※「いい年してNMB48に振り回されてる大人」に捧ぐ
□ 「国立」の「無念」
「当選しましたよ、国立!」最近親しくさせてもらっているAKB48 オタの
友人(「押し」は渡辺まゆゆ一筋)から連絡があったのが3月の上旬。
最近「押しメン」をチーム4の岡田奈々からNMB48の渋谷凪咲に「押し変」
した私(自分の娘より年下だが、まあカワイイ子はカワイイ!)だが、
大島優子の卒業イベントともなれば興味ありありだったのだが...
「人生色々、お天気色々」で、コンサート当日は大雨、大風。それでも
会場の国立競技場の近くまでいったのだが、大江戸線の改札には
「本日のコンサートは中止となりました」の案内があり「無念」のギブ
アップ。多くのAKBオタとともに涙をのんだのであった。
□ 「さいたま」で「アゲアゲ」
胸のモヤモヤがおさまらず、「AKB48グループ春コンin さいたまスーパー
アリーナ〜 思い出は全部ここに捨てていけ!〜」(タイトル長い!NMB48
単独コンサートにダメ元で応募すると、アッサリ当選!
以前から応援してきたNMB48、そして「押しメン」渋谷凪咲をナマで見れる
とあってたちまち気持ちは「復活」、気分は「アゲアゲ」なのだった。
広いさいたまスーパーアリーナ(SSA)。座席によってはメンバーが豆粒
状態でしかみれないが、幸い二階の舞台に近い席。ますます気分はあがっ
てくるのであった。
□ 「オタがネギしょって♪」
電車の遅延でSSAについたのは開演予定15分前くらい。会場は赤、黄、青
のサイリウムで埋め尽くされていて壮観。NMB48のヒット曲「カモネギッ
クス」じゃないけど「オタがネギ(サイリウム)しょって♪」大量にやっ
てきて、秋元康をはじめとする運営のふところに銭がチャリーン、チャリ
ーンとはいるのが目にみえるようだ。
「みなさーん」不動のキャプテン、山本彩のアナウンスがながれると会場
のボルテージは一気にアップ。私のうしろのオタも「やべぇ〜テンション
あがってきたぁ」と大興奮。
そして1曲目の「カモネギックス」で3時間の夢空間が始まった。
□ 「ナンバの魂」まーちゅん
NMB48といえば、山本彩と渡辺美優紀のツートップ。圧倒的なパフォーマ
ンスで魅せるさや姉(山本彩)に対して、「釣り師」の異名をもつミル
キー(渡辺美優紀)のアイドルオーラは半端ない。8曲目のソロ曲で一人
で会場を魅了した「アイドル力」はさすが。
NMB48のもう一つのウリは「お笑い」。他のAKBグループとちがってNMBの
メンバーは吉本の所属。この日も吉本新喜劇の池乃めだか、島田珠代ら
が登場して「ミニ新喜劇」で笑かせてもらった。NMB48の「お笑い担当」
といえば「まーちゅん」こと小笠原茉由。R-1ぐらんぷり2012に出場して
3回戦まで進み「ソロデビューせい」といわれた逸材? 今回の「大組閣」
でAKB48チームBへの移籍が決まり、NMB48 としての舞台はこれで見納め。
まーちゅんこそ「ナンバの魂」だった。彼女に拍手を送りたい。
□ 「待ち合わせはなぎさ前」
「大組閣」といえば他のグループから兼任、移籍が決まった「ビッグネー
ム」もこの日はズラリと揃い踏み。
AKBの柏木由紀、SKEの高柳明音、HKTの村重杏奈、そしてAKBからに移籍す
る梅田彩佳。自分の場所をみつけ新天地で輝いてほしい。
もちろん「待ち合わせはなぎさ前」のフレーズでおなじみ?の渋谷凪咲の
笑うと三日月型になる目は実にカワイイのだった。「本店」の次世代メン
バーを蹴散らして「てっぺん」とってや!
□ 「祭りの後」の「生写真」
熱狂のコンサートも名曲「青春のラップタイム」で終演。ゾロゾロと15分
もかかってようやくSSAの出口へ。
周りのオタが「くそっ、現実に戻りやがった」と嘆いていたが全く同感な
のであった。
まだグッズ販売をやっていたのでパンフレットを購入。おまけの生写真を
みているとツツッとオタの一人が近寄ってきて「あっ、ぱるる!よかっ
たら他の写真と交換しませんか?」というのでお断り。駅に向かう途中
「生写真誰でした?」とつつっ近寄る別のオタ。「ぱるる」というと食い
ついてきた。さすがぱるる(島崎遥香)の威力が絶大。でもこれまたお断
りして家路へ。
「祭り」は終わって残るは虚脱感。しかも生写真をよくよくみるとぱるる
ではない別人なのであった...
※「おとゲー」2014/4/6号掲載
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