PCを開いてみたものの何もこ書くような
ことがなく、一昨年のことを書きます。
その頃は、北陸の方をブラブラとしていたが
たまには名古屋に帰ろうかと思い、156号
線を名古屋に向かって走っていた。
その途中の岐阜県の郡上市で休憩をしていたら
このままどこかに行きたくなってしまった。
地図を見ると、そこからは長野県の松本市まで
100キロはあると思うが、夜には着くだろう
と思いそのまま松本に向かってしまった。
郡上から松本までのルートを走ると、飛騨の高山
という街を横切ることになるのだが、本題に入る
前に、この高山について、ふれてみます。
この高山市は岐阜県北部に位置する街で歴史の
ある古い街でもある。
2005年、近隣の9つほどの町村が合併して
高山市に編入されたため、一躍、日本で一番の
面積を有する市になりました。
その広さは東京都に匹敵する広さである。
東西81キロ・南北55キロもあり、なおかつ
長野県・富山県・石川県・福井県と県境を
接しています。
一つの市がこれだけの県境と接しているのは
珍しいのではないだろうか!
僕が郡上市から長野県の松本市まで移動する
のに高山市を通過したが、かなりの時間を
要した。 県境には安房峠があり昔はかなりの
難所だったらしいが、今は安房トンネルがあり
時間も短縮されるようになった。
というわけで松本に着いたのはもう暗くなって
いた。 そこから白馬の方に行こうと思ったが
途中で断念して、通りかかった大町市内で夕食
をとり、近くにあった居酒屋に入った。
店には2人の先客がいた。その男達は僕が遠く
から来たとわかると、いろいろ話し掛けてきた。
あまり知らない人と話しするのは苦手な方だが、
このブログを始めてからは、知らない人であって
も、積極的に話しようと努力はしている。
そして閉店の時間近くになって、一人の客が
帰って行った。すると残っていた客が先に帰った
男の悪口をいい始めた。 人の悪口なんか聞きた
くなかったが、仕方がないから聞いていた。
男は「あいつは近くに住んでるんだが、俺は
あいつが大嫌いだ!」と顔をしかめて言っている。
その時、入り口がガラガラと開いて、帰ったはずの
男が入って来た。 「今、何か俺のこと言ってた?」
と言ったが、悪口を言っていた男はニコニコしながら
「どうしたんですか?忘れ物?」と言い、話をはぐら
かせていた。 その男はタバコ忘れたと言い、忘れ物
を持って帰って行った。
それから悪口男も帰って行ったから、僕は店の人に
「いつも、あんなに悪口言うの?」と聞くと、店の人は
「誰かの悪口を言わないと帰れないみたい!」と言って
いた。
それから2,3日たってから、その居酒屋に行くと
また、その2人がいた。
また今日も同じパターンになるのか と不愉快な気分に
なった。 しばらく飲んでいて悪口男がトイレに行った。
その時、たまたま男に電話が入り「もしもし」と言い
ながら、店の外に出て行った。
トイレから戻った悪口男は、男が帰ったと思ったのか
また悪口を言い始めた。
そんなに大きな声で言ったら聞こえるぞ!と心配に
なった。 案の定、男に聞こえてたみたいで勢いよく
入り口の戸が開いて「それは俺のこと言ってるのか!」
と言いながら男が入って来た。
これはまずいことになったな!と思い、ケンカになったら
すぐに中に入って止めようと身構えた。
しかし悪口男は「いやいや、あなたのことじゃないですよ
!」とシラをきっていた。「今の話は、私の会社の人の
話ですから」と言い、あくまでもシラをきっていた。
僕はこんな雰囲気の中で飲みたくなかったから先に帰る
ことにした。
それから3回目に行ったら、またその2人がいた。
どうも2人とも常連のようである。
今まで来た2回とも、同じようなパターンになったが、
まさか僕が来た時だけ、偶然にも同じ事が続いたのか、
それとも、僕は2人の演出に騙されているんではない
だろうか? と不安になってきた。
まぁ俺には関係ないからと黙って飲んでいた。
その日は、いつもより早く男が帰って行ったが、悪口男は
何も言おうとしない。
ちょっとは反省したんだな? と思っていたら、悪口男は
10分ほどたってから、チラッと入り口に目をやってから
「最近、あいつは帰った振りして入り口で、聞き耳を
立ててやがるからな!」と言う。
そんなに気になるのなら悪口なんか言わなきゃいいのに
と思うが、悪口男はそれから怒涛の勢いで、悪口を
並べ始めた。
僕は段々と気分が悪くなり「もう、わかったからいいよ!
俺はアンタの話を聞きに来たわけじゃないし、酒もまずく
なるから、やめてくれ!」と言うと、男は不満そうで
あったが、意外とあっさり「わかりました」と言って
帰って行った。
そのあと黙って一人で飲んでいると店の人が「ごめんね!
いつも嫌な思いをさせてしまって」と言ったが、僕は
「気にしないで下さい! 何処の居酒屋にでも、あんな
人は一人くらいいるもんですよ!」と答えていると
ガラッと入り口が開いて人が入って来た。
振り返ると、悪口男が立っていた。
そして悪口男は「今、私の悪口言ってなかった?」と
言った。
僕は大笑いしそうになったがガマンした。
人の悪口を平気で言える人って
自分も言われてるんじゃないかと
気になるものなんですね!
長々と書いてしまいましたが、ご精読
有難うございました。
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