昨日も性懲りもなく岐阜県内の
山中に出掛けた。
途中、休憩のため道の駅に立ち寄り
そばを流れる長良川で鮎釣りをして
いる人がいたから、タバコを吸い
ながらノンビリと見ていた。
すると背後から「おじさん、ズボンの
ポケットから鍵が落ちそうですよ!」
と声がしたから振向くと、小さな男の子が
笑いながら立っていた。
「あっ、ありがとう」と言って見てみると
キーホルダーが引っかかって車のキーが
ポケットから落ちそうになっていた。
その子供の口調が子供らしくないので
「ボクはいくつなの?」と聞くと
「はい、お蔭様で来月6歳になります」
と丁寧な言葉で答えられた。
「誰とここまで来たの?」と言うと
「はい、おばあちゃんのお供で来ました」
とても5歳の子供とは思えない言葉使いで
ある。そこで「おばあちゃんはどうしたの?」
と聞くと「はい、おばあちゃんは今トイレで
用を足してると思います」とまた子供らしくも
ない言葉である。そんなに用を足してるなんて
具体的に言わなくてもいいよ!と思ったが
僕は苦笑するばかりである。
子供は僕をまじまじと見て「どうして髪の毛が
長いんですか?」と逆に聞かれてしまった。
「それはね、おじさんは床屋さんに行くのが
苦手だからなんだよ」と言うと「だったら
美容院に行けばいいじゃないですか?」と
切り返された。「床屋さんと美容院の違いが
わかるの?」って聞いてみた。
すると子供は「床屋さんは男性が、美容院は
女性が行くんですよ」・・・・・・もういいよ!
こっちが疲れる^^ 5歳の子供が男性だとか
女性とか、普通言うか? 念のために聞いてみた。
「いつも、そんな話し方なの?」 すると子供は
「僕が物心ついた頃から・・・」と言い始めたから
話をさえぎるように「わかった!わかった・・もう
その辺でいいからね」と言い、後はその子供が早く
どこかに行ってくれることを願うだけだった。
ちょうどその時、用を足し終えた(?)おばあちゃんが
戻ってきて「○○ちゃ〜ん、そろそろ出かけますよ〜」
と子供に声をかけていた。
「は〜い、おばあちゃん」と言いながらおばあちゃんの
所に行ったが、立ち止まって振り返り僕を指差しながら
「ねぇ、ねぇおばあちゃん、あのおじさんが寂しそうに
してたから、僕が話し相手になってあげてたんだよ!」
と言っていた。
行って子供のお尻をペンペンしてやろうかと思ったが
僕は笑って見送るしかなかった!!
昨日行った岐阜県郡上市美並町
にあった「日本まん真ん中センター」です
この建物の上にあるのは世界最大級の
日時計です

詳しく知りたい方は
こちらをどうぞ!
日本まん真ん中センター

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