※例のごとくネタバレありあり、「両手剣」をふりかぶりながらお読み
ください
■「ドラクエ」の次は「ラジアータ」
攻略日記でご紹介してきたように、昨年から今年にかけて「ドラクエVIII」
の「長い旅路」をせっせとたどってきました。RPG好きで年間総ゲームプレ
イ時間の半分以上をRPGに費やしている私ですが、さすがに「ドラクエ」を
90時間プレイした後はちょっと「軽め」なゲームをサックリ楽しみましょ
う、と思っていました。
ところが、間の悪い?ことにチョー魅力的な新作RPG「ラジアータ ストー
リーズ」が発売になってしまいました。スクエニのタイトルながら「ドラク
エ」とも「FF」とも全く違うテイストのようです。我が家の娘たちもかわい
いキャラが気に入って「ラジアータ」の大合唱。またもや「長い旅路」にな
ると思いつつもフラフラと「ラジアータ」を購入してしまったのでした。
■「無口」と「饒舌」
「ドラクエ」は3Dに変わろうが、「レベル5」が製作しようが、中核にある
のは堀井雄二氏のゲームデザインとシナリオ。堀井氏の「RPGの主人公はプ
レイヤー自身の投影」というポリシーは「VIII」でも貫かれ、主人公は名前
もない、一言もしゃべらない「無口」な勇者。
「ラジアータ」の主人公、ジャックは対照的に元気ハツラツ!で「饒舌」な
少年。過去のRPGでいうと名作「グランディア」の主人公ジャスティンに近
い性格設定でしょうか?「強い相手と戦って立派な騎士になりたい!」と目
標が実にシンプルで心に影がなさそう(少なくとも序盤は)。
もちろん「無口」だろうが、「饒舌」だろうがキャラクター造型とシナリオ
の出来がよければRPG没入度に影響はありませんけどね。
■ジャックの旅立ち
「水龍」をたったひとりで倒した伝説の騎士、ケアン・ラッセルの息子ジャ
ック。16歳の誕生日に父と同じ騎士になるべく、ラジアータ王国の騎士団
選抜試験へ。
選抜試験は候補者との勝ち抜き戦。なんと相手は金髪のお嬢様リドリーだっ
た。ところがこのお嬢様、メチャ強くてジャックは完敗。うなだれるジャッ
ク。それでも将来性をかわれなんとか合格。ジャックは騎士見習いになった。
***
ゲーム開始から騎士団のテストまでひたすらムービー。ちょっと長い感じで
すね。キャラクターのデザインがほのぼのしていい感じです。対戦相手のリ
ドリーにはどうあがいても勝てないのですが、くやしいのでちょっと粘って
みました...
■「桃色豚闘士団」の初任務
ジャック、そしてリドリーが配属されたのはガンツ団長の率いる桃色豚闘士
団(ローズ・コション)。ガンツはチョビヒゲのちょっとたよりなげなおじ
さん?騎士。でも人は良さそう。
初任務は「地の谷」に住むドワーフの荷物輸送の護衛。ラジアータ国には、
ドワーフ、ゴブリン、エルフ、そしてオークの4つの妖精の種族がいてドワ
−フは人間とも友好的。途中ゴブリンの3人組に襲撃を受けてピンチになった
けど桃色豚闘士団はなんとか初任務を果たしたのだった。
***
桃色豚闘士団に配属された後は広い「ラジアータ城」をウロウロ。城の造型
は実にリアル。騎士の訓練所、地下牢、ダンスホール等々、いかにもそれら
しく本当のお城の中をさまよっているよう。
「ラジアータ」の世界にはあちこちに隠しアイテムがあって、マップ上のオ
ブジェクトを蹴る(Xボタンで)と発見できます。この蹴りまくりが新鮮で
楽しい。一味違う感じですね。
■ダークエルフの村で
桃色豚闘士団の次の任務はエルフ族に国王の親書を届けること。まずはエル
フ族の中でも人間に友好的な「ダークエルフ」の村へ。
ところが突然、凶悪凶暴な「ブラッドオーク」が村を襲った。ガンツの指示
で立ち向かう桃色豚闘士団。が、「ブラッドオーク」は圧倒的な強さでなす
すべがない。そして、リドリーは強烈な一撃をくらって倒れてしまったのだ
った...
***
「ラジアータ城」の外の世界もなかなか「歩くのが楽しい」です。それぞれ
「地方」ごとに違う景色で風情がありますね。
「地の谷」や「ダークエルフの村」に住む妖精たちも個性的。そしてそれぞ
れ自分の「生活スケジュール」をもっています。例えばダークエルフのハイ
アンなら、午後1時から宝くじを売り始め、夜の9時には部屋でお酒を飲んで
午前1時には寝てしまうといった具合。「ラジアータ」の1日は24分なので
そのキャラクターの「生活スケジュール」がわからないとただボーっと待っ
ているはめに。ま、それも悪くはありませんが...
(ジャックの騎士修行は次回へ続く)

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