□「ムジュラの仮面」の「奇々怪々」
「ゲームの神」宮本茂氏が送り出した至高の一品「ゼルダの伝説
時のオカリナ」。20世紀最高のゲームと断言するのは私だけで
はないでしょう。その「時オカ」の「ダーク」ばエッセンスを
濃縮した「奇々怪々」なゲームが2000年4月にN64で発売された
「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」。
キャラクターやシステムが「時オカ」を踏襲した「後日談」的な
タイトルなのですが、テイストの「黒さ」は段違い。
主人公のリンクが「ムジュラ」で迷いこんだパラレルワールド
「タルミナ」の夜空にはニンマリ笑った巨大な月が。しかもその
月は3日(72時間)後に地上にに落ちてくる!
では、「リンクのタルミナ日記」開幕でございます!
□リンクのタルミナ日記、その1−パラレルワールドへ
オイラはリンク。ちょっと前は「時の勇者」なんてチヤホヤされ
たけど今はエポナといっしょに友達さがしの旅の途中さ。森の中
をパカパカ進んでいるといきなりエポナが立ち上がり落馬しちゃ
った。
変なお面(「ムジュラの仮面」というらしい)をかぶったスタル
キッドが「時のオカリナ」を盗み、エポナをさらって逃げちゃ
ったんだ。追いかけていくとオイラは深い穴の底にまっさかさま。
一旦スタルキッドに追いついたんだけどオイラは呪いをかけられ
ちまってデグナッツ(ヤシの実とタコを合成したような
モンスター)の姿に...オイラの凛々しいルックスを返せ!
いっしょに着いてくるという妖精のチャットと到着したのが
時計台のあるクロックタウン。ここはタルミナというハイラル
(「時のオカリナ」の舞台)とは全く別の世界らしい。
□リンクのタルミナ日記、その2−「時の歌」
途方にくれているとお面屋が現れ「盗まれた大切な物をがあれば
元の姿に戻してあげますよ。その代り私が盗まれた仮面
(ムジュラの仮面)を3日以内に取り返してくれ」という。
チャットに言われるまま大妖精(セクシーなオネーサン)に
会いにいくと「天文台に行け」とのヒント。天文台で望遠鏡を
のぞき、スタルキッドが時計台にいることがわかった。
3日目の夜中オイラは時計台に乗りこんだ。シャボン攻撃を食ら
わせて「時のオカリナ」を取り返した。その時突然懐かしい
ゼルダ姫(かわいい女の子だったなー)と「時の歌」を思い出した。
思わずオイラはオカリナを取り出して「時の歌」を吹いた。
気が付くとオイラは3日前に戻っていた。。。
□今週のあとがき
「リンクのタルミナ日記」は2000年当時、「おとゲー」に掲載した
「攻略日記」をリメイクしています。えっ手抜き? いえいえ
「セルフカバー」でございます。。。
まあ、今回プレイしている「3DS版 ムジュラの仮面」もリメイク
ですからご容赦を。おっと「3DS版」が圧倒的に「進化」した点が。
それはプレイ途中でセーブできるようになったこと。当たり前だ
と思うお若いみなさん。甘い!「N64」版では「時の歌」を吹いて
3日前に戻るタイミングでしかセーブできなかったんですよ。
昔のゲームはつくづくハードでしたね。
(「リンクのタルミナ日記」は次回へ続く)
※「おとゲー」2015/4/26号掲載

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