ザード」に遭遇。その後は「敏腕のエージェント」に。
・クリス 元ラクーンシティ市警の特殊部隊の隊員で現在は対BSAAの
「英雄」。「バイオ」の「顔」
・クレア :ラクーン市警の精鋭部隊「STARS」のメンバーだったクリスの
妹。レオンといっしょに「バイオハザード」に遭遇
■クレアによる前説
あ、おヒサ。クリスのアフリカ出張の話(「バイオハザード5」)以来だ
から4年ぶりかしら?あたしはあいかわらずってとこね。クリスもレオン
も結構いい歳になったので相変わらずバカやってるのよ。それになんと
昔なじみの彼女のニュースもあるの。え、ききたい?しょーがないなぁ。
話してあげるわ。
※以降の記載はネタばれ&脳内妄想ありありです。ハーブを調合しなが
らお読みください(謎)。
■ラクーンシティ1998年
もう15年前になるわね。思い出したくないけど「初バイオ体験」は忘れよ
うたって忘れられない。
兄貴のクリスから2か月も音沙汰ないから、ツーリングがてらラクーンシ
ティにいったのが運のつき。街中いたるところゾンビがうじゃうじゃ。
当時は私も女子大生だったでしょ?いきなりゾンビに襲われさすがにびっ
くり、パニくったわ。
そのとき出会っのが新米警官だったレオン。彼もオタオタしてたみたい
だったけどともかく警察署に逃げ込んだ。そこでクリスはもう町にはいな
いことがわかったわけ。なんだかなぁ、ってこのことね。
■「運命の少女」と「謎の美女」
しかも警察所内の警官たちもアンブレラのヴィールスに感染してオールゾ
ンビ。イヤハヤなんともね。
レオンと相談して生存者をみつけて脱出することにして、見つけたのが
12歳の可愛い女の子。それが「運命の少女」シェリー・バーキンとの出会
いだった。
別行動していたレオンはそのころ中国系の美女、エイダ・ウォンと出会っ
てメロメロしてたらしいのよ。まったく!しかもこのエイダがくせ者の
スパイだったていうからレオンの人の好さにはあきれたわ。
それでも私(クレア)はシェリーを連れて悪夢の町から脱出できた。あの
ときの空の青さは一生忘れられないね。
■シェリー再び
シェリーの両親はアンブレラの研究者。しかも父親は娘のシェリーにヴィ
ールスを投与するようなマッドサイエンティスト。私(クレア)が投与し
たワクチンで抗体ができて発症こそしかなったものの、当時の彼女の心情
を思うと今でも胸が痛む。
ラクーンシティを出た後、私は兄貴(クリス)を探してヨーロッパにいっ
てひと暴れ、ベロニカの騒動(「コードベロニカ」)に巻き込まれいたけ
ど、その後しばらく政府に保護されたはずのシェリーとは連絡がとれなか
ったの。
あっ、電話が入った。ちょっとごめんね。
「クレアです。」
「クレア? 私、シェリー。シェリー・バーキンです。ずっと連絡できな
くてごめんね。よかったら会えるかな?」
それは久々に聞く「運命の少女」の声だった。
※「運命の少女」の物語は続く
※「おとゲー」2013/4/7号掲載

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