□映画「妖怪ウォッチ」の「ゲーム連動」
今年の流行語大賞やヒット商品番付にも名前があがるほど
社会現象化した「妖怪ウォッチ」。年末の「締め」はゲーム
「真打」の発売と連動して公開された映画「妖怪ウォッチ」。
コマさんファンのかみさんといっしょにみにってきました。
累計600万本のゲームの勢いそのまま、映画の前売り券は
200万枚を超える記録的な売り上げになったもようで、
興行収入も「ガッチリ」いきそう。
映画のストーリーはゲーム「妖怪ウォッチ2」とほぼかぶっ
ていてゲームをプレイしたファンには楽しめること請け合い。
初めて「妖怪ウォッチ」にふれるおとーさん、おかーさん向け
に導入シーンが工夫されているのも芸が細かいですね。
□「声優ぱるる」と「ニャーKB」
もちろんゲーム業界の仕掛け人、レベルファイブの日野社長
はさらなるヒットの仕掛けの作りこみもぬかりない。
世の中に悪をまき散らすラスボス「ウバウネ」の声優に
「半沢直樹」でブレイクした片岡愛之助、主人公のケータたち
を助けてくれる大妖怪「マスターニャーダ」に「あいーん」の
志村けん、そしてケータの祖父ケイゾウの小学生時代のガール
フレンドにAKB48 の「シオ対応」で有名な「ぱるる」こと
島崎遥香を起用。これが初声優だったぱるるは短いシーンながら
いい味(シオ味?)だしてました。
さらにジバニャンが大ファンのアイドルグループ「ニャーKB」
とリアルのAKB48もタイアップ。AKB48の選抜メンバーによる
「ニャーKB with ツチノコパンダ」というユニットのセンター
もぱるる。「ニャーKB」の「握手券」と妖怪メダルの合わせ
ワザが来年はさく裂するかも。
□エンディングの「ゲラゲラポー」
テンポのいいストーリーはあっという間におわって心地よい
余韻を残しつつエンディングへ。
映画館内にあふれる子供たちは映画向けに編曲された
「ゲラゲラポー走曲」にあわせてからだをゆらし踊ったり。
その様子に思わず嬉しくなって、私もちょこっと踊ったり
して。。。
「アナ雪」みたいに「歌って踊れる」上映をしてみると楽し
そうです。レベルファイブさん、ぜひ企画をお願いします。
来年も映画第二弾が公開されるようで、スタッフのみなさん
もたいへんでしょうが、ポケモン、ドラえもんを超える息の
長いコンテンツに育つよう一ファンとして心からの感謝と
声援を送りますよ。
※「おとゲー」2014/12/21号掲載

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